白石康次郎 spirit of yukoh ブログ
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白石康次郎 spirit of yukoh ブログ
spirit of yukoh
単独世界一周ヨットレース「5-OCEANS(5オーシャンズ)」にspirit of yukoh号に乗り込み、日本人初のクラスⅠにてチャレンジする海洋冒険家、白石康次郎の公式(オフィシャル)ブログページです。
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康次郎の世界一周 Ship's Log 1-30
LT12:23 UTC23:23 日本時間31日08:23

緯度:52-00,6S 経度:159-17、0W
天候:C 風:NE 10kt 気圧:1025hp 気温:11℃ コース:143度 艇速:10kt


風、来る!

もう3時間も吹き続けている。
これは本物の風だろう。
少しアップウインドでうねりは前からだが、止まっているよりもましである。
久しぶりのセーリングで、少々緊張している。
毎日100マイル走るのが精一杯であったが、これからはゴールに近づいてくれるだろう。

今日の朝、めざましテレビの前の番組、『めざにゅ~』に生出演した。
結構長い間、キャスターの方と話をした。
そこで、はっと気づいた!
私にはこのレースでもう一つ大切な勤めがあった。
レースはさることながら、こうやって自然の中で、夢に向かってもがいているさまを、
皆様にお届けすることである。
これはとても大切な使命であった。
この「めざにゅ~」は朝の4時からやっている。
夜中仕事をしている人や、朝早くから仕事をしている人が見ている。
当然スタッフも早朝から頑張っている。
そして僕は24時間戦っている。
いわば同志たちが見ている番組だ。

私の尊敬するキャプテンクックも、詳細な記憶を残している。
その記録によって新たな発見や、将来につながる夢や希望をもたらしてくれるのだ。

記録をとることは大変である。
特に私たちのようなシングルハンドセーラーにとっては、大きな負担だ。
しかし、船長としてしっかり記録は残さなければならない。
自分だけの夢ではない、みんなの夢も乗っているのだと、改めて思い起こした。
ベルナールに突き放されて、イラついている場合ではない。
「めざましテレビ」のディレクターが、映像が来ないと、うなされているらしい。
これからは写真もさることながら、映像も送るように努力をしよう。
日本のTV局だけではなく、主催者や世界の子供たちの夢につながってくれれば、
お安い御用である。
今日の生放送で、私がもう一つの大切な成すべき事を再認識した。

反省。


康次郎

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写真:白石康次郎(撮影:CANON EOS KISS デジタルX)
by kojiro_shiraishi | 2007-01-31 12:23 | Comments(0)
康次郎の世界一周 Ship's Log 1-29
時間調整 LT11:00を12:00にする。

LT12:00 UTC 23:00 日本時間30日08:00
緯度51-17,4S 経度:162-33,4W 
天候:O 風:北5kt 気圧:1027hp 気温:13℃ コース:101度 艇速:6kt

昨夜、まったく風が無くなった。
d0073005_21324285.jpg

寝ないで操船に当たる。
よく、風がなくなると、休めるのではないかと思う人がいるが、それはまったく違います。
艇速が無く、舵が取れないので、オートパイロットが「ピーピー」とエラーを出す。
たまに吹く微妙な風にあわせなければならない。
とても神経を使う走りだ。
風がなくなると「ジリジリジリジリ・・・・」と、音がしてくる。
これは船内、船外に取り付けてある、風向計の針の音である。
普段は波の音でまったく聞こえない。
風がまったく無くなると、「ジリジリジリジリ・・・」と鳴り出す。
皆さんでたとえるなら、寝たときに時計の針の音が聞こえるようなものだ。
この音が、聞こえてくると、がっくりする。
あまり聞きたくない音だ。

いまだ、風が安定せず、船は走らない。

毎回、主催者から送られてくる、リーダーズボードを開くのが怖い。
そこには各艇のポジションや走りのデータが書いてある。
昨日、ついにベルナールとの差が1000マイルを越した。
前に1000マイルひらき後ろにも1000マイル開いている。
すごいレースになってきた。
まだしばらく、ベルナールとの差は開くだろう。

もう何も言うことは無い。
ごらんの通りでございます。

皆さんに分かり安くたとえるなら、
道がひどく渋滞していて、自分の斜線は一向に進まないのに、隣の斜線はスイスイ車が走っているようだ。


考えてみると、この高気圧は僕にとって完璧なブロックになった。
もう、見事というしかない。
高気圧が南から現れ、最初は30ktを越す向かい風で襲撃し、次は南北に大きく壁のように無風帯を広げる。
しかも、ゆっくりと僕と同じ方向に移動する。
これには、こてんぱんにやられた!
完璧なブロックだった。
感心するしかない。

トニーに、風がなくなったと、連絡すると
「それはいい知らせだ。中心に入ったから、これからは風が吹くよ」
その時、はたと、気づかされた。
「前向き!」
トニーは僕よりも前向きである。
それにいつも冷静な判断をしている。
さすがである。

今は気持ちを整えるのが僕の仕事のようだ。

朝から、バケツとスポンジをもって船のビルジ(水あか)掃除を一所懸命にやる。
これをやると、初心に帰れる。
外で軽く座禅をする。

気持が少し落ち着いた。

康次郎

写真:白石康次郎(撮影:CANON EOS KISS デジタルX)
by kojiro_shiraishi | 2007-01-30 21:32 | Comments(5)
康次郎の世界一周 Ship's Log 1-28
LT28日12:00 UTC29日 00:00 
日本時間: 09:00

緯度:49-43,6S 
経度:165-15,0W 天候:BC 風:東20kt 気圧:1011hp 
気温:11℃ コース:165度 艇速:9kt


今朝、タックして南東へ向かう。

タッキング角度も悪い。
もっと東へ行きたいのだが、波が出てきてうまく進めない。
風も20~25ノットと息をする。
難しい走りだ。
この高気圧につかまったのは本当に痛い。
先に抜けているベルナールはいい走りをしている。
これで一気に差を広げられてしまう。
ここに、このタイミングで大きな高気圧ができたことは不運だが、運のせいばかりではない。
ベルナールの見事なスピードは船を有利な方向へ導いている。
彼についていけなかった私の不徳のいたすところである。

反省。

ともあれ、私はこの状況を何とか乗り切らねばならない。
ユーコーは向かい風の中、波に叩かれながら頑張っている。
早く風が北に回ってくることを祈る。
毎回、マキシー(コンピューター)のルーティングが違ってくる。
なるべく新しい情報を得て、ナビゲーションして走るしかない。

今は、この状況下で、私が成すべき事をしましょう。

康次郎
by kojiro_shiraishi | 2007-01-29 12:56 | Comments(5)
康次郎の世界一周 Ship's Log 1-27
LT 27日 11:00 UTC 23:00 
日本時間:28日 08:00  
緯度:51-45,2S  経度:170-15,5W
天気:BC  風:南東21kt 気圧:1016hp 10℃  77度  9kt 

今日からローカルタイムのお昼ごろレポートする。
昨日、日付変更線を越えたので、27日を2回繰り返すことになる。

昨夜から風が前に回ってきた。
だんだん強くなり、今では20~25kt。
波も出てきた、僕の一番嫌いなパンティングだ。
これからもっと風が前に回り、コースも取れなくなる。
この南氷洋で向かい風に悩まされそうだ。
高気圧と一緒に動くので良い風が期待できない。

まったくこのタイミングでの高気圧は、アンラッキーだ。

まだ先は長いのだが、航海日数も少し長くなりそうだ。

その他、特にコメントする事が無い。
これも寂しい限りである。


康次郎
by kojiro_shiraishi | 2007-01-29 12:48 | Comments(1)
康次郎の世界一周 Ship's Log 1-26
日本時間11:10  
緯度:52-13,9S 経度:178-26,8E
天候:O 風:北西12kt 気圧:1006hp 気温:12℃ コース:70度 艇速:10kt

昨日から少しづつ風が落ちてきた。

C6が破けたため、ジョシュのC6を張って走っていたが、風が変化してきたので午前中にジェノアに張り替える。
僕の船はジェノアが最初から付いていないので、張り替えなければならない。
C6を下ろし、船内にしまってジェノアを出して再び張り替える。
大変な作業だ。
このジェノアもいつ破けてもおかしくないセールだ。
何とか耐えてくれと、願うように張っている。

昨夜もマックノート彗星が現れた。
ずいぶん高い位置に出ている。
その曳いている尾っぽは、とても大きくなっている。
絵に描いたような大きな彗星だ。
この瞬間にここに居た事を感謝する。

今後の風の予報が非常に悪い。
これから風が無くなり、その後はしばらく向かい風の予報だ。
最近ころころ予報が変わるので、外れることを期待しているが、どうなるだろう。
引き続き我慢の走りが必要だ。

今日は船のこまごまとしたところを修理した。
最近はストレスのたまる走りなので、下着を取り替えてすっきりした。

きょう、久々ビデオの撮影をした。
コメントの映像だが、この後送ろうと思う。
最近はビデオを撮る余裕が無く、取る素材も無いので困っている。

暗いときには、「アンパンマンのマーチ」をかけると元気が出る。
おなじみのテーマソングだ。
子供の曲だと思って馬鹿にしてはならない。
その歌詞のすばらしいこと。
私の目指しているものと見事に一致している。
今、日本の教育に一番必要なことを言っているのだ。

まさに、アンパンマンは侍である事を認識する。

ぜひ、一度じっくり聞いてみてください。

康次郎
by kojiro_shiraishi | 2007-01-26 17:42 | Comments(12)
康次郎の世界一周 Ship's Log 1-25
日本時間12:20 
緯度:52-36,9S 経度:171-51,4E
天候:BC 風:西 30kt  気圧: 997hp 気温:10℃ コース:111度 
艇速:13kt


昨夜、私の大のお気に入りタイガーセールC6が破けてしまった!
30kt以下のそれほど強い風ではなかったが、この前修理した上部が横に、
ものの見事にまっ二つである。
またもやレグの前半で、一番使うセールを失ってしまった。
やっぱりセールは消耗品で新しくないと、全体的な強度がもたないのだろう。
ノースセールのローラン、また破ってしまいました、ごめんなさい。

こんなときでも、いつものように、良いこと。
・朝、70ktのスコールが来た。そのままC6を張っていたら、
船が倒され大変なことになっていた。このときおそらく破けたであろう。
・真っ暗闇の中、そして大きな波の中、怪我をしないで船にトラブル無くセールを回収
できたのは、本当によかった。

無事で何よりである。

これから前方に大きな高気圧ができると予想している。
これからが難しくなりそうだ。
こちらは早く東に行きたいが、真西の風のため、ジャイブを繰り返さざるを得ない。
そしてセールも破けた。
破けたC6を半べそ状態で片付ける。
これも結構大変な作業。全部セールを一度出さなければならない。
重たかった。

そして、ジョシュのC6を揚げる。
30ktの波の高い中、これも大変であるが、なんとか無事に揚げることができた。
気をつけなければならないのがガスト、突風である。スコールだ。
非常に強く、ひんぱんに来る。
雨が少ないが風が本当に強い。
このスコールが結構ストレスである。
安定しないのが一番疲れる。

今朝のスコールでウインデックス(風向計)がおかしい。
バーティカル(真ん中のもの)は風速60kt以上になるとおかしくなる。
今朝は幸いワイルドジャイブしなかったが、これも神経を使うものだ。
ここにきて、故障やトラブルが相次いでいる。
こんなときは怪我をしやすい。
今は我慢のセーリングだ。

ベルナールにぐんぐん離されている。
悔しいが、今は安全に確実に走ったほうがよさそうだ。
我慢、我慢である。
先はまだ長い、とにかく最後まで走りきらねば。

皆さんの応援が心にしみます、いつも本当にありがとう。
応援して下さる皆さんへ、僕から南氷洋に咲いた花、虹のプレゼントです。

康次郎

写真:白石康次郎(撮影:CANON EOS KISS デジタルX)

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by kojiro_shiraishi | 2007-01-25 23:09 | Comments(5)
ベルックス5OCEANSの第2レグスタート!!
大変、お待たせしました。

2007年1月14日15:00(オーストラリア・フリーマントル)
の第2レグのスタートの映像です。

どうぞご覧ください。



撮影:事務局スタッフ(オーストラリア・フリーマントル)
by kojiro_shiraishi | 2007-01-25 15:26 | 動画 | Comments(3)
康次郎の世界一周 Ship's Log 1-23
日本時間12:10  
緯度:53-07,2S 経度:156-38,6E 
天候:BC 風:W20kt 気圧:996hp 気温:15℃ 
コース:82度 艇速:12kt

昨夜は予想以上に荒れた。
船の南を低気圧が通過する。
予想では40ktがいいところだろうと高をくくっていたら50kt近くに吹き上がった。
夜なので作業が大変だ。

僕の船はステイスルを揚げるのが大変である。
船首のデッキにくくりつけているステイスルセールを40ktオーバーで揚げるのは危険が伴う。
一番大切なのは、コースをはずしても船を安定させ、メインセールの影で作業することだ。
真っ暗闇の中、船を信じて一つ一つの作業を確実にこなしてゆく。
時に波が襲ってくるので、すぐにつかまらないといけない。

やっとの思いでセールを揚げる。
メインセールも3ポイント。
作業を終えたころは50kt近くに吹き上がっていた。

私としたことが、もっと早くセールチェンジするべきだった。
20kt近くのいいボートスピードで走っていたので、作業が遅れてしまった。
これからは気をつけよう。

きつい状態が一晩中続いたが、朝には急激に風が落ちてきた。
空も青空。
気圧計も見事なV字回復である。
これだけ見事なv字回復は珍しいので写真に撮った。

今日これから、富山のKNBラジオである。
富山はもう雪が積もっているのかな?
帰ったら家族で先祖のお墓参りをしなくては。

康次郎

撮影:白石康次郎(撮影機材:CANON EOS-KISS デジタルX)

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by kojiro_shiraishi | 2007-01-23 22:06 | Comments(3)
康次郎の世界一周 Ship's Log 1-22
日本時間:12:00 国際標準時間:03:00  
緯度:52-40,2S 
経度:146-49,3E 天候:C 風北西:20kt 気圧:997hp 気温:10℃ 
コース:110度 艇速:16kt


朝方、風が10kt以下に落ちた。

ここのところ天気がよく、とても南氷洋とは思えないほどだ。
おかげで、夜の空はとてもにぎやかで美しかった。
午前中、波が穏やかなときに、ブームに張ってある、バングロープを張りなおした。
だいぶ伸びている。

このロープのおかげで何度かワイルドジャブを免れている。
これからも、大きな波や不意の天気で何度かジャイブをするかもしれない。
ブームとマストを守ってくださいと、祈りながら調節した。
オートパイロットも今のところ順調に働いている。

頼むぞ!

昼もこの航海初めてのパスタ。
おいしくいただいた。
食料袋をあさってみると、ドライフルーツやおいしいお菓子が入っている。
少し取り出して、手の届くところにおいた。

これから低気圧が後ろから追ってくる。
しばらく荒れるだろう。
星たちともしばしお別れかな。

康次郎
by kojiro_shiraishi | 2007-01-22 15:15 | Comments(2)
ついに撮らえました!!
ついに撮らえました!!マクノート彗星とオーロラです!

ヨットからのこの写真は学術的に何か意味があるかな?
ぜひ、ナショナルジオグラフィックに載せて欲しい!

神様に感謝の一枚です。

康次郎

撮影:白石康次郎(撮影機材:CANON EOS-KISS デジタルX) 
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by kojiro_shiraishi | 2007-01-22 12:41 | Comments(14)


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