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単独世界一周ヨットレース「5-OCEANS(5オーシャンズ)」にspirit of yukoh号に乗り込み、日本人初のクラスⅠにてチャレンジする海洋冒険家、白石康次郎の公式(オフィシャル)ブログページです。
by kojiro_shiraishi
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天如水!
ここ数年、本のサインや色紙に「天如水!」と、書かせていただいております。
どういう意味ですか?と、良く聞かれます。
私の航海日誌の一説にこう書いてあります。
「天如水!」
海に出ると、地球を包み、動かす、大いなる意思を身近に感じます。
この大いなる存在が私にとっての天です。
天の理を感じ取り、与えられた天命をまっとうし、地球と自分が少しでも一体となること、それが私の理想です。
この理想に近づくための指針が、水のごとくあれ、です。
水のごとくあるとは、すなわち、
泰然と、
しなやかに、
困難に向かっては強さと勢いを秘め、
寛容で、
人を益する、
そんな水のような自分でありたいという思いを込めた言葉です。
今回の世界一周レースへの挑戦も、この自らの理想に近づくための修行の場であると考えています。
これは私なりの解釈で、辞書に載っているものではありません。
最初は居合の道場に飾ってあった色紙です。
「天如水」書いた人は山本五十六です。
ひと目見たときに、感じるものがありました。
海の大先輩であり、ヨットの師匠 多田雄幸の学校の先輩である山本五十六長官も、きっと同じ想いではなかったかと想像しております。
ユニフォームに書いてある書は、私のヒーローである冒険家・植村直己さんの奥様である公子さんの書です。本当に光栄なことです。
そして最後のビックリマーク!これは姓名判断の安斎勝洋先生に
「白石君、2画足りないな」出港のご挨拶に行った時、私のTシャツを見てそう言われました。
特にアドバイスを求めに行ったのでは無いのですが、大変熱心な先生です。
安斎先生にそれではどうすれば良いでしょうか?と尋ねると。
そうだな、と言い、おもむろにビックリマーク「!」を書かれました。
私の方がビックリしましたが、先生がそうおっしゃるならと、このマークが付くようになりました。
書をお願いした時、公子さんが「私、書で、ビックリマークを書いたの初めて」と言いつつも美しく力強い書になったと、大変気に入っております。
「水になる」のは難しいですが、これからも精進を重ねて参りたいと思います。
康次郎


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