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バイロイト音楽祭のチケット
ご無沙汰致しておりました。
相変わらず今年の上半期もバタバタしているうちに梅雨明けとなってしまいました。

さて、バイロイト音楽祭のチケットと言えばプラチナチケットとして知られていますが、急に1枚チケットが余ったという情報が入ってきましたので、皆さんにお伝えします。

8月17日(日)16時開演の「ローエングリン」です。
27列目の21番ですのでA5というエリアで券面額は240€の席です。
キャストは指揮がアンドリス・ネルソンス、ローエングリンがクラウス・フロリアン・フォークト、エルザにエディット・ハラー、2人以外もなかなか素晴らしいキャストが組まれています。

このチケットは個人間の取引で私は間を取り持つだけですので、譲る方が33,000円で良いとおっしゃっているので、その料金で買われる方にお譲りします。
もしご希望の方がいらっしゃれば、なるべく早めにお声掛け下さい。
# by hikari-kozuki | 2014-07-29 17:12 | Opera | Comments(1)
謹賀新年
新年明けましておめでとうございます。
皆さんの新しい年を如何お過ごしですか。
皆様方にとって素晴らしい年になるようにお祈り致しております。

私は悔いの残らない1年になるよう、例年通り突っ走って行きます!

12月23日のNHKの番組は見て頂けましたか?
番組は感動的な良い番組だったと思いますが、演奏の部分があまりに短かったので、DVDやCDは発売されないのか?という声が数多く寄せられています。
# by hikari-kozuki | 2014-01-08 18:03 | Concert | Comments(1)
ヴァチカン国際音楽祭 TV放映
大変大変ご無沙汰しておりました。
中には死んだのでは?と思われた方もいらっしゃったことでしょう(笑)。

今年は本当にたくさんのことがありました。海外出張も過去に例がないほど多かったです。

その中でも11月のヴァチカン国際音楽祭のツアーは、総勢が500名を越えるという大型ツアーで、ラテーザ史上、最大のツアーとなりました。

ヴァチカン国際音楽祭と聞いて、聞きなれない方もいらっしゃるでしょうが、ヴァチカンが主催する唯一の音楽祭で、毎年11月の上旬にサン・ピエトロ大聖堂や4大バジリカを会場にして開催されています。今年で第12回を数えますが、毎年必ず呼ばれているホストオーケストラとも呼ぶべきウィーン・フィルの他、2、3のオーケストラが世界中から招聘され、演奏をするのです。今までアジアのオーケストラが招聘されたことはなく、唯一、2005年に小澤征爾がウィーン・フィルを振っただけです。

そのような中で西本智実とイルミナート・フィルハーモニー・オーケストラが今年、2013年のヴァチカン音楽祭に招聘されたことは快挙と言えるでしょう。しかも、演奏会だけでなく、枢機卿ミサにも出演したのです。具体的には11月9日(土)にサン・ピエトロ大聖堂で枢機卿ミサに出演、11月10日(日)にサン・パオロ大聖堂でベートーヴェンの「交響曲第9番」を演奏しました。

準備期間が約半年しかない中、合唱団を編成し、枢機卿ミサで歌うグノーの「サンタ・チェチーリアミサ」と「オラショ」、そして第九を練習し、本番に突き進んだのです。

また、私は西本マエストロから合唱指導を命を受け、約半年間、一生懸命練習を積み重ねてきました。

ミサも第九も非常に感動的な演奏となりましたが、この模様を半年前からNHKがドキュメンタリー番組として収録して、年末に放映されますのでぜひご覧ください。

12月23日(月)17時~ NHK総合TV ”西本智実 祈りの歌をバチカンへ”

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(C)鍋島徳恭

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(C)鍋島徳恭
# by hikari-kozuki | 2013-12-18 11:06 | Concert | Comments(2)
2012年8月 第2回
さて今日は、2012年のザルツブルク音楽祭で目玉の1つであった、ボエームです。

8月13日(月) 祝祭大劇場「ボエーム」
指揮:ダニエーレ・ガッティ
演出:ダミアーノ・ミキエレット
ミミ(ソプラノ):アンナ・ネトレプコ
ロドルフォ(テノール):ピョートル・ベツァーラ
ムゼッタ(ソプラノ):ニーノ・マチャイーゼ
マルチェッロ(バリトン):マッシモ・カヴァレッティ
コッリーネ(バス):カルロ・コロンバーラ

言うまでもなくザルツブルクでも絶大な人気を誇るネトレプコのミミが注目を浴びました。出産以降ドンドン太ってしまって、このまま行ったらどうなってしまうんだろう、と心配していましたが、幾らかのダイエットには成功したようで、重病の貧乏なお針子さんには見えないまでも、お客さんの涙を誘うには十分でした。やや暗めの押し出しの強い美声やテクニックは痩せても太っても健在です。ベツァーラ、マチャイーゼ、カヴァレッティら共演の歌手陣も良かったと思います。

しかし、私が1番感心したのは演出のダミアーノ・ミキエレットです。1975年生まれですから、まだ30代の新進気鋭のイタリア人演出家で、ここ数年の活躍は目覚ましいものがあります。2011年の新国立劇場の「コジ・ファン・トゥッテ」が話題になりましたので、日本人でも知っている人は多いかも知れませんね。

舞台は原作と同じパリ、ただ時代を現代に移しました。このような時代設定は特に珍しくもありませんが、奇を衒うことなく、直球勝負でも細部に渡ってセンスが光るような舞台となりました。屋根裏の若者たちは非常にファッショナブルでお洒落な服装で、ベツァーラはジョニー・デップ風。確かに現代のパリジャンたちは貧乏でもこのくらいの格好はするでしょう。

2幕のカルチェラタンは、背景を大きな現代のパリの地図が覆い、パリの建物の模型がカフェの椅子代わりになっています。3幕の居酒屋の前のシーンは、パリ近郊の高速道路の出入り口付近の工事現場です。そこに深夜営業の立ち飲みのスタンドがあって、現代の寂しい風景としては秀逸でした。今でも脳裏に焼き付いています。これからのミキエレットの活躍が楽しみです!

さてさて、こんなペースで書いていてはいつまで経っても現在に追いつきませんね。
もっと簡単に書いていくようにします!!
# by hikari-kozuki | 2013-01-31 15:02 | Opera | Comments(0)
2012年8月 第1回
新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年7月までで途切れていたオペラ日記、再開させて頂きます。
早く現在に追いつかないと。

8月はザルツブルクの出張が重なってしまい、朝、ウィーンから成田へ帰国したオーストリア航空に再び乗ってザルツブルクへ戻るという強行スケジュールでしたので、日本にはあまりいることが出来ませんでした。

8月9日(木)アレーナ・ディ・ヴェローナ「アイーダ」(ヴェルディ作曲)
指揮:マルコ・アルミリアート
アイーダ:ルクレシア・ガルシア
アムネリス:エカテリーナ・ゼメンチュク
ラダメス:ヴァルテル・フラッカーロ
アモナズロ:アンブロージョ・マエストリ

この日は私の51回目の誕生日。音楽祭シーズンの最盛期であるため、日本にいることは滅多にありませんが、誕生日に素晴らしいスペッターコロ(スペクタクル)が見られるのは幸せなにかも知れません。

8月11日(土)ザルツブルク音楽祭フェルゼンライトシューレ「魔笛」(モーツァルト作曲)
指揮:ニコラウス・アーノンクール
演出:ジェンス=ダニエル・ヘルツォーク
ザラストロ:ゲオルク・ゼッペンフェルト
タミーノ:ベルナルド・リヒター
パミーナ:ユリア・クライター
夜の女王:マンディー・フレドリッヒ
パパゲーノ:マルクス・ウェルバ

今年のザルツブルク音楽祭はチューリヒ音楽祭を一流歌劇場に育てあげた敏腕プロデューサー、アレクサンダー・ペレイラの最初のシーズンとなりました。世界中の一流指揮者、歌手、オーケストラ、演出家が一堂に集められ、カラヤン時代に戻ったような豪華さでした。ここ数年、スポンサーの数も増え好調だったザルツブルク音楽祭ですが、さらに観客数は増え史上最高の利益をあげたようです。
 
この「魔笛」ですが、ザルツブルク音楽祭ではもうオペラは振らないと言っていたアーノンクールをペレイラが引っ張り出し、さすがの存在感を示してくれました。ピリオド楽器を中心にして透明感の高いハーモニー、フォルテとピアノの極端な対比、テンポはかなり遅めですが、美しくスケールの大きな「魔笛」を見た印象で、歌手陣も上々の出来でした。

しかし、演出はガッカリでした。舞台は病院で、ザラストロたちは白衣を着て聴診器をぶらさげています。そして、ザラストロの部下たちは研修生のようです。夜の女王の3人の侍女たちも冒頭、看護婦の服装をしていたので、大学病院の中で2つに分かれた権力争いだったのかも知れません。ザラストロも何だか怪しげで、パミーナを狙って風でもあり、ラストシーンも、夜の女王たちが地獄に落ちていくのではなく、ザラストロのペンダントのようなものを夜の女王と取り合って幕、という演出でした。要するにザラストロも悪い人なのでしょう。さらに最悪だったのは3人の童子たちが禿げヅラを被らされ、老人のようになっていたことです。3人の清らかなハーモニーもあの演出では.....。今年限りにして欲しい演出です。

簡単にすませるつもりでしたが長くなってしまったので、他の演目はまた後日。
# by hikari-kozuki | 2013-01-23 17:41 | Opera&Concert | Comments(0)






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