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「愛怨」 in ハイデルベルク 第7回
この「愛怨」ですが、台本は瀬戸内寂聴先生です。初めてオペラの原作、台本を書かれたとのことで、その御苦労は私たちがオペラを実際に見た千秋楽6月5日の前日、6月4日にハイデルベルク歌劇場での特別講演会でユーモアを交えながら語られました。

三木先生は徳島の出身ですが、寂聴先生も同じ徳島の出身で、以前から交流はあったそうですが、この新国からの新作の委嘱にあたり、以前から寂聴先生の美しく理解しやすい文体がオペラに適しているという考えられていたとのこと。そして、「奈良時代」「遣唐使」「初期仏教」「琵琶」という4つのキーワードを元にオペラの台本を書いて欲しいと依頼されたそうです。寂聴先生は慣れないオペラの台本ということ、超多忙なこともあり、創作は遅々として進まず、台本の提出は期限は大幅に過ぎてしまいました。新国から矢の催促を受け、改めて契約書を読み直すと、台本が書けなかった場合、罰金を払わなければならないことが分かり、一生懸命書きました、とユーモアたっぷりに告白。会場は温かく大きな笑いに包まれました。

それにしても寂聴先生は88歳ということですが、驚異的にお元気でいらっしゃいます。現地でも精力的にかなりのハードスケジュールこなしていらっしゃいました。実は寂聴先生御一行は4月の「愛怨」の公演に会わせて行かれる予定だったのですが、例のアイルランドの火山噴火で直前に行けなくなってしまい、ようやくこの最終公演に来ることができたのです。しかし、私個人としましては、この日程の変更によって、ハイデルベルクでご一緒することができ、また、愛らしく、素敵な人柄に触れることができ、非常にラッキーな経験となりました。いつか嵯峨野の寂庵にも行ってみたいと思います。

三木先生にしても寂聴先生にしても80歳を過ぎてもまだ現役で素晴らしい仕事をされている方は、やはりそのパワーやオーラが普通の人とは全然違います。私は徳島ではなく、愛媛の宇和島の出身ですが、同じ四国の出身ということもあって、すっかり嬉しくなってしまいました。

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三木先生の講演

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寂聴先生の講演
by hikari-kozuki | 2010-07-02 10:25 | Opera | Comments(0)
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