ご褒美

先日、ある女性作家が、゛一作書き上げるとよく頑張った自分にちょっとイイ品物を買う。それが自分に対するご褒美。゛と書いてあった。
確かに、その気持ちはよくわかる。
でも、もっとよくわかったのは、その作家は自分の作品が映画化されると、一般の観客と同じ視線で観るために、電車に乗って映画館に行き自分でチケットを買って観るそうだ。
そして今回も映画館に向かうために電車に乗ると、ナント、目の前に座っている素敵な女性が彼女の書物を夢中で読んでいた、と。(!)
作家は声をかけた方が良いのかと思ったり、いや、そんなことをしたらイメージが崩れるからダメだ、と思ったり混乱状態。そして一人赤面しドキドキと心臓が波打ち・・・という経験をしたそうだ。
そして、最後に作家は、自分の書物を読んでくれている偶然のその光景が゛何よりのご褒美だった゛と書いてあった。



私はそれを読んでいて、懐かしいシーンを思い出した。
株式会社キレイコムを創業した頃、40分程の電車通勤をしていた。
創業時なんて誰でもそんなものだが、寝る時間の4~5時間を除き、
それ以外の全ての時間は仕事をしていた。
゛疲れた・・・゛なんて思う瞬間も無く、とにかく働く。
私は、唯一の情報収集として、毎朝、通勤電車で日経新聞を読んでいた。
と、そんないつもの朝、私は自分の目を疑うような記事を目にした。
そう!
私の会社の記事が出ていた。もちろん、゛代表取締役社長 林幸千代゛と
ハッキリ書かれていた。(!) 
先般の作家同様、一人意味無く赤面し心臓がドキドキし、何度も何度も
その記事を読んでみるが一向に頭の中に入らない。
すると、ナント、隣に座っている素敵な紳士も同じ箇所を読んでいるでは
ないかっ!
私は作家同様、「あの~、それは私です。」と言おうかと思ってみたり、
いや、言ったところで不気味に思われるとあれこれ考えたり・・・(笑) 
そんな嬉しくも有り、照れくさくも有りという経験をしましたが、それが
今までの仕事人生の中で、一番最初の゛ご褒美゛だったような・・・
『少しは私も仕事をしているんだなぁ・・・』と初めて思った瞬間でしたね。

そして、最高の゛ご褒美゛とは、自分が自分のためにすることでは無くて、
自分以外の誰か(今回の場合は神様?)が、してくれることなんだなぁと、
つくづく思いましたね。

最近は、『骨気療法』の取材で雑誌やテレビに出る事が頻繁ですが、
最初のメディアデビューはこんな感じでした。(笑)

■『林幸千代美容研究所』
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