災害時に役立つ!「非常食」&電気もガスも使わなくてもおいしい「時短レシピ」
2016年 04月 19日
4月14日から発生した熊本県を中心とした地震は、いまだに震度4以上の強い地震がたびたび続いていますが、犠牲になられた方々には心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々には、お見舞い申し上げます。不安な日々をお過ごしのみなさまが、一日でも早く安心して暮らせる日がくることをお祈りいたします。
暮らしノートでは前回、災害時に役立つ「缶詰レシピ」「防災食」「非常食」記事をアップしましたが、本日はそのpart2として、”電気もガスも使わなくても、おいしいごはんが食べられる”ということをキーワードに、災害時におすすめの「非常食」と「火を使わない時短レシピ」をご紹介します。
少しでも不自由な生活を送られている方のお役にたてられれば…と思いますが、被災地以外のみなさまにとっても、いざというときにぜひ活用していただければと思います。
これさえあれば「あったかごはん」が食べられる!便利なアルファ米とヒートパックでカレーライス
日ごろから防災用に備蓄しておくと便利なアルファ米はご存じでしょうか。防災用の食糧として、すでに用意している方も多いかもしれませんね。アルファ米は水またはお湯でごはんに戻るので、災害時にライフラインが全滅して電気もガスも使えなくなっても、おいしいご飯が食べられるとして便利です!
そのアルファ米を試食したレポをアップされているのが、防災に詳しく、3.11の防災グッズ&対策記事でもご紹介しました「ひとりぼっちランチ」のミドリさん。ペットボトルの水とこのアルファ米があればごはんが食べられますが、せっかくならあたたかいごはんが食べられるようにと、ミドリさんは「モーリアンヒートパック」という発熱材をいっしょに用意。モーリアンヒートパックは、火や電気がなくても、少量の水さえあれば化学反応で発熱し、食べものや飲みものを温めることができるツールです。それをアルファ米にそそげば炊きたてのようなごはんが食べられる!というわけですね。
こちらの記事ではその使い方を写真とともにご紹介。このときはレトルトパックのカレーも温めて、カレーライスを作って試食されました。ホカホカでおいしかったようです。避難生活で心も体も疲れてくるころに、あたたかいカレーライスが食べられたら心がほっこりしますね。とくにお子さんはカレーが大好きなのでおすすめします。発熱剤は赤ちゃんのミルクを温めるときにも役立つので便利そうです。
ピラフやチャーハン、五目御飯にパスタまで勢ぞろい!おかずも日替わりでいろいろ!
最近のアルファ米はとても進化しているそうで、白米のほかに、牛飯やわかめご飯、五目御飯、山菜おこわ、鳥そぼろご飯のほか、カルボナーラ やナポリタン、ペペロンチーノなどのパスタまであるそうです。
引き続き、ミドリさんのこちらの記事も参考になりますが、白ごはんのほか、えびピラフとチキンライスを購入。おかず用には、レトルトカレーをはじめ、無印良品のごはんにかける胡麻味噌坦々スープ、ツナ缶、焼きとり缶、サバの味噌煮缶、味噌汁、カップスープ、ふりかけなどをローリングストックしているそうです。これだけ用意しておけば、いろいろな味が味わえて飽きないですね。
この日はちょっと違った食べ方にトライ。発熱剤を使って、アルファ米に熱湯をそそいでかき混ぜてから15分後に、顆粒コンソメ、コーン、スライスチーズ、薄切りカルバスを混ぜていただいたようですが、とてもおいしそうです。
非常時は不安な気持ちになったり、ストレスがたまったりしますが、そんなときに、あたたかくておいしいものを食べられれば、心も体も少し癒されるのではないでしょうか。
みなさんも日ごろから自分の好みも味の非常食をいろいろ備蓄して、災害時に活用してみてくださいね。
非常食でおかずを作る!調理パックの野菜+缶詰めの「イカと豆もやしの和え物
日ごろから非常食を用意していると、いざというときに役立ちますが、先ほどの防災食や缶詰以外でも、常温保存のできる調理パックなどでも非常時に役立つことがあります。
こちらのmareemonteさんは、非常食でおかずを作るシリーズをブログにアップされていますが、そんな中から、火も水も使わずに簡単に缶詰とパックの調理品で、こちらのおかずを一品仕上げました。これは、豆もやしとイカの和え物。豆もやしはパックされている調理品です。冷蔵での保存でなくても大丈夫なもので、保存は購入時より1カ月半くらいの設定だそうです。
保存が切れるころには食べてしまい、切れる前にまた新しいものをストックしておけば、いざいというときの非常食に活用できそうですね。
作り方はいたって簡単!豆もやしの水分を切り、イカの缶詰と合わせるだけ。もちろん、ガスも電気も使いません。
野菜は缶詰めや瓶詰の種類が少ないので、パックの野菜は便利かもしれませんね。お好きな調理パックと缶詰を組み合わせていろいろ試してみるといいでしょう。
火も使わず、切って和えるだけ!ガスも電気も使わない時短レシピ
東日本大震災のあと、少しでも被災地の方々や災害時に役立つレシピを…という思いで、「電気もガスも使わないレシピ」という本を出された、イギリス在住のエリオットゆかりさん。このとき、ブログのほうにも、「火を使わない時短レシピ」や「水を使わないレシピ」などをたくさんアップされまし た。
その時の記事から、手に入りやすい食材で作れる時短レシピをご紹介。
ツナ缶詰と豆腐、キュウリを和えて胡麻ドレッシングを加えるだけで、おいしくてかんたんなおかずが1品でき上がり。状況によっては手に入りにくい食材もあるかもしれませんが、ツナ缶と豆腐パックはコンビニでも調達できるので試してみてはいかがでしょうか。
ほかにも火や水を使わない時短レシピがあるので、ぜひ参考に!
◍水を使わない時短レシピリンク集 1
いわしの缶詰で作る簡単混ぜごはん!
非常時にあると便利なのが魚の缶詰。いわしの味付け缶詰やさば缶詰、ツナ缶詰などですね。こちらのshiawase_gohanさんは、いわしの缶詰を作った混ぜごはんを紹介しています。
ごはんは炊き出しの方からいただいたり、あるいは、先ほどご紹介したアルファ米などを利用して用意できれば、あとは簡単。ガスや電気、水が止まってしまってもさっと作ることができるレシピです。ごはんは丼ぶり1杯分に、いわし味付き缶、またはいわし味噌煮缶を1缶使います。
薬味に玉ねぎやショウガ、大葉などを使っていますが、手に入らないときは、チューブのショウガや乾燥ネギなどを利用したりして、うまくアレンジしてみるといいでしょう。
また、記事内ではまな板や食器が洗えないときの工夫や割り箸が便利だった話題などもつづっていますので、併せて参考にしてみてくださいね。
★災害時に役立つ防災グッズ&防災対策に関しては、こちらの記事もぜひ参考に!↓
◍3.11から学んだ「もしも…」の備え!「わがやの防災グッズ&防災対策」