とっても素敵でした。
僕は無条件な神格化を好まない人間ですが、それにしても神々しかった。
そしてとても品のあるセクシーさでした。(下品にしてセクシーと一線を画す)
世界的な存在感を表せる大物のオーラはそんじょそこらにない別格なものでした。
大変感謝すべきことに、ど真ん中の前から4列目でIMPERIO-SERRANO団員シャツを着て(1stで歌っているのはIMPERIOの曲)対峙させていただきました。はじめて舞台袖まで出てきた時に合図を出したら応えたくれたのには感謝でした。
超一流のミュージシャンの配置、演奏も素晴らしかった。音響技術者・ローディー・照明・演出効果の方々も。
・・・いやいや、まだ僕はまだあの素晴らしさをある意味わかっていないかも。。
でも、まったくBRASILやMARISAを知らない歌手の友人もかなり反応していました。
前方にいたのでマイクオフ(フェードアウト)をしている時のマリーザやミュージシャン達のスピーカーを通さない生音をキッチリ確認しましたが、本当にすごいんですね。
前半の方で「あ、きょうはちょっと出にくいんだな」と一部気づいた声もありましたが、それ以上に伝える精神の強さで圧倒する表現者としての姿にも感心させられました。
昨今、この国ではアテブリ、キーコントローラーを使う(嘘)ミュージシャンとして(僕は)恥と感じるパフォーマンスを使い、世の中に修練と天性の感動・品格や美学を伝えることの出来ない方が増え、大活躍なさっていたりしますが、マリーザのあの生の歌声・歌唱・表現力は本当に素晴らしかった。
・・・そういえば敬愛するスカパラの斤ちゃん、観にいらっしゃってましたよ♪ 結構色んな人が世界的表現者をしっかりチェックしに来ていたんだろうな。
僕はリオ北部の名門Escola de Samba、PORTELAの名手であるMauro Diniz氏をMarisaが紹介した時だけ、最大の敬意を込め、「PORTELA!!」とGritaしてしまいましたが、今日は監修のみなさんのExplodeブリもすごかったですね。笑
*同氏の姿を拝見したのは今年の2月にRio de JaneiroのLAPA水道橋下特設シアター・フリーライヴイベント以来でした。(Monarco.Ze Roberto do Imperio.Mauro)
最後は高級ライヴホールからライヴハウスの雰囲気になりましたが、今日はMARISA MONTEを愛する沢山の人たちの姿にも僕は嬉しくなりました。ミーハーなダケだったら歌えない歌を、あれだけ大合唱したんだから!!
国籍や文化圏を越え、歴史に名を残す超一流の表現者の旬な時期のライヴを間近で観れた事に感謝し、今後の糧にしたいと思います。
*沢山のブラジル関係者、古くからの浅草サンバカーニヴァルの担い手の諸兄に再会することも出来ました。嬉しかった!
●最後に
JOAOを、CAETANOを、MARISAを本当に愛して、BRASILも知り、愛して欲しいな。。だなんて思ったりもしました。
・・・MARISAにZONA SULとNORTEをもっともっと行き来して欲しいなだなんて思ったりします。(勝手だけどね。)
RIOの友人からRIOの速報が入ります。
ZONA NORTEに限らず、RIOでは今日色々なことが起きています。世界の状況は全て分かれたものではなく、繋がっています。 また繋げること・分けること、随時です。
でも、僕はMARISAのバンドにいるMAUROに対して特別な気持ちをやはり持ったし、
そのことを思い出しながらも時を過ごしました。"Dança da Solidão"(Paulinho da Viola)をMARISAが歌ったとき、最前列のチェロ、ヴァイオリン奏者やバンド面々が表情をそれまでと変えました。
感じて来ている全ての人たちが,
何かあの瞬間
それを感じたと思います。
満員のオーチャードホールで。