このところの忙しさが一息つき、大学の帰り今週だけ半額のツタヤへ直行しました。帰国後２週間もたとうとしているのに、相変わらず気持ちはパリ。


借りたDVDも、何となくパリに関係しているような。その中に、「ビフォア・サンライズ」、続編の「ビフォア・サンセット」が。

ツタヤの若いお姉さん、「ビフォア・シリーズ」は、いい映画ですよ。必ず「サンライズ」から観てくださいね！（昨夜、立て続けにこの２本を観ましたが、お姉さん正しかったです。感謝！）

まず「サンライズ」では、イーサン・ホーク演じるアメリカ人青年ジェシーと、ジュリー・デルピー演じるフランス人女子学生セリーヌが、偶然旅先のウィーンで出会い、恋に落る。短い時間の中、二人は人生について、生と死について、恋について熱く語り合う。

I like to feel his eyes on me when I look away. （私が目をそらしても、彼の目はじっと注がれたまま。その感じが好きなの）と、理想の恋について語るセリーヌ。

「サンライズ」でのデルピーは、映画の中でジェシーが、まるでボッティチェリの絵のようと形容するくらい、美しく初々しい。

何とこの映画、その９年後にパリを舞台に「サンセット」を作り、俳優達もそのまま年を取っているというリアリティがすごいのだ。「サンセット」では、ジェシーもセリーヌも、意外なほどに年を重ねている。（９年って、そんなに長かったっけ？）

再び、セリーヌの台詞。

I guess when you’re young, you just believe there’ll be many people with whom you’ll connect with. Later in life, you realize it only happens a few times.

若いときは将来いっぱい素敵な出会いが待っていると思っているけど、実はそのような出会いは、ほんの少ししかないことを、人生、あとで気付くんだよね、という意味。

うーん、人生の先輩としては、そうだったとも言えるし、そうでないとも言えるでしょうか。皆さんもこの映画を観て考えてください。素敵な映画でした。

２作目も結末がいまいちわかないように出来ているところをみると、この１０年後、また１０年後って、このシリーズ続くのでしょうか・・・

（写真は、映画にも出てくるセーヌ川。河岸にカフェらしきものが。もう一枚は、チュイルリー公園で見た風景。映画はサン・ルイ島みたいだが、残念ながら訪れませんでした）