ではでは! 今回よりゲーム開発スタッフのコメントをお届けします。
まずは、キャラクターのCGデータ作成について、回を分けて掲載します。
「こまねこDS」のこまちゃんたちは、3DCGでできています。
ポリゴン(※1)です。ハリウッドです。

上の画像が、少ないポリゴンでつくられたこまちゃん。
このポリゴンの数をさらに増やして、テクスチャー(※2)を貼ったりすると、
下の画像になります。

ね。ポリゴンこまちゃんもかわいいでしょ?
ところが!、このテクスチャーではダメだったのです。
なぜかというと、、、このことについては、また別の機会に、、。
このポリゴンこまちゃんには、映画に使われたこまちゃんと同じように、
関節や、その関節を動かす仕組みが組み込まれていて、自由自在に動く
ようになっています。
でも、このポリゴンこまちゃんたちがそのままDSで動き回るわけでは
ありません。
こまちゃんたちにいろいろなアニメーションをつけたら、
それを、ひとコマずつの画像にして、再編集しているのです。
これも映画といっしょですね。
アニメーションをつけるときも、ひとコマずつの画像にするときも、
いろいろな苦労があるのですが、それもまた、別のお話。
※1
3DCG(3次元コンピュータグラフィクス)では、三角形や四角形などの
平面を組み合わせることで、物体を形成します。
その平面をポリゴンと呼びます。
※2
3DCGで、物体の表面の質感や模様などを表現するために貼り付ける画像を
テクスチャーと呼びます。
永吉 誠(ゲーム会社グラフィックデザイナー)