|
|
第3回もサンクトペテルブルクの白夜祭。チャイコフスキーの代表作「エフゲニー・オネーギン」です。
過去2回は素晴らしさばかりを言ってきましたが、今日は敢えてちょっと苦言を。 演奏には直接関係ないのですが、観客のマナーが非常に悪いのには辟易とさせられました。1度や2度ではなく、どの日も同じようなものでしたで、おそらくいつものことなのでしょう。 隣の人とずーっと喋っている人たち、オペラなどまったく観ないで欲を向きっぱなしの人たち、演奏中でもお構いなくフランシュで写真を撮りまくる人たち、とにかくマナーが悪いのです。そして、その方たちは地元ロシアの方々が多いようでした。 彼らから見たら我々が外国人ですので、これがロシア流だ、と言われれば言い返す言葉はありませんが、周りの人たちに迷惑をかけて良いはずがありません。私の周りの方たちには何度か注意しましたが、言葉がまったく通じないこともあって、ほとんど改善はされませんでした。 服装もラフな方が多く、このあたりは西欧のオペラハウスの雰囲気とは全然違いますが、まあ服装のことはどうでも良いので、最低限マナーだけでも守って欲しいものです。 それからもう1つ。今年もそうだったのですが、スケジュールがなかなか発表されないのには本当に困ってしまいます。白夜祭のオープニングは4月27日からだったのですが、結局ちゃんとスケジュールが発表されたのは、4月の中旬でした。何度かアングラの情報は流れましたが、結局、ほとんどの演目は変わってしまって、本当にギリギリまで決まらなかったのでしょう。 このような状況では、ロシアへ旅行しようと思っている人もスケジュールの立てようがありません。しかもロシアは現在でも査証(VISA)が必要になってしいますので、簡単には入国できないのです。 これは特に困ったことではありませんが、もう1つ。劇場内で白夜祭の総合プログラムを売っていたのですが、これが2008年シーズン(昨年度)のものなのです。それもかなり堂々と売っていましたので、間違って買ってしまう人も続出していました。もちろん今年の総合プログラムも売ってはいたのですが、こちらはかなり目立たないところでしか売っていなかったので、昨年度の余ったものを売りたがっているのは明白でした。 しかし、今年の総合プログラムに比べてかなり安かったので、ディスカウントしていたのは間違いありませんし、翌日間違って買ってしまった!クレームをと言ったらちゃんとお金を返してくれたらしいので、そのあたりは微笑ましいと言えないこともありません。 さて前置きが長くなりましたが、「エフゲニー・オネーギン」のキャストです。 指揮:トゥガン・ソヒエフ 演出:ユーリ・テミルカーノフ エフゲニー・オネーギン(バリトン):アレクセイ・マルコフ タチアーナ(ソプラノ):入りーナ・マタエワ オルガ(メッツォ・ソプラノ):エカテリーナ・セメンチュク レンスキー(テノール):セルゲイ・スコロクホドフ グレーミン公爵(バス):ミハイル・キット この中で私がもっとも注目していたのは、指揮のトゥガン・ソヒエフでした。1977年北オセチア生まれの若者で、ロシア期待の若手指揮者です。ロシアでも、テミルカーノフの後継者とかゲルギエフ2世と言われているようです。実際にこの「エフゲニー・オネーギン」は素晴らしく、オーケストラを見事に統率、音楽性の高さも感じました。 今年の現在、白夜祭の指揮者は、もちろん総裁のゲルギエフ。そして、名指揮者ネーメの息子・パーヴォ・ヤルヴィ。世界中が注目している逸材です。それからゲルギエフの片腕とも言われるジャナンドレア・ノセダ。彼もBBCフィル、メトロポリタン歌劇場などで活躍中のマエストロです。そして4人目の指揮者がソヒエフということになりますが、ヤルヴィ、ノセダよりもさらに一廻り若い世代ですので、今後、ハーディングらのライヴァルとして、ロシアのみならず世界の音楽シーンを引っ張っていくと思われます。 ![]() マリインスキー劇場ホワイエの休憩時の風景 このようにラフな服装の観客が多い。
by hikari-kozuki
| 2009-09-08 13:20
| Opera
|
Comments(0)
|
![]() 【筆者のプロフィール】 上月光 (KOZUKI,Hikari) 株式会社ラテーザ代表取締役社長。音楽評論家。青山女声合唱団団長、指導者。六本木男声合唱団倶楽部バリトンメンバー。ロイヤルチェンバーオーケストラ相談役、評議員。武蔵野音楽大学声楽科卒業。バリトン。趣味ゴルフ、スポーツ観戦等。熱狂的なACミランのファン(ミラニスタ) 【リンク】 六本木男声合唱団倶楽部 株式会社ラテーザ ピアニスト一世オフィシャルサイト 加圧トレーニングジムスイートアズ カテゴリ
最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
2014年 07月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 05月 2012年 04月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Copyright © 1997-2004 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved. |
| 免責事項 - ヘルプ - エキサイトをスタ-トペ-ジに | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム |
ファン申請 |
||