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料理を習いにフランスへ

「料理を習いにフランスへ」
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そんな素敵な本を書いたのが、料理研究家の平野由希子さん。
面白いのは習う料理といくエリアを限定した、
集中型の旅をもとにした体験エッセイだということ。
そんなわけで先日、本の出版イベントの料理実演&試食会に参加してきた。

テーマは「カスレ」
「南西部フランス」
おフランス好きの日本人女子も意外と馴染みのないこゆーい地域に的を絞っている。
でも、彼女らしいと思う。
愛らしいルックスから、平野さんと言えば洒脱なパリ、という印象があるけれど、
実はちょっぴり「おやじ度」もアリ(ここがちょっとカッコいい…)。というか、濃厚でこっくりしたものを好む方だと思う。
それは味ということではなく、なにか本質のあるもの、実体のあるものという感じだろうか。
それゆえか、彼女のレシピはシンプルでも、食材から味をぐいぐい引き出す。
レシピ通りにつくらなくても、コツさえつかんでしまえば応用可能な料理がおおく、私はいい意味で「レシピじゃない何か」と言っている。

そのために彼女が自宅で選んだ鍋、オーブン、食器洗い機、コンロ。
いちいち合点が行く。その辺の関係はいつか書きたいと思う。
料理の味や選ぶ設備、その他キッチンのもろもろはその人のスタイルと深く関わる。
ここでは詳細は省略。
そうそう、平野さんとの出会いはそんな彼女のご自宅のための、
「キッチンのもろもろ」のご相談話でした。
食の世界の人とキッチンの世界がまだまだこんなに遠い。そう気づいた瞬間でもありました。
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実演した「カスレ」は濃〜いお料理。
煮込んでふくふくとした白花豆に、塩漬けの豚バラ肉、生ソーセージ、ベーコン。
こんだけお肉?と思った、こてこてのその中にさらに、鴨のコンフィを投入するという。裏方でさまざまな香味野菜が活躍している。それだけじゃない。さらに専用の焼き皿に盛りつけて、オーブンで熱々に焼き込む。
そのあっついところを、アフアフいただくのである。
そう。各種肉汁のしみた熱々お豆がこのお料理のポイントです。
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このお料理をつきつめることで、
フランス料理の地域性とか、地元人気質とかを
表現することに成功している。
彼女の情熱と、小柄な体にそんなにどうしてはいるの?
って思うほどの胃袋と肝臓のなしえたことかも。

とはいえ、鍋ごとオーブンにいれて熱して煮込むとか、カソーレというカスレ皿に入れて焼き込むとか。やはりこれはヨーロッパキッチンの考え方だ。
そのためには日本ではロジェールとか(今もう買えないけど)、AEGやミーレの大きくて熱っついオーブンが必要なのですね。あのぐっとくる熱の回り方!
日本の置き型家電系オーブンだと、この気分は出ない。そしてそれは微妙に味の勢いにも影響するんでは、なんて思ってしまうのである。またそれは鋳物鍋の人気とも関係するので、その話はホント今度にしましょう(止まらない…)。

料理を習いにフランスへ(エイ出版社)
by kitchen-kokoro | 2009-02-03 00:03 | ご飯&フード | Comments(0)

キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
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