宮澤奈々さんちでHOME LUNCH
料理研究家の宮澤奈々さん。
奈々さんが新築に際して、
いろいろとキッチンの情報を知りたいということで
紹介され、それからのおつきあい。
でもゆっくりお食事をする機会はなかなかなかった。
5月の初め、そんな彼女のHOME LUNCHにお招きされました。
そのお料理は本当に食事というより、フードアート。
奈々さんの美意識やイメージがぎっしりと詰め込まれた宝箱。
ドイツのポーゲンポールのキッチンを舞台にしたそのお料理を、
今回はしっかり紹介しちゃう!
ランチは家の中心にあるテラスにしつらえたアウトドアテーブルから
スタート。四角い変わったビンの泡ものと、前菜がセットされています。
印象に残ったのはフレンチトーストを塩味にした
おつまみ。
そう、フレンチトーストって甘いものだとおもってた。
確かに塩味にしたら、ワインのよいおつまみだわ。
パウンドケーキじゃなくて、ケーク・サレ、みたいなことだよね?!
中庭でアペが終わって、
用意されたテーブルは…。
このスプーンといい、料理の盛り方といい、私には絶対に発想できない!
人参のムースは擂り下ろした人参を1日掛けて漉して、
美味しいところだけを残して…と、この1皿だけで
(私的に)気が遠くなるほど手がかかっている。
メニューカードも手づくり!
半分、火を通したマグロを緑のリーフで添えて。
初夏を感じさせる陽気に、山高に盛られたフェデリーニ。冷たくしめた冷製パスタは、トマトとチーズがクリーミーなケッカソースがたっぷりと和えてある。
ワゴンにのせて、奈々さんのスマイルとともに…やってきた。
奈々さんらしいのが、お皿にぷかりと浮かんだトマトのジュレ。
透明だけど、トマト味。夏の香り…ふわっと。
パスタと喉越しのいいジュレがつるんと口の中で合わさって、
もういくらでも食べられてしまうのです。
でもこれで終わりじゃない…。
ドイツ・ガゲナウ製のオープングリルで
じわじわと焼いていた夏野菜、松坂牛と自家製ソーセージ。
奈々さんは簡単な夕飯などは、ここでさっ
と余った食材を焼いて済ませる、
と言ってましたが、
ガゲナウで夕飯づくりってことがもうすごい…。
ころんとしたソーセージはもちろん手づくり。
奈々さん、まさに「腸詰めしたの?!」という質問に、にっこり微笑む。
キルティングみたいなフォームのケーキは、
とろりとミルキーな味。
3Dなケーキの発想が、すごい(なみなみの樹脂プレートを探して
つくったのだそう…!)
いったいいつこんなお料理を考えているのか。
プロダクトデザイナー並みの総合的で立体的なメニュー。
目でも食感でも味でも楽しめる。
そのバックヤードが知りたくて、こんな記事も。
宮澤奈々さんーリアルキッチン&インテリアの取材から
だって、これがひと月とか、一年に一度の大切な時ではなくて、
これが奈々さんの日常。それがすごい。
ドイツのポーゲンポールでつくった、
本人も最初は「宇宙船みたいに大きい」と驚いてしまったキッチン。
半年もすればもはや彼女の庭。
そしてキッチンの片隅で奈々メモを見た!
さらっと書き流したメモに奈々さんのリアルを見る。
料理は最終形。奈々さんの頭の中ではずっとイメージがある。
つきない創造力。
理系的な整理力や判断力(キッチンの中の収納もすごいのです)
美大のような料理へのアーティスティックなセンス。
いつも笑顔で、おもてなしを楽しむお人柄。
メイクも髪も、ちゃんと自分らしく整えるゆとり。
ということでメニューカードはこちら(奈々さんデザインの手づくり)。
本当にいったいこの人は、どんな人?!
さらに「宮澤奈々」という人の深さを知りたい…と
改めて思った第一章的なランチだったのでした。
そんな彼女のキッチンは
「リアルキッチン&インテリア シーズンⅡ」(小学館)にて
チェック!です。
写真の他、奈々さんのキッチンをグラフィックドローイングに落として
解説してます。
ダブルカバーで、カバーを外すとインテリアに飾れるシックな本体が登場。
奈々さんのお気に入りは本体の方だそう。
当日の様子は奈々さんのブログのこちらとこちらで、2回にわたって掲載されてます。
そして奈々さんの宝石箱みたいなお料理の秘密は
こちらにて惜しげもなく公開されています。
シンプルなおもてなし〜モノトーンのお皿に盛り付けマジック
↑この本、シンプルっていうより、もうね、奈々マジックです。
アートの領域行ってます。
奈々さんが新築に際して、
いろいろとキッチンの情報を知りたいということで
紹介され、それからのおつきあい。
でもゆっくりお食事をする機会はなかなかなかった。
5月の初め、そんな彼女のHOME LUNCHにお招きされました。
そのお料理は本当に食事というより、フードアート。
奈々さんの美意識やイメージがぎっしりと詰め込まれた宝箱。
ドイツのポーゲンポールのキッチンを舞台にしたそのお料理を、
今回はしっかり紹介しちゃう!
ランチは家の中心にあるテラスにしつらえたアウトドアテーブルから
スタート。四角い変わったビンの泡ものと、前菜がセットされています。
印象に残ったのはフレンチトーストを塩味にした
おつまみ。
そう、フレンチトーストって甘いものだとおもってた。
確かに塩味にしたら、ワインのよいおつまみだわ。
パウンドケーキじゃなくて、ケーク・サレ、みたいなことだよね?!
中庭でアペが終わって、
用意されたテーブルは…。
このスプーンといい、料理の盛り方といい、私には絶対に発想できない!
人参のムースは擂り下ろした人参を1日掛けて漉して、
美味しいところだけを残して…と、この1皿だけで
(私的に)気が遠くなるほど手がかかっている。
メニューカードも手づくり!
半分、火を通したマグロを緑のリーフで添えて。
初夏を感じさせる陽気に、山高に盛られたフェデリーニ。冷たくしめた冷製パスタは、トマトとチーズがクリーミーなケッカソースがたっぷりと和えてある。
ワゴンにのせて、奈々さんのスマイルとともに…やってきた。
奈々さんらしいのが、お皿にぷかりと浮かんだトマトのジュレ。
透明だけど、トマト味。夏の香り…ふわっと。
パスタと喉越しのいいジュレがつるんと口の中で合わさって、
もういくらでも食べられてしまうのです。
ドイツ・ガゲナウ製のオープングリルで
じわじわと焼いていた夏野菜、松坂牛と自家製ソーセージ。
奈々さんは簡単な夕飯などは、ここでさっ
と余った食材を焼いて済ませる、
と言ってましたが、
ガゲナウで夕飯づくりってことがもうすごい…。
ころんとしたソーセージはもちろん手づくり。
奈々さん、まさに「腸詰めしたの?!」という質問に、にっこり微笑む。
キルティングみたいなフォームのケーキは、
とろりとミルキーな味。
3Dなケーキの発想が、すごい(なみなみの樹脂プレートを探して
つくったのだそう…!)
いったいいつこんなお料理を考えているのか。
プロダクトデザイナー並みの総合的で立体的なメニュー。
目でも食感でも味でも楽しめる。
そのバックヤードが知りたくて、こんな記事も。
宮澤奈々さんーリアルキッチン&インテリアの取材から
だって、これがひと月とか、一年に一度の大切な時ではなくて、
これが奈々さんの日常。それがすごい。
ドイツのポーゲンポールでつくった、
本人も最初は「宇宙船みたいに大きい」と驚いてしまったキッチン。
半年もすればもはや彼女の庭。
そしてキッチンの片隅で奈々メモを見た!
さらっと書き流したメモに奈々さんのリアルを見る。
料理は最終形。奈々さんの頭の中ではずっとイメージがある。
つきない創造力。
理系的な整理力や判断力(キッチンの中の収納もすごいのです)
美大のような料理へのアーティスティックなセンス。
いつも笑顔で、おもてなしを楽しむお人柄。
メイクも髪も、ちゃんと自分らしく整えるゆとり。
ということでメニューカードはこちら(奈々さんデザインの手づくり)。
本当にいったいこの人は、どんな人?!
さらに「宮澤奈々」という人の深さを知りたい…と
改めて思った第一章的なランチだったのでした。
そんな彼女のキッチンは
「リアルキッチン&インテリア シーズンⅡ」(小学館)にて
チェック!です。
写真の他、奈々さんのキッチンをグラフィックドローイングに落として
解説してます。
奈々さんのお気に入りは本体の方だそう。
当日の様子は奈々さんのブログのこちらとこちらで、2回にわたって掲載されてます。
そして奈々さんの宝石箱みたいなお料理の秘密は
こちらにて惜しげもなく公開されています。
シンプルなおもてなし〜モノトーンのお皿に盛り付けマジック
↑この本、シンプルっていうより、もうね、奈々マジックです。
アートの領域行ってます。
by kitchen-kokoro
| 2014-05-26 17:30
| ご飯&フード
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キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
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本間美紀の本
「人生を変えるINTERIOR KITCHEN」(小学館)
デザインキッチンの新しい選び方(学芸出版社)
リアルキッチン&インテリア シーズンⅡ(小学館)発売中
リアルキッチン&インテリアⅠ(小学館)
内容はこちらでも紹介しています!
デザインキッチンの新しい選び方(学芸出版社)
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