エキサイトイズム

2011年 03月 17日 ( 1 )

森と海の迫る場所 それが三陸

仙台から松島のあたりを堺目に、
宮城、岩手の海は、その表情をがらりと変えます。
なだらかな仙台平野からリアス式海岸に。
三陸の地形をよく表す言葉に「海と森が出会う場所」があります。
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今回の被災地の一つ、2010年夏の岩手県田野畑村の沿岸。昨年の夏にたまたま夫が行っていました。森と海が迫る典型

深い森を抱く山にざくっと切り込みを入れる。
そのスリットに海が入り込んでいる。

石巻から八戸までの三陸地方はそんなイメージで、
リアス式の地形が入り組んでいます。
地域によっては海側と反対側では地面の高度が大きく違う。
そんなところが少なくありません。
本当に森と海が肉薄しているのです。

つまり今回被害のあった沿岸部に行くには、
山越えをしなければ行けない地域がたくさんあります。

現在、個人や少人数のグループで車で物資を届けるという
呼びかけがありますが、
自衛隊や地元の自治体でさえ、なかなか入れない今、
土地勘のない有志が
首都圏からわざわざ出かけるのは控えた方がいいのでは…
と思ってしまいます。

そんな海海山山した沿岸部と
奥羽山脈にはさまれた平野の都市部。

東北自動車道や新幹線は、
中央の平野部や盆地を走っています。
だからとりあえず仙台や盛岡までは行けても、その先は…?

本当に困っている沿岸部に個人が向かうのは
今は難しいかもしれません

しかも雪が深い季節です。
路面が凍り、雪がつもり、事故を起こして
3次災害、4次災害を引き起こしかねません。
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2010年冬の松島入り口(奥松島はもっと先)

一方で仙台などの都市中心部は電気も電話も復旧が始まり、
まだまだ大変ですが、
お店やガソリンスタンドに流通がつながれば、
地元の人同士で助けあえる可能性があります。

まずはタンクローラーや大手流通に
道と燃料が優先されることを願います。
また正直「急に個人、少人数のボランティアがぽつんと来ても、困るかも…」
という話も聞いています。
医療関係者や専門職の方ならまた別の話でしょうが…。

特に盛岡から沿岸部までは北上高地があります。
場所によっては山道が何時間も続き、またあまり道路もありません。
山形、秋田側からまわっても
日本海側と太平洋側の間には大変な山越えがあり
それは一部、震度7の栗原市近辺なども
エリアに掛かっています。
プロのドライバーや地元の人ならともかく…。

また物資も個人からの小口の送付や、生もの等は
各自治体が今は遠慮してほしいと発表。
そして仙台の友人からは「首都圏の人は買い控えしてほしい」とメールが。

なんとももどかしいですが、
もう少し状況を冷静に見て、
協力はまとまった組織に
申し出た方が早いかもしれません。
ケースバイケースですから何ともいえませんが…。

※ああ、しかしながら、いろいろと情報が入ると、駆けつけたい気持ちに駆られます…※


「何かできることはないか」
「宮城方面に行く方法は」という
お問い合わせが多かったので、書いてみました。
by kitchen-kokoro | 2011-03-17 15:55 | 日々の暮らし | Comments(0)

キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
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