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単独世界一周ヨットレース「5-OCEANS(5オーシャンズ)」にspirit of yukoh号に乗り込み、日本人初のクラスⅠにてチャレンジする海洋冒険家、白石康次郎の公式(オフィシャル)ブログページです。
by kojiro_shiraishi
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朝顔
朝顔
今朝、小さな我が家のテラスに「朝顔」が咲いていました。
とても綺麗で美しいのです。
この朝顔は、去年、娘の為に植えたものです。
今年で四つになりますが、意志が強くなってきました。
しかし、世の中は自分の思いどうりにはなりません。
いよいよ四苦八苦に苦しみだしたようです。
そこで、「朝顔」を植えました。
一緒に種を植えて、育てました。
「いくら一所懸命、種を植えても、すぐに花は咲かないんだよ」と、教えるためです。
やがて、太陽と水の恩恵を受けて見事に花を咲かせました。
今日の朝顔はその生き残りです。
冬になって枯れた朝顔を、種を取ってそのままにしておきました。
今年の五月になって、鉢をきれいにしたところ、こぼれ落ちた朝顔の種が発芽しました。
ちょっと季節は早いようですが、せっかくなので育てることとなり、今日の花に至ったのです。
花から学ぶ事は本当に多いのです。
・花は一日で決して咲かないのです。
・いい花を咲かすには、光と、水と、肥料が必要です。
・大輪の花を咲かすには、時間が必要です。
・僕がその花を綺麗だねと言って褒めても、けなしても、花はその香りを変える事がありません。
子供の頃、よく裏山に遊びに行きました。
大きな木々の薄暗い林の中で、ヤマユリが一輪咲いていました。
まるで照明を当てられているかの如く、あたりが明るくなり、本当に美しいものでした。
その花は、人に見られようが見られまいが、静かに輝かしい花を見事に咲かせていたのです。
花屋さんで咲いている花は確かに綺麗ですが、ミツバチがとまりません。
本当の花の美しさはその内面から出るような気がします。本当に生きている証です。
最近、テレビや街で見る女性は本当に可愛らしく綺麗です。
しかし、何だか造花を見ているようです。作りが可愛らしいだけなのです。
昨年、イベントで小学生を連れて伊豆大島に行きました。
その時に、美しいユリがたくさん咲いていました。
女の子に「このユリの花のように、美しくなりなさい」と、言いました。
後で親御さんが、あの言葉が一番印象に残っているようですよと、言われた事があります。
私がやっている居合道でも良く花のたとえをされます。
「追風」と、言う技があります。相手を追いかけていって、追い風の如く斬るのです。
「先生、いつ刀を抜いたらいいのですか?」
「白石くん、花が咲く瞬間がわかるかね」
こう、先生はお答えになりました。
私が解釈するに、いつ、刀を抜くかではなくて、抜くべきときに抜きなさいと言う意味だと思います。
花はいつ咲くなんか意識していないよ、咲くべきときに咲くのだよ。
私の場合、良く居合の試合で余計な力が入ってしまいます。
緊張ではなくて、アドレナリンが出て思い切ってやってしまう方です。
先生曰く「白石くん、花がエイッヤーって、咲いているか?」と、言われました。
一言もありません。
花ひとつとっても、これだけ学ぶ事があるのです。
自然から学ぶ事は、本当に尊い事です。
最後に私の好きな言葉を
「花を愛するのに、植物学はいらない!」
康次郎
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