フランスの鋳物鍋、シャスールのお手入れ
シャスールはフランスの鋳物鍋ブランド。
かのルクルーゼやストゥブに比べると、
すこ〜し後からちょこちょこついてきてるコ。
そんな印象を持たれがちだけど、なかなかのお鍋である。
私もピスタチオグリーンのφ20センチを
一つ持っているけれど、
ルク姉さんやストゥブ兄さんに比べると、
ちょっとほんわかした太めの妹…みたいなキャラである。
なんというか、シェイプがゆるいのよね。
そんなシャスールの新作発表会で、
フランス本社からきた
日本担当マネージャー(フランス人女性、推定60代)にお会いした。
現地フランスでのシャスールの使いこなしやお手入れについてたずねてみた。
「まず大抵のフランス人はφ16㎝とか20㎝のシャスールは使わないわね。
もっと大きい。これは日本向けサイズ」とまずはばっさり。
ご存じ厚い鋳物のホーロー鍋はじんわりと熱を伝え、
煮込み料理を作るのに適している
「フランス人は大鍋でどかんと煮込み料理を作るの。
2〜3人前をつくるっていう発想はないわね」
「何より私たちフランス人は食いしん坊。
たっぷり食べるし、余ったら近所の人に分ける。
とにかくたくさん量をつくることも美味しさの秘訣なの」。
マダムは自分の大きなお腹を指し示しながら、笑う。
こんなに重い鍋、やっぱり食器洗い機で洗うのかしら?
「いいえ、大きなお鍋は家族の宝物。できるだけ手で洗います。
洗って乾いたふきんでしっかりと拭きあげておくと長持ちします」
大切なのはオイル塗りだという。
「ほら、フチの部分はホーローがかかっていないでしょう。
この部分に指でやさしくオイルを塗りこんでおくと錆びないわ」。
たしかにフチは砂色で、ホーローがかかっていない。なるほどね。
ちなみにわが家では20センチでも、かなり重く感じる。
鍋の残りを皿に移す時は
夫に鍋を持ってもらって、二人掛かりの作業になるというのに…。
腕力がなければ使いこなせない。
もっと大きなお鍋を扱うフランス人家庭に脱帽。
同社の母体は鋳物工場で、本業は産業用マシンの部品や
鋼鉄のパーツを作っているという。
その中の家庭用品ブランドがシャスールだ。
産業部品の世界から見れば、
20センチだろうと、30センチだろうと、
鍋なんか小さなものだろう。
最近は日本がビックマーケットに成長しているという。
写真のような小さなココット(IH からレンジ、直火まで使える)など
フランス人にとってはミニチュアのような
商品をたくさん発表していた。
写真の3色のミニココットは、ちょっとモダンすぎるデザインかな…。
個人的にはクラシックの方がシャスールらしいと思う。
かのルクルーゼやストゥブに比べると、
すこ〜し後からちょこちょこついてきてるコ。
そんな印象を持たれがちだけど、なかなかのお鍋である。
私もピスタチオグリーンのφ20センチを
一つ持っているけれど、
ルク姉さんやストゥブ兄さんに比べると、
ちょっとほんわかした太めの妹…みたいなキャラである。
なんというか、シェイプがゆるいのよね。
そんなシャスールの新作発表会で、
フランス本社からきた
日本担当マネージャー(フランス人女性、推定60代)にお会いした。
「まず大抵のフランス人はφ16㎝とか20㎝のシャスールは使わないわね。
もっと大きい。これは日本向けサイズ」とまずはばっさり。
ご存じ厚い鋳物のホーロー鍋はじんわりと熱を伝え、
煮込み料理を作るのに適している
「フランス人は大鍋でどかんと煮込み料理を作るの。
2〜3人前をつくるっていう発想はないわね」
「何より私たちフランス人は食いしん坊。
たっぷり食べるし、余ったら近所の人に分ける。
とにかくたくさん量をつくることも美味しさの秘訣なの」。
マダムは自分の大きなお腹を指し示しながら、笑う。
「いいえ、大きなお鍋は家族の宝物。できるだけ手で洗います。
洗って乾いたふきんでしっかりと拭きあげておくと長持ちします」
大切なのはオイル塗りだという。
「ほら、フチの部分はホーローがかかっていないでしょう。
この部分に指でやさしくオイルを塗りこんでおくと錆びないわ」。
たしかにフチは砂色で、ホーローがかかっていない。なるほどね。
ちなみにわが家では20センチでも、かなり重く感じる。
鍋の残りを皿に移す時は
夫に鍋を持ってもらって、二人掛かりの作業になるというのに…。
腕力がなければ使いこなせない。
もっと大きなお鍋を扱うフランス人家庭に脱帽。
鋼鉄のパーツを作っているという。
その中の家庭用品ブランドがシャスールだ。
産業部品の世界から見れば、
20センチだろうと、30センチだろうと、
鍋なんか小さなものだろう。
最近は日本がビックマーケットに成長しているという。
写真のような小さなココット(IH からレンジ、直火まで使える)など
フランス人にとってはミニチュアのような
商品をたくさん発表していた。
写真の3色のミニココットは、ちょっとモダンすぎるデザインかな…。
個人的にはクラシックの方がシャスールらしいと思う。
by kitchen-kokoro
| 2012-06-19 10:11
| キッチンツール
|
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キッチンジャ―ナリスト、エディター&ライターとして編集や取材執筆にたずさわる、本間美紀のブログです。キッチン、暮らし、インテリア、住まい、食、デザインをつなぎます。
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