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話題の映画、「ラスト、コーション」を観に行きました。冷たい雪がちらつく中、ナイトショーで満席とは・・・この映画に対する興味が高いことに驚き、そして映画の中身にもびっくり!! まず、皆さんカタカナのタイトルに興味がわきませんか? ラストはlast?なんて思った方もいらっしゃることでしょう。 実はこれ、漢字のタイトルを見ると謎が解けるんです。 「色・戒」が、それぞれlust(色)とcaution(戒)ということなんですね。 さて、映画の中身ですが、抗日運動の高まっていた1942年の上海。純情な学生演劇仲間たちが、日本の占領軍と特別な関係を持っていた実力者イー(トニー・レオン)の暗殺を狙います。 彼らの中で、マイ夫人になりすましてイーに近づき、暗殺のチャンスを作る役目を任されたのがワン・チアチー(タン・ウェイ)。この人、長身のすらりとした美人で、幼さが残る顔立ち(といっても御年28才くらいだが)にやや不釣合いな目つきやしぐさが逆に色っぽい。(アジア人の美と品を兼ね備えた、将来有望株の予感?) 圧巻は、ストーリー展開のダイナミックさと並行して、びっくりするくらい大胆に描かれた「禁断の愛」とその結末・・・。戦争が舞台のヨーロッパ映画のような雰囲気を持ち、主人公たちが翻弄される「色」と「戒」の対照が見事に実現された秀作だと思います。(ヴェネチア国際映画祭グランプリと撮影賞を取っただけのことはあり) 写真は、大学院の通訳クラスの最終日、皆さんにいただいた寄せ書きとチョコレート。ひとりひとりが丁寧に感謝の気持ちを書いてくださいましたが、「こちらこそ、一年間ありがとう!!」です。
by kerigarbo
| 2008-02-10 14:56
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Comments(2)
keri先生こんにちわ、「ラスト」というのは色の意味だったんですね。映画で「ラスト~」ってつく作品って多いからつい食傷気味で、中身の良い悪い前に「またー?」なんて生意気に敬遠しちゃうことも。
いっそ「色と戒」のタイトルのほうが「観たいな!」って気になりました。 素敵なチョコレートですね、 びっしり書いてある寄せ書きを見れば、生徒さんが先生を慕うお気持ちがよく伝わってきました。
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kerigarbo at 2008-02-11 18:59
そうですね、カタカナから英語を推測するのが難しいときがありますね。「ラスト、コーション」と書いてある中の「、」に気づかないと、Last Caution?なんて思っちゃいますよね。
それに、おっしゃるとおり、漢字のタイトルのほうが素敵かも。
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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