お花見シーズン到来!「桜ショット」をきれいに&かわいく撮るコツ!
2016年 03月 18日
あたたかい春の日差しをあびて、桜のつぼみも一気にふくらみそうですね! 今年の桜の開花予想は例年より早く、関東から西にかけては、今週末の連休からぞくぞくと開花し、見ごろは3月の末あたりとか…。
「いよいよお花見シーズンが到来!」と思うと楽しみですね!!
桜が咲き始めたら、さっそくお出かけして、きれいな桜ショットを撮ってみませんか?
いつもは家事と仕事、子育てに追われて忙しい日々を送っている方も、週末にはカメラを持ってお出かけすればリフレッシュ! ふんわりとやさしい桜の花びらや淡い色合いをとらえながら、自分らしく、きれいに、かわいく、ときにはカメラ女子風にも、ちょっとアート風にもドラマチックにも撮ることができたら、うれしいですよね。
そこで今回は、お花見シーズンに向けて、「桜ショットの撮り方」を紹介しているブロガーさんたちの記事をまとめてみました。
見ているだけで、心の癒しにもなるすてきな桜ショット!「今年こそ私もきれいに撮りたい!」と願うみなさん、そのコツをつかんでぜひ自分らしい桜ショットをたくさん撮ってブログにアップしてみてくださいね!
淡い桜の色をきれいにとらえながら、一眼レフでふんわりとやさしく撮るコツ!
桜の花はうっすらピンク色ですが、写真に撮ってみるとまっ白になってしまって、あのやさしくて淡い色合いを出すのは難しいと思ったことはありませんか。
桜の花は実際に見てもかなり白に近い薄ピンクですが、淡い色をやさしく出しながら、花びらをふっくらと、かわいく&きれいに撮ることができたら…いいですよね。もちろん、桜の種類によっても色味は少しずつ違いますが。
そんな方へのアドバイスになる記事がこちら…。フォトスタジオでの撮影経験を経て、現在は出張撮影をしているという女性カメラマンのphotoco出張撮影さんは、桜を一眼レフできれいに撮るときのコツを紹介しています。
まずはアップで撮るコツとして大切なのは「色をきちんと出すこと」と言います。
一眼レフにはピクチャースタイル(メーカーによって呼び名が違いますが)という設定がありますが、「色みをきちんと出すために、ピクチャースタイルを風景にするとコントラストが強くなる」といいます。また、露出をオートにしていると、被写体の色が淡いピンクだと白飛びするので、「露出をプラス補正にするといい」と言います。
加えて、花をアップで撮る際に、桜の花がふんわりと浮き出て背景がやさしくぼけたようにするには、「絞り(F値)は小さいほうが背景がボケて映えます」とアドバイス。
このボケ加減を自分でもいろいろ試してみると、きっといま人気の「ゆるふわ」なカメラ女子風のやさしい写真も撮れそうですね!
他にも、桜の色をより引き出す背景として、苔に落ちた花びらのじゅうたんも「緑の色がピンクをより引き出してくれる」とか、「空の青を入れると対比になる」などのポイントも教えてくれています。
一眼レフ初心者という方はぜひ試してみましょう!
曇りの日の桜を撮るには…?ホワイトバランスで調整!
青空の日の桜は青にピンクが映えてきれいですが、空がどんより曇っている日は、淡い桜の色と空が同化して、メリハリのない写真になってしまいがちですよね。
みなさん、そんなときはどうしているのでしょうか?
こちらのちび子さんは「曇りの日の桜の撮影の練習」に、愛犬のこなつちゃんといっしょにお散歩してきたようです。
調べてみると「背景を山など色の濃いものにして撮るといい」と書いてあったそうですが、後ろに山がなかったので…。この日はホワイトバランスで調整したそうです。
・ホワイトバランスは「曇り」設定
・さらに、マゼンダ側にちょっと補正
・露出はプラス補正
この設定だと実際よりも濃いピンクの桜に撮れるので、曇り空に溶け込むことはなくなったようです。
こなつちゃんをバックに撮ったこちらの一枚、桜もしっかり撮れていますね。
みなさんも曇りの日の桜ショットを撮るときは、こんな設定練習してみてはいかがですか?
引いた風景写真から花のマクロ撮影まで!シーン別にコンパクトカメラで撮るポイント
「コンパクトカメラでも、一眼レフのようにきれいに撮れたらいいな」と思う方もいますよね。いまのカメラは性能がいいので、コンパクトカメラでももちろんきれいな写真が撮れますが、シーン別にさらにちょっとした工夫すれば、さまざまな撮り方ができる、という作例を挙げて、撮り方のコツを紹介しているのは、こちらのp_chansblogさん。
たとえば、
・桜と電車をからめたいときには、「電車が来る音を聞きながらわずかに早めのタイミングでシャッターを切ると、ちょうど電車の先に桜が入って構図的に適切」だとか。
・「コンパクトでもマクロモードにすると背景は大きくボケるので立体感が出る」
・「背景ボケに菜の花を入れる」と春らしい。
・青空がきれいなときは、「空の面積を大きくとるといい」
・「マクロで桜をドアップにすると図鑑的になってしまうので、マクロモードにしても 少し引き気味で写す」
など、いろいろなシーンやパターンに応じた撮り方のコツを写真とともにアップしています。その作例はなんと15枚もあるので、これは取り入れてみたいなと思うコツをぜひ参考にしてみてくださいね!
コンパクトカメラでもいろいろ楽しめそうですね!
望遠レンズを使ってアート風な桜を撮る!
桜の写真は難しいというこちらvivid_bitさんですが、いろいろなカメラやレンズを使ってアート風な桜ショットを紹介しています。
いくつかある桜の記事でも詳しく紹介しているのが、望遠で桜を撮るという方法です。これはキヤノンを代表する望遠単焦点レンズ(EF135mm F2L USM)で六本木の桜を撮ったそうです。
「望遠で撮ることで、桜の持つ妖艶な雰囲気をふんわりと写し出しつつ、花びらから枝まで細かいところも描写してくれます。ボケもとても大きく素直です」とvivid_bitさん。ボケがとにかく美しく、絞り開放でも安定した描写を見せてくれるといいます。
また、どうしても桜を撮ると太陽光の当たっている部分と日陰の部分のコントラストがつきすぎて、どぎつい写真になりがちなことも…。そのイメージを緩和するために、ストロボを使って全体に光を回して、バランスを整えたりもしているようです。
こちらのvivid_bitさんさんは夜桜ショットの撮り方や、青空の下の桜もきれいに撮っていますので、ぜひ↓こちらの記事も併せて参考に!
●ミッドタウン・六本木・夜桜
●青空と桜
構図や光のとらえ方、背景ボケ、シーン…の違いでぐんとすてきな桜ショットに!
最後にもうひとつご紹介したいのは、写真ブロガーさんたちの間で憧れの存在として人気の「* thank you *」のmasamiさんの桜ショット。
ひとつひとつの記事に撮影テクはとくに紹介されていませんが、構図や色合い、背景のボケ感や光のとらえ方、シーンなどを参考にするにはとても勉強になります。
こちらのmasamiさんの桜ショットを見ただけでも、どこにピントをおいて、あとの背景をどんなふうにぼかすと雰囲気がぐんとドラマチックに見えるか…といった違いがよくわかります。また、逆光気味に撮ると花びらが透けて輝き、とてもきれいに見える…とか。構図やアングルの違いだけでも雰囲気ががらりと変わるということもよくわかります。
1枚1枚どんなふうに撮っているのか、写真を見ながら研究してみることをおすすめします!
以前、編集部ブログで夏の花の撮り方のコツを教えていただきましたが、光のとらえ方や構図、背景のぼかし方などはそちらで詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
masamiさんの桜ショットがまとめて見られる『今井の桜』のカテゴリもぜひ参考に! ↓
●今井の桜