夏の風物詩「花火」写真を撮るコツ!一眼レフ初心者でも今年こそ、きれいに華やかに!
2016年 07月 27日
夏の夜空を華やかに彩る花火!「日本の夏」の風物詩のひとつですね。今年もそんな花火の季節がやってきました!今週末は東京を代表する「隅田川の花火大会」が開催される予定ですが、全国各地でぞくぞくと花火大会が開かれているので、ぜひみなさんもお出かけして、きれいな花火写真を撮ってみませんか?
でも、「初めての私でも撮れるか不安…」、「なかなかきれいに撮れない…」という方も多いはず…。そんな悩みにお応えして、みなさんが少しでも満足のいく一枚を撮れるように、今回はブロガーさんたちの花火写真の撮り方をご紹介!今年こそ、きれいに撮れたらhappyな気持ちになれそうですね。ただいま夏の投稿キャンペーンも開催中なので、そのコツをつかんでぜひお気に入りの花火写真を撮ってみましょう!
初心者でも大丈夫!!一眼レフで撮る花火写真の基本を覚える!
花火写真は失敗が多く、ピンぼけしたり、真白になってしまったり…。そんな経験、みなさんにもありませんか?コンパクトデジカメの場合は「花火」モード、なければ「夜景」モードにして三脚を使うことで花火写真が撮れますが。デジタル一眼レフやミラーレスカメラで、より一層きれいな花火写真を撮るには、きちんとした設定と用意するものを頭に入れておくことが肝心です!
「今夜もeat it」のカメラマンの関川さんは写真講座ブログのほうで、初心者向けに一眼レフで撮る花火写真のコツを紹介しています。以前、エキサイトブログ編集部の「エキサイトCAFE」でもご協力いただき、花火の撮り方をご紹介しましたが、行く前の準備からカメラの設定までていねいに教えてくれています。
【用意するもの】
・カメラのほかに、三脚、ペンライト、リモコン、予備バッテリー
【設定】
●撮影モード/「B」=バルブモード。なければ「M」=マニュアルモード。
●シャッタースピード/「M」モードの場合、ダイヤルを回して“BULB”に設定。
●絞り/F8~F11ぐらい。花火が明るい場合は絞りの数値を高めに。
●ISO感度/最低感度の100~200ぐらい。花火は明るいので最低感度で大丈夫。
●フォーカス/MF(マニュアルフォーカス)に設定して、ピントは∞(無限大)に。
詳しい設定のしかたはブログをチェック!とにかく花火写真はたくさん撮って感覚をつかむことが大切!とアドバイス。当日慌てないために準備をしてトライしましょう!
ふんわり&幻想的な光の世界を楽しむ!アート風な花火の撮り方
オーソドックスな花火写真の撮り方とは少し違って、わざとピントをずらすことで、ふんわりとした光が楽しめるアート風な花火も撮れるのはご存じでしょうか? 以前から「福田式」と呼ばれたり、「アート花火」と言われている撮り方のひとつですが…。こちらのPhotographerのHARU*さんは、そんなアート花火の撮り方を紹介しています。花火の光が、まるでたんぽぽの綿毛のようなふんわりした仕上がりになる一枚。スターマインのような “ばんばん”打ち上がるものではなくて、単発ずつの花火の方がキレイに撮れるとアドバイス。そのコツは…。
①ISO100~160/絞りF8~16/バルブ撮影に設定。
②ピントはMFでだいたい目視で距離合わせ。
③レリーズが有ればいいのですが、ない時は… 花火が打ち上がるタイミングでシャッターボタンを押し→花火が開ききったところで離す。
これで、画像を確認しながら設定やピントを調整。アート花火は、ここからがポイント↓
④花火が開いた瞬間にピントリングやズームリングを回す。
「このタイミングが難しく、失敗も多いですが、たまにすごいのが撮れるとうれしいです」といいます。何度も試しているうち、「これはすてきに撮れた!」という一枚に出会えると思うので、みなさんもぜひその感覚を覚えてみてくださいね!
たくさんの花火を撮って華やかに仕上げる「多重露光」の3つ方法!
単発の花火を撮るコツがつかめるようになったら、少しステップアップ!たくさんの花火を入れて、より華やかな花火を撮ってみたい方に、こちらのairplaceさんは花火を重ねる多重露光のコツをアドバイスしています。
カメラの機種によって多重露光機能が付いているものもあれば、付いていないものもあります。付いていない場合は、黒い紙をシャッター替わりに使って、ひとつの花火が終わるごとにレンズを覆いながら、重ねて花火を撮るコツを紹介しています。カメラに多重露光機能が付いている場合はその設定方法を。そして、撮った花火をPCで組合せるコツも…。それぞれ詳しく紹介していますので、ぜひみなさんも参考にして、華やかな花火写真にトライしてみてくださいね!
コンパクトデジカメから一眼レフまでの花火の撮り方の基本もこちらに紹介。
●夏だ!デジカメを使った花火の撮影の仕方。
花火写真は構図も大切!周囲の風景を考えながらバランスよく撮る!
最後は華やかな花火写真で知られるfuruinu3さんの参考例をご紹介。エキサイトCAFEで夏写真の撮り方を紹介した記事にそのコツを掲載していますので、併せてご覧くださいね!furuinu3さんは事前に打ち上げプログラム、天気予報で気温、風向きなどもチェックしておくといいと言います。撮影モードは「bulb」。絞りはF11前後でそのつど微調整、ピントは∞固定が基本。多重露光の方法として、黒いうちわでレンズに「蓋をする」→「開ける」を繰り返す方法や、PCで重ねるコツも編集部ブログに紹介しています。
その上で、大切なのは構図。「すてきな風景にきれいな花火が写っている…」という写真をいつでも願っているそうです。たくさんの花火写真例を見ると、風景の入れ方や構図が参考になりますので、ぜひみなさんもチェックしてみてくださいね。
★エキサイトブログCAFE
■ブロガーに聞く!一眼レフで花火をきれいに撮る方法!
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