写真展のサイン会で仙台を訪れた椎名さんのため
このブログで紹介できるようにと、
地元のスタッフがラーメン屋に予約を入れたことはすでに聞いていた。
「椎名さん、仙台のラーメンはいかがでした?」
「ラーメン屋なんか行ってないよ」
「だって地元の知り合いがわざわざ予約したって……」
「ああ、そういえば、そんな話があったっけか。
でも、別の店に行っちゃった」
「ぎゃぼ。そんなに好きな麺がありましたっけ? 仙台に」
「何を言う。おぬしも麺甲スタッフのはしくれなら、
今泉三太夫、一世一代の決めゼリフを忘れたとは言わせんぞ」
「あっ! うーめんですね!」
「それもシーズン真っ盛りのカキうーめんだ。
仙台といえばカキ。そしてうーめん。
ちょっと濃いめのつゆに、片栗粉をからめたカキがよく合って、
カキの火の通り具合がまた絶妙。元気が出る味だ」
「のう三太夫。うーめんとはどんな味がするんじゃ」
「とにかくうーめえんでござる」
麺甲の歴史に残るこの名(迷?)ゼリフ、
そういえば『爆裂麺喰がしがし団』の今泉三太夫と椎名さんが
仙台駅地下の郷土料理店『みやぎ乃』で交わしたものでした(^_^;)
(詳しくは
小説新潮連載版の第3回をご覧ください)。
(レポート:
海仁)