
撮影はバイーアで行われているのかな? いつもバイーアのアーチストやカポエリスタとか海とか出てきます。海外の番組ではなく、NHK制作の番組みたいなんですが、クラシックピアノを頭でっかちにというより、感性や精神、本能や自然、アイディアを大事にするブラジルらしい素晴らしい番組なんですよね。きょうはCLUBE DO CHORO DA BAHIAのMestre Cacau do Pandeiroが出てきてびっくり!PIANOで育ち、その後Percussionな僕としても、面白い&興味深い番組。戦後、GHQや米国の商業からもたらされる情報や価値観、視野範疇におもいっきり侵されてしまっている現代日本。多くの世界史の舞台となってきている西欧主導の色んな価値観はあるけれども、この番組ではポルトガル生まれのマリア・ジョアン・ピレシュがバイーアで、白人のお金持ちの子たちを対象に授業をしつつ、現地のお金持ちでないアフリカ系ブラジル人のみなさんの持たざるともより豊かな音楽・精神文化が紹介されていて、生徒と彼らが混ざってワークショップをやったり、西洋音階・音楽に対し、アフロブラジル音楽とのセッションもあって、とても有意義で、新たな発見・価値観・視野を切り開く可能性があると思います。

やっぱりこういう番組は拝金・営業・スポンサー主義スキームでしかない受動的制作やチャンネルには出来ないよな~。 付加価値・文化度が違う!

でも、そういえば、今週はBSi(TBSのBSチャンネル)でもブラジル音楽の番組やってたな。素晴らしく編集されていた。ああいう番組がどんどんいつもリピートされたら、ブラジル音楽ファンじゃなくて、もっと一般的な層にインパクトを与えられるだろうな!