エキサイトイズム

カテゴリ:海外キッチン( 33 )

角丸のキッチン イタリアから

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今年はエキサイトガルボ(高感度の女性向け媒体)にて、
毎月、必ず1つ、素敵なキッチンの記事を執筆しようと
決意するも、すでに1月から崩れまくり。
ようやく1回目です。
インポートもの イタリアキッチン新作お目見え

ユーロモビルが今年から日本で展開する
扉が角丸のキッチンです。
デザイナーはシモーネ・ミケッリさんというイタリア人で、
実はこの人に偶然会ったことがあります。
2008年頃でしょうか。
ヴェローナの「アビターレ・イル・テンポ」という
見本市を取材していた時、
シモーネさんの秘書に「プレスの方ですか?」と
声をかけられたのです。
それからエンエン、彼の仕事や実績の話をされ、
最後には大判の作品集、彼の顔がプリントされた
エコバッグ(まだウチにあります)をプレゼントされ、
その売り込みのスゴさに驚いたのでした。

この写真のキッチンのような近未来的なデザインを
する人のようです。
こういうのって男性のデザイナーだと「車のような…」と
いう感じのノリになりがちだけれど、
そこはそれ、自然にインテリアと調和するようにまとめているのが
イタリア人の上手さですね。

さあ、角丸キッチンは、日本ではどう評価されそうでしょうか?
コーディネートで雰囲気はいろいろ変わりそうです。
by kitchen-kokoro | 2012-02-15 10:21 | 海外キッチン | Comments(0)

古い洋館に…

古い洋館(といっても市街地のビルです)に、
素敵なキッチンショールーム。
取材してきました。
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窓の感じなど今どきのハイテクビルには
決して出せない雰囲気。

本日で今年の出張ラッシュも一段落つきそう。
少しは机の前でおちつけるかな。
とはいえやることが山積みです。
ほんとに終わるのかな…。
by kitchen-kokoro | 2011-09-28 00:25 | 海外キッチン | Comments(0)

スナイデロ ピニンファリーナのキッチン

車のデザインで知られるピニンファリーナ。
スナイデロで彼が手がけているキッチンの
新作が整ったようです。
昨年のミラノサローネで試作が出ていたもの。
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あくまでも男性好みな感じですが…!
by kitchen-kokoro | 2011-05-13 23:17 | 海外キッチン | Comments(0)

ル・コルビュジエ以前の工業デザイン

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パリで滞在した家
住み手のイザベル、そしてパートナーのフレッドは
ふたりともそれぞれアントレプレナー(起業家)だ。

もちろんバブルな事業家ということではなく、
それぞれの価値観にかなった
自分サイズの仕事をつくりあげている。

フレッドが手がけているのは
コルビュジエが生きていた頃、
またはそれ以前の
工業デザインを復刻する仕事。
イザベルは別のライフスタイル系の
セレクトブランドを立ち上げ中だ。

ご存じの通り、フランスの建築史、工業デザイン史に置ける
コルビュジェの役割は大きい。
逆に言えばそれ以前は、フランスは
アートとデコの生活文化の中で、
機能的で合理的なものは「デザイン」として
認知されていなかったのだと思う。

しかしだからこそ、「デザイン」として
認知されてない、
さまざまな名作があるとフレッドは気づいた。
すでに製造停止になっているプロダクトを掘り出し、
彼は有志とともに復刻権を得て、蘇らせている。

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その一つがこの照明。
コルビジェの事務所で彼が愛用していた、
一見、なんてことはない実用的な照明。
けれどもアームの部分に
球とワイヤーをつかって、360°動くようにしている。
GRAS lampeという。

そしていまフレッドが売り出し中なのは
ジュリアン・アンリ・ポルシェが
1927年にデザインしたチェア「surpil」
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フランスのカフェや公共施設で
当たり前のように使われているから
「デザイン」として認識もされていなかったこの椅子を
彼が復刻。
今後も暮らしの中の当たり前の道具として
時代でいえばマルセル・ブロイヤーのころだ。

座にはダビデの星のような穴があり、
屋外でも水がたまらない、かつこの穴の配置には
きっと意味があったのでは、と私は想像する。

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この椅子は彼らの家のいたるところにある。
ダイニングで食事用に使われたり
2人の娘のデスクやイザベラのワークスペースに。
パンを切る小さなキッチンデスクの傍らに、
そして猫の居場所に。
そのデザインは潔く簡素である。

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右奥の古びたような、生き物のようなソファは
ザハ・ハディドのデザインだ。
犬、猫、こどもも座りまくり、のぼりまくり。
日本だったら、きりきりしてしまうだろうに
ここはキズがつくまま、汚れるまま。
その味わいがすごい。
モダンデザインと近代の工業意匠、
そしてアンティークや無名のデザインが
この空間で調和する。


パリはまだまだミッドセンチュリー以降の
モダンデザインが太刀打ちできる街ではないのでは、
と感じた。
アート、デコレーション、文学、哲学、そして歴史。
深みある重厚なものに価値がおかれる。

そういう意味では北欧やドイツは
モダンデザインをいち早く社会に取り入れ、
イタリアは柔軟に情熱的に
モダンデザインを楽しんでいる。

パリがおくれているということではなく、
ある意味、パリがすごすぎる。
デザインショップの数やデザインイベントの有無で
「パリはデザインシティはない」と断言することは、
少なくとも今の私にはできない。

それは数々のブランドキッチンのパリショールームを見ても、
思ったことだった(これは後述)。


※どちらも日本ですでに販売中で、
照明の詳細はこちらにすでに執筆
コルビジェが愛したランプ、復刻される
by kitchen-kokoro | 2011-02-23 19:53 | 海外キッチン | Comments(0)

パリのキッチン

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パリに到着。
本当にふとした縁でしりあったイザベルの
お家でのホームステイが今回の一番の目的。
フランス人のお家に泊まるのは初めてだ!

メゾン・エ・オブジェの会場で落ち合って、
築70年の映画館をリノベーションしたという
お家に到着。

大学で法律を学ぶ娘のダルバが
遅い朝食を食べている。
フランスの朝ご飯は本当に簡単。
朝、近所で買ってきたバゲットにチョコやジャムをつけて
食べるタルティーヌ。ミントティにミルク。

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ドイツライフに慣れた私には
まさにフレンチカルチャー・プチショックな
ステイが始まるのだった。
by kitchen-kokoro | 2011-02-22 15:45 | 海外キッチン | Comments(2)

ドイツのキッチン・ポーゲンポールのカイポって

ドイツ、ポーゲンポールの本社。
ハノーバーやミュンスター近郊の
キッチンメーカーが集まる「キッチン街道」にある。
その工場を視察した。

いかにもドイツらしい近代的でモダンなキッチンは、
100%この本社内の工場でつくられ、7割が手作業。
ジャーマンメイドにこだわるドイツ企業だ。

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ポーゲンポール社はかの有名な「カイゼン」を取り入れ、
工程や工具の整理の仕方など、
独自の方法を生み出している。
たとえばこの工具置きは、研修生がカイゼンの発想を学んで
試作したものだと言う。
なんだか美しい。
「ポ」ーゲンポールと「カ」イゼンということで
この会社では「カイポ」という言葉が
社内用語としてオフィシャルに使われている!

仕事場がきれいな会社はたいてい、
製品も仕上げもきれい。
とは、よく聞くような話だけど、
ここでもそんな話が見学者から出ていた。

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木紛飛び散る工場の中に、こんなはっとする光景を見つける。
ただの作業場なのにかっこいい…。

そしてポーゲンポールミュージアムは
工場の中にある。
つまり工場の中に立ち入ることを許された人しか、
このミュージアムに入ることはできないようだ。
理由は不明。
(ショールームは別にあり、そこは多くの取引先が入ることができる)。

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1892年に生産された世界初の「キッチン家具」。

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1950年代の戦後の復興期に生まれた
システムキッチン。現在の原型に当たるけれど、
なんとなくヒューマニックな温かみがある。

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これは超おあそび??!
70年代にルイジ・コラーニがデザインしたもの。
球形システムキッチン。
「2001年宇宙の旅」的な近未来への憧れがギンギン。

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そんなポーゲンポールの歴史が詰まった場所で
自分がつくった本が置かれているのを発見!
こんなとこで出会うとは!うーん、やっぱりうれしぃ。
2007年頃の製品だから、この中では若造だけど。

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工場見学の後は、ポーゲンポールのキャビネットが
いかに頑丈にできているか。
同社のマーティン・ギル氏が
キッチンの上に引出しをのせて
その上に載り、がんがんとジャンプしてみせる!
これは本当に自信がないとできないことだろう。

ポーゲンポール ジャパン

前回2007年の、ポーゲンポール本社の訪問はこちらにて。
男のキッチン 世界標準
by kitchen-kokoro | 2011-02-12 21:32 | 海外キッチン | Comments(0)

ドイツのキッチンリフォーム その2

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前回の続きです。
ドイツのキッチンリフォーム。
大空間の中で
家具を交換するような、とても気軽な感じ。
ちなみにこちらはコージーなダイニング。

収納計画とか動線も
とても大らかだ。
引出しは900㎜とかの大きな間口。
ドイツのキッチンは
特にキャビネットの構造や
引出しのレールなどが頑丈なので、
重いものを入れてもびくともしない。

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この家ではお水やビールもしっかり収納。

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やっぱりドイツキッチンなら
収納を楽しまなくちゃね、と思うけど、
あまり細かいことを相談しなくても
この辺は標準的に入りそう。

日本みたいにきっちり細かく考えると
疲れてしまうかも…。

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この辺のおさまりも、アイランドや壁側の
広さに比べると
無理やり感も(笑)なきにしもあらずだけれど、
シンクまわりの水仕事を重視する日本のキッチン(料理習慣)と
家具の感覚を大切にするドイツキッチンとの
考え方の大きな違いを感じるところ。

ということでおいとまをするその帰り間際。
yumicoさんがスゴいことを言い出した。
「キッチンを売るとき、ワークトップを出すのが
大変だった〜」と。

え? 前のキッチン売ったの?
「うん。e-bayっていう結構ポピュラーな
ネットオークションで」。

え? ネットオークション?
キッチンをリフォームするとき、前のキッチンを
ネットオークションで売るの?

と????がいっぱい飛んでしまったが、
古い家具をユーズドとして売るみたいに、
キッチンも売るのが当然らしい。
「まだ使えるキッチンだったから、
捨てたりはしないよ。必要とする人に譲る」

で、誰が買ったの?
「結構遠い人だったよ。
アウトバーン(ドイツの高速)で3、4時間(だからかなり遠い?)くらいの
ところから、大工さん連れで来てた」
ということで落札価格は…。
「300ユーロくらいだったかなあ」。

約3万5千円くらいですか。
壁付けのL型+アイランドなら格安では!
もちろんキャビネットも機器もすべて、
トラックに積み込んだ。
ワークトップがドアから出せず。
彼らは真ん中から
切って運んだのだそうだ。

yumicoさんは聞いてみたそうです。
「こんな古いキッチン、どうして買ったんですか?」と。
現在彼らが住んでいる家は、あまり長く住む予定がないため、
格安のキッチンを探していたのだそうだ。
ほんと、家具の感覚なんだ!

ちなみにyumicoさんもその売った相手も
特にインテリア関係の仕事とか、詳しいとか
そういうことではないのです。
ごくごく普通の方々。

ということで、
そういうキッチンのやりとりもあるのか〜、と
私は口をぽかーんと開けたまま、
早々に空港に向けて出発しなければ行けなかったのです。

yumicoさん、キッチンを見せてくれて
本当にありがとう。
by kitchen-kokoro | 2011-01-11 23:59 | 海外キッチン | Comments(2)

ドイツのキッチンリフォーム 再び

昨夏に訪ねたドイツのキッチンリフォームのお話。
昨年、一度書こうとしてばたばたしてしまった。
ここは3、4年前に取材にいったお宅で、
その後キッチンを新しくしたと聞いて、
伺ってきたのである。

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Yumicoさんとドイツ人のご主人、クロネコが住む、
賃貸住宅のキッチン。
フランクフルト郊外の一軒家の2階を借りている。

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以前のキッチンは引っ越した当時に残っていたもので、
古くはなっていたが、
日本のキッチンとは違い、デザイン家具が古びたような、
それはそれで経年感のあるいい感じだった。

屋根の傾斜の下に、L字形のキッチンとアイランド。
もちろんいくつかの設備は古くなっていたらしいけれど、
リフォームの理由は「自分らしいキッチンがほしい」という
ご主人の意見。

日本ので多い不満解消から始まるキッチンづくりではない。
キッチン空間をもっと楽しみたいというのが
モチベーションだったという。
またドイツではキッチンをご主人主導、
ご主人の意見を大きく取り入れてつくるというのも
珍しくないらしい。

賃貸でもキッチンは、インテリアや家具のように
個人が選ぶものとして、
「動産」なのが当たり前のドイツ。
引っ越してもキッチンが付いていない家も多い。

とはいえほんと、ご覧の通り、家具を置く感覚。
とてもシンプル。
大空間をキッチン家具で、お部屋にしているような。

日本のように「大掛かりな改造」という
感じではなく、人々はもっと気軽な気持ちのよう。
なかには自分でキッチンを施工する人もいるようだ。

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ご主人が選んだのポーゲンポール。
メラミン素材のミドルクラスのもの(と思われる)。
アイランドと壁付けのL字。
冷蔵庫が中に入ったトールキャビネット(左はし)。
キャビネットをダイニングとの間に配して、
簡単な間仕切り代わりにしている。
この辺は前のキッチンの間取りを踏襲したもの。
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間仕切りキャビネットは、
両面から開くハッチタイプで、
キッチン側、食卓側、どちらかも取り出し可能。

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お魚を焼きたいというyumicoさんの願いで
ガゲナウのオープングリルが入っている。
熱源はIH4口。ビルトインオーブン。
この辺は「旦那が勝手に選んでた」らしい。
脇のポールシステム収納は
前のキッチンについてたものを残している。

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で、驚いたのが、この食器洗い機の位置。
「ここならかがまないでしょう」という。
確かに!
このミドルポジションの提案は、
昨年のユーロクチーナでもミーレが行っていた。
食器の下洗いは基本的に不要と考えるのが
ドイツの習慣らしいので、これは実に合理的だ。

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シンクは小さくて、やはりダブル。
洗い物は基本、食器洗い機に委ねるのが
ドイツ流。

つづく
by kitchen-kokoro | 2011-01-10 22:45 | 海外キッチン | Comments(0)

ドイツのキッチンリフォーム

ずっと書こう書こうと思っていて、
書けなかったドイツのキッチンリフォーム話。
なんとかがんばって年内に書いてしまおうと思う。
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yumicoさんのキッチンを始めて訪ねたのはそう、2003年くらいじゃなかったかと思う。
そして縁あって、2004年に撮影に行って、
キッチンの国ドイツで、日本人はキッチンをどう使っているのか。
そんなリアルな現場を取材し、ワールドキッチンというムックにまとめた。
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今年久しぶりに訪ねてきた。
キッチンをリフォームしたのだと言う。
とはいえドイツのキッチンリフォームは
実にあっさりしている。
by kitchen-kokoro | 2010-12-21 10:08 | 海外キッチン | Comments(0)

ドイツのキッチン・ポーゲンポールのランチパーティ

デザイナーズウィークも真っ盛り。
台風もやってきた30日。
ドイツ製キッチンのポーゲンポールでは
顧客を招いてのパーティ。
がんばってお邪魔させてもらってきた。
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目玉はイタリア人シェフ、
マリオ・フリットリ氏の料理イベント。
美食や料理に興味のある人にももちろん魅力的な催し。
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なるほど! と思ったのは、キッチンだけのパーティではなく、
イタリアのテクノジム(ミラノサローネでも常連ブランド)、
デンマークのAV機器B&O(バングアンドオルフセン)とのコラボイベントということ。
確かにこれらのアイテムは、同じレベルの家におかれることが多い
家づくりとかキッチンづくりという縦軸ではなく、
ハイエンドライフスタイルという横軸で結んでいる。

ちなみにテクノ・ジムは
アントニオ・チッテリオがデザインした新作を展示。
今のジムマシンって、操作部がipadみたいなのね。

抽選会も行われ、盛り上がる中、
自分にとっての小さなサプライズが!
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実はつい先日発売になった、編集執筆した新刊本が、
抽選会のプレゼントになっていた!
知らなかったけど、なんだかうれしい。
まさにこんな人に読んでほしい〜っ
という素敵な女性2名に当たっていたのも
うれしい限り。

ちなみにプレゼンターの川島東治社長が来ているのは
ポーゲンのロゴ入りオリジナルトレーナー。
マシンジムにちなんでつくったそうな。
(そうか、だからドレスコードがスポーツカジュアルだったのか)

デザイン祭りでばたばたですが、
新刊本「ザ・リアルキッチンガイド」については
来週にはきちんとお知らせします!
by kitchen-kokoro | 2010-10-31 23:45 | 海外キッチン | Comments(2)

キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
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