エキサイトイズム

カテゴリ:キッチン( 128 )

2013年、紅白…とAKBとキッチン

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

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さて紅白…といっても歌合戦ではないのです。
この布!

先月末に出したばかりの「 REAL KITCHEN & INTERIOR」(小学館)ですが、
企画の最初にみんなであたまをひねったのは、
「キッチンをどうこうしたいという
センスや人生経験の持ち主だけど
そんなこと考えたことがない!」っていう人に
どうやって素敵なキッチンの
存在に気づいてもらえるか。

これまでは建築関係者やマニアックな建て主や
家づくりの最中でキッチンを決める直前の段階にいる人を
対象にした本や記事ばかりつくっていましたから、
グレーゾーンにいる人に「ああ、こんなことができるんだ」って
気づいてもらって振り向いてもらうことって
大変なんだと気づきました。

出版社のゴッド慎一郎氏が言うことには
「表紙にAKB出せ」って話です。
いや、笑っちゃいけません。
この言葉には深い意味がこもっています。
どんなにメーカーやオーダーキッチンのプロが
がんばって、素敵なキッチンをつくっていても、
もっと知られなければ
ずっと閉じた世界のまま。
業界の狭い中で競い合っていても、
裾野が広がらなければ
その中での喰い合いなのです。

また自分自身の素敵なセンスに気づいていない
ユーザーも、なんだか納得しないまま
カタログから既製のキッチンを選んで
一生を終える…かもしれません
(人生でキッチンを買うって1度か2度くらいと思います)。

とにかく、誰かに振り向いてもらうには
AKBでもなんでも日本中が注目しているものを
活用せよ、というある意味、スゴイ提案だったのです。

が、さすがにAKBというわけには行きません。
ということで、考えた企画が写真の紅白の布なのでした。
(続く?)

「REAL KITCHEN & INTERIOR」(小学館から発売中)
あこがれキッチンのリアルライフが一冊に!
by kitchen-kokoro | 2013-01-05 00:28 | キッチン | Comments(0)

ブログ 近日復活予定中

ずっとお休みしていたブログですが、
近日、復活予定です!
by kitchen-kokoro | 2012-12-18 15:30 | キッチン | Comments(0)

ベテランのこころ

昨日、なんだか若手の話ばかり
書いてしまいましたが、
やはり生活やデザインに関することは
ベテランの心に唸らされることも増えています。

解釈の深さが違うのです。

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鉄の道具や合羽橋の料理道具が好きな
女性が使う
シンプルなキッチン。
彼女のことをよくよく理解した
担当オーダーキッチンショップの
某ベテラン女性の
てきぱきとしたサポートによって
撮影は快調に進みます。
なぜなら彼女は「踏み込める」からです。
そのやりとりに、
それまでのキッチンづくりのたくさんの
プロセスを垣間見ます。


また大阪のオーダーキッチンの
ルプの平尾恭子さんも
大大お姉様ですが、
アートの仕事をして来ただけあって
センスが抜群。
しかもキッチンはとても少ない要素で
つくられてます。
でもとてもバランスがいいのです。
それはもうたくさんのものを
見てきているからなのか、
彼女の頭の中には
本質しか見えていないからと、思います。
またたくさん試みて失敗して、
手の中に残ったものもあるでしょう。

お二人が素敵なところは
つねに現場にいるところです。
工場へ、施工現場へ、
夜遅くまでのプランづくりや図面引き。
変わらないパワフルさがすごい。

若手のデザインが
切り開く世界もあれば
経験豊かな
素敵なマダムたちがひっぱる
キッチンの世界も
感動がたくさんあります。
by kitchen-kokoro | 2012-10-02 23:32 | キッチン | Comments(0)

10月が始まりました…!

10月になりました。
今年最後のプロジェクトが
本日から本格的スタートです。

この半年くらい、視点を変えて
感じて来たことをまとめてみたいと
思っていますが、媒体の特性もあり
上手にアウトプットは難しい!

そして前回の(といってもとても前ですけど)
ブログについていろいろ聞かれたりしたので
ちょっと印象ベースでまとめると。

たとえばあるカンパチ沿いの大きなキッチンショールーム。
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メインでは目もくらむような超高級キッチンが並びますが、
最上階の奥にこんな風なリアルな提案を発見。
今まで何かが違いますね…と聞いてみると、
やはり2代目の新しい感覚の提案だそうです。

たとえば30代のある夫婦が建築家とつくったキッチン。
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ふぞろいの木。イレギュラーな形。実用的な生活感と、気負いすぎないデザインセンス。
形のデザインというよりも素材や質感を見つめる愛情。
◯◯◯◯という素材はお手入れラクラクといった合理性よりも、
なにか越えたものを求めている、
その感じとか(決して高級キッチンではありません)。


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自由度は高いですが、
どちらかといえばメーカーキッチンに分類されるかな…?
というあるキッチン会社のお話。
今までお会いした方は、
どこか営業マン的な堅苦しい印象が強かったのですが、
ある取材に立ち会ったところ、
若手社員が、住み手の方と柔軟なやりとりをしているのに
意外な気持ちに。
自分の実現したいお料理や食卓の夢を叶えてくれるスーパーマンとして
奥様とお嬢様にすっかり信頼されている若き営業マン。
彼が提案したちょっと大胆なプランが、
パズルの最後のピースみたいにしっくりきてました!
その会社のラインナップを上手にその家族のセンスと
あわせてチョイスしていて、うまいなーっと。

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男性的でシャープな印象のあった某キッチンブランド。
夏頃からショールームに
素敵なお花やグリーン、
ボタニカルなプレゼンテーションが増えて
長くここを見て来た私も、
新しいキッチン提案を見るかのような新鮮な印象…!
すこし深く聞いてみると
やはりそこには独自の視点や女性の感覚の起用がありました。

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また私のブログにコメントをいただいたご縁で、
直接のやりとりが始まって、ご相談とご紹介、
なんやかやメールのやりとりをしているうちに
ご紹介したキッチンデザイナーさんとの
夢のキッチンを完成した30代のご夫婦。
もともとは「無理かも」と思っていたそうですが
それを「越える」のは結局、予算や物理的なこと以上に
考え方や価値観をクリアにすることなのだ、ということを
実感させてくれたキッチンでもあります。


そしてさらにキッチンデザイナーと呼ばれるジャンルは
日本ではあまり成熟はしていませんが、
気になるキッチンの実例や現場を
見かけたら
思い切ってアポをとり、
デザイナー何人かにお会いしてみました。

そんな彼らの経歴や考えのゆたかなこと。
キッチン一筋でやって来ているわけではないひともいたり
オーダーともプロダクトともキッチンデザインともいえない
仕事をしている
不思議なジャンルのキッチンデザイナーがいたり。

今までと変わらないじゃないか、と
思うようなことも
やっぱり何かが変わって来ていると
思うことが多々ありました。
一番変わっているのが
見た目やデザインの問題ではなく
ユーザー、キッチンをつくる人双方の
「人」の意識です。
by kitchen-kokoro | 2012-10-01 11:33 | キッチン | Comments(0)

10月から一新…!のつもり

すっかりご無沙汰してしまっていますが、
キッチンの世界にも
世代交代の波が来ていると感じています。

高級住宅、高級マンションに
高級キッチンをいれれば
「素敵なキッチン」という時代が去り、
ではオーダーならばいいのか。
「世界でただひとつ、自分らしいこだわりの
キッチンを自由自在につくります」という
キャッチフレーズの時代でもなく、
もう少し違った波が来ているようです。

新しい波はいつでも、ちょっぴりこわいです。
でもまあ、もう何度もこの波は越えてます。
その波をずっと見続け表現して行くのが
自分だと思っています。

10月から少しそんな新しい波と
連動しながらブログを続けたいと思っています。
9月は少し、とびとびにて。
by kitchen-kokoro | 2012-09-14 23:24 | キッチン | Comments(2)

いぶし銀のキッチン

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20代の頃は業務用キッチンをいれた
おうちの取材が大好きだった。
(最近は繰り返されたテーマになってしまい、
あまり接していなかった)

今日訪ねたおうちはそんな
業務用キッチンを「乗りこなして」
きた暮らし上手の家族。
食べ盛りの子どもたちやその友達、
知人友人の集まりに
フル回転させて
おいしいご飯をたっぷりつくっていたという。
以前は業務用コンロだったそうで
お湯がぼんぼん沸いたそう。

いぶし銀の迫力。

子どもたちが巣立った後は、
火力が強すぎて
少量の食事をつくるにはちょっと手に余り、
またいろいろと改造したということだった。
(キッチンの取材ではなくおうちの取材です)。

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業務用キッチンを入れた家庭は
5、6件取材したことがある。
そこで正直思ったのは、やはり、
よほど「使いこなす」力がなければ
業務用をそのままは意外と難しい。
またそれを受け止める空間もなければ、
なんだか「くくった」ようになってしまう。
建築家の手塚貴晴・由比さんカップルも
よく業務用のキッチンを採用するけれど、
そのために空間のボリュームが必要なのだと
以前、話していた。

さらに覚悟なく業務用のガスコンロを
家庭で使うのはおすすめできない。
けれども
ステンレスフレームのキッチンと
ピピッとコンロ+doシリーズで
十分、業務用の気分は出せる。

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娘も独立し、息子も大学生。
新しい暮らしに向けて
小さな改革を始めつつある
この家でも、
コンロをこれに変えていた。

ちなみにこの家では
18年前に家を建てたとき
「デザインしないで」と建築家にお願いした。
その意味をきちんと理解した建築家氏は
木の箱のような家を設計した。

そして今日の今日まで、
家族のあり方にあわせて
家は姿を変えてきたという。
そんなお話を聞いた。

その後はキッチンで
大きなお鍋にお湯を沸かして
そうめんの束を投入するご一家。
山のようなそうめんが茹で上がって、
今日会ったばかりの私も
家族も、遠慮なく箸を伸ばす。
食後は、もう家族みたいな顔して
一緒にお皿を下げている。
不思議な力を持つキッチン。
by kitchen-kokoro | 2012-07-28 18:42 | キッチン | Comments(2)

木のキッチンーなつかしい木目

今週から今年後半戦がよーいどん。
久しぶりに、キッチンの撮影が続く。
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先日
うかがった家のキッチン。台風の後の生暖かい風をうけながら、
屋外とつながる間取りの木のキッチン。

シンプルな平屋のような(実際は二階建てなのだが)、
ヒュッテのような家は、
変型のキッチンが要。
家全体より、料理する場所食べる場所の関係を
考えた時間が長かった、と建築家はいう。

キッチンそのものは簡素な
工具箱のようなもの。
なんだかこういう雰囲気が好き。

蒸し暑さに
ご主人がプシッと開けた
ビールがよく似合う場所。
by kitchen-kokoro | 2012-06-23 20:08 | キッチン | Comments(0)

インテリアライフスタイル展で出会った素敵なもの

1949年にスウェーデンの建築家がデザインしたという収納「ストリング」と、
アルテックの家具(アルヴァ・アアルトやイルマリ・タピオヴァアラ)。
センプレデザインのブースにて
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OSBパネルで造作家具をつくっていたウスイワークスが、デザイナー小林幹也さんと開発した家具のシリーズ。母体は富山のシステム収納のメーカー。
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ブティックの鉄製什器などを作ってた杉山製作所が、柴田文江さんと開発した鉄のウォールデコ
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ビューティフル・キャスターとでも呼びたい家具用のキャスター。家具のデザインが良くなってきているのに、車輪は…という視点で開発されたという。
もともとは産業用のキャスターをつくっている会社、東京ハンマーキャスターの製品だ。
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毛の生えた椅子。かわいいやつ。匠工芸×アッシュコンセプトがマッシュルームスツールに続く、ヒット商品を生み出しそう!
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馬場商店の波佐見焼きは世界を旅してる。今年は意外にも直球なフランスでした。マットで焼き締め感のある耐熱食器の数々。
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by kitchen-kokoro | 2012-06-15 09:30 | キッチン | Comments(0)

人工水晶は…クォーツ◯◯◯?

前回のブログで触れた「人工水晶」。
この呼び名は適切ではないそうです。
取材中にこの素材の話が多発するようになったのは
4.5年くらい前からでしょうか?
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サイルストーンのショールームで見た新柄。

この呼称ですが、取材中でも様々な人が
いろいろな名前で呼び、
商品名で呼ぶ人もいます(サイルストーン、シーザーストーン、フィオレストーン等)。

ただ媒体では一般的な表現をとるため、
材料の総称が必要です。
新素材が出てくると、呼称がなかなか安定しないことは
過去にも多々経験しています。

この「人工水晶」という呼び名。
これは一般の人が「水晶」と耳にする場合、
普通はこのようなものを想像してしまいます。
(画像はウィキペディアより引用)。
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ナントカ水晶と聞いて、
石のようなパネル材を想像する人は、一般的にはあまりいないでしょう。
そういう意味で「あの、いわゆる水晶とは違うんだよ」という意味で
使われてきた可能性があります。

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マットな色から石目調のものまである@サイルストーンショールーム

ただしこの材料に含まれいている
水晶そのものは天然のもので、
人工ではありませんから、
人工水晶というのは
誤解を招く…という専門家もいます。
確かに一理あります。
人工大理石は100%樹脂で、大理石とはまったく違う
完璧な人工なので、大丈夫なのだそうです。

また初期の頃よく耳にしたのは
「エンジニアードストーン」という呼び名。これは少し消えつつあります。
これはおそらく人工大理石の英名「アーティフィシャルストーン」との
区別も意識されていたようです。
背景には木材の世界でも、LVLなど工業的に強度を保証された木材を
無垢材と区別する意味で「エンジニアードウッド」と呼びますから、
そういった意味で一般の天然石とは違う、
という意味で使っている人がいるのだと思います。

「クオーツストーン」という呼び名もあります。
これが今のところ、一番一般的なのだそうです。
クオーツストーンも直訳すれば水晶石。
実際には水晶を粉砕して樹脂と混ぜ込み加工した板材なので
厳格にいうと石ではありませんので、これまた悩むところ。
私が執筆した3年くらい前の記事には
「クオーツサーフェス」と書いてありますが、
水晶の表情を持つ表面材というほどの意味でしょうか。
サーフェスという英語が日本ではあまりなじみがないので、
一般ユーザーにはわかりにくかったかもしれません。

と…コムズカしい話になりましたが、
いつも思うのは言葉は生き物だと言うことです。
発する人の背景や立場、
受ける側の事前の知識や知りたい内容によって
言葉はつねに動いている…。
ということを今回の材料呼称から、
ふと考えてしまいました。

さて、正しくは何と言うべきか?
今後また専門家の人たちに折々聞いてみたいと思います。
しばらくは「アノ材料」とアヤシげに呼んでみましょうか(笑)。

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この素材の面白いところは表情の加工が
いろいろあるところ。
ミラノ・ユーロクチーナの会場で
シーザーストーンが発表していたのが
壁面収納の扉材からワークトップから引出しの面材まで、
シーザーストーンというキッチン。
しかもクロコダイル柄です。

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ほら、このようにクロコダイル!

すでに数年前から、既存のシリーズとして
ラインナップされていたそうです。

シンプルなのに深みがあって面白いな(実際使えるかどうかは別として)と
見ていましたが、この表情、
クロコダイル柄として単品で見せているときは
あまり目立たなかったのに
大面積で真っ白で使ったら、
思いかけずモダンで上品な表情が出て
メーカー柄も驚いた、ということでした。
by kitchen-kokoro | 2012-05-11 17:02 | キッチン | Comments(0)

人工水晶の…

人工水晶とは特にこの2、3年で普及してきた素材で、
キッチンではワークトップで多用されています。

水晶を粉砕した成分が93%以上含まれた
樹脂で固めた板材で、吸水率が低くて丈夫。
石のような、そうともいえない硬質な表情があります。
ガラスやラメを混ぜ込んだり表情はいろいろ。
日本のキッチンでも結構、採用されはじめています。

人工大理石の「コーリアン」のように、
代表的な商品がいくつかあるのですが
そのうちの一つはスペイン製の「サイルストーン」。

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まあ建材といえば建材なのですが、
ミラノの配送センターで可愛い箱(しかもシンク)と
専用コーキング材を見るとピンクと紫のグラフィックに
萌えますね。
これもスパニッシュデザイン?

もう一つはイスラエル製の「シーザーストーン」も
日本では知られていますが
こんな風にオリジナルロゴのチョコレートがあったり。
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マテリアルメーカーでも
こんな風なデザインセンスがあるのがヨーロッパ。

キッチン業界人にしか受けない…かもですね。
こんな話でごめんなさい…。
by kitchen-kokoro | 2012-05-08 21:55 | キッチン | Comments(0)

キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
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