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2月7日(土)紀尾井ホール「パソナ夢オーケストラ演奏会」
パソナ「夢」オーケストラとは、パソナのア・テンポ事業部がパソナ・グループの力を結集して作ったオーケストラです。ベートーヴェンの9つの交響曲全曲制覇、そしてその仕上げに第九をサントリーホールで!という明確な目標のもとに昨年の6月に結成されました。パソナグループ及びクライアント企業の社員に呼びかけたところ、約300名もの応募があり、厳選なオーディションの結果選ばれたアマチュアの音楽家たち60名によって構成されました。もちろん楽器によってかなりのでこぼこがあったようで、フルートには実に100名近い応募があったそうです(笑)。

さてその第1回の記念すべきコンサートは、チャリティーコンサートとして紀尾井ホールで行われました。この入場料収入は、カンボジアの子供たちの音楽教育のために寄付されるそうです。
プログラムはベートーヴェンの交響曲第1番、第2番、ピアノ協奏曲第3番というもので、これは奇しくも、交響曲第2番が初演された時のプログラムとまったく一緒ものだそうです。
そして、指揮の末廣誠、ピアノのソロは広瀬悦子、さらにコンサートマスターに深山尚久、山中美知子という実力者のアーティストたちが集結しました。

1曲目の交響曲第1番の第1楽章冒頭の8小節くらいを聞いて、ああ、このオケは上手いな!”と確信しました。最初の音があれだけスムーズに揃うのはプロのオケでも難しいことですし、弦楽器各パートの音が1本の線となってハーモニーを作っているのには驚かされました。もちろん、第1番の冒頭の部分は特に入念に練習したのでしょうが(笑)。そしてピアノ協奏曲第3番、交響曲第2番の順で演奏されましたが、音楽的な充実度はドンドン上がっていったような気がします。何より団員たちが晴れの舞台に緊張をしながらも楽しそうに活き活きと演奏している姿には非常に好感が持てました。また、その音楽を半年ちょっとで作り上げたマエストロ、末廣誠の手腕も大したものです。演奏会の後半が始まる前にマエストロから、”この3曲を仕上げるのに必死で、とてもアンコール曲までは手が廻らなかったので、今日はアンコールがありません!”というスピーチがあり、笑いを取っていました。

全6回の演奏会でこのベートーヴェンの交響曲全曲演奏を完結させるようですが、次回以降もぜひ聞いてみたいものです。
by hikari-kozuki | 2009-02-12 11:34 | Concert | Comments(0)
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