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何ヶ月も前から楽しみにしていた「チャーリーとチョコレート工場」、昨日観てきました。 ティム・バートンは学生さんに絶大な人気がありますが、この映画もまた、バートン独特の美的世界、簡潔なテーマ、ブラックユーモアのスパイスがピリピリ効いた面白い作品に仕上がっています。 ゴールデンチケットを手に入れ、ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)が営むチョコレート工場に招待された子供たちは、現代の過度に甘やかされた生意気な子供たちを象徴しているのですが、英語ではそのような悪ガキをbratと呼びます。 ただし、日常、ジョーク的にも使われ、たとえば、How’s your brat? (君のところのガキは元気?)なんて言うこともあるので誤解のないように。 さて、そのガキの一人、コンピュータオタクのマイクが唯一心優しいチャーリー(フレディ・ハイモア)と交わす会話。 Mike: Why is everything here completely pointless? (この工場にあるものは、どれも無意味だね!) Charlie: Candy doesn’t have to have a point. That’s what makes it candy. (キャンディは意味なんかなくていいんだよ。だって、それがキャンディだから) ちなみに、ここで言っているキャンディは、チョコレートを含む甘いお菓子全般を指しています。日本では、ひとつひとつに別れた飴玉を指しますが、英語では、板チョコの類は、chocolate barかcandy barです。 最後に、この映画に頻繁に登場するweird(風変わりな、気味の悪い)という単語、知らなかった人はこの際覚えましょう。He’s really weird.と言ったら、「彼って、かなり変!」という意味です。デップ自身も、今回のメークは相当weirdですよね! 写真は、前々回、超人気だったショパン君の再登場です。今回は、お気に入りのぬいぐるみと昼寝するショパン君!
by kerigarbo
| 2005-09-11 11:00
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Comments(10)
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dee_jay at 2005-09-14 00:36
ショパン君、かわいすぎます!!
先日のアド街(でしたよね?)を見逃してしまったので、 またここでショパン君に再会できて嬉しいです♪ この映画、ティム・バートンもジョニー・デップも好きなので 絶対に観に行こうと思ってます。楽しみです。
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kerigarbo at 2005-09-15 11:52
はい、ショパン君の可愛さは格別で、私が会ったときも、ご主人に抱かれた彼は、たまプラーザの人々の目を釘付けにしていました。
TVでは、ショパン君とご主人がバーバリーのお揃いの衣装で汗だくになって撮影されたにも関わらず、その部分の放映は残念ながら数秒でした。(もっともペット特集ではなかったので・・・) またご主人から可愛い写真を送ってもらえたら、掲載しますね。楽しみになさっていてください!
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agatha-kobe at 2005-09-17 16:55
はじめまして♪しゃれた映画のお話とスマートなお話に、しばらく前からファンでございます。
一寸した会話が洒落ていたら、すごく映画が面白くなりますね。 そんな場面が大好きです。ブログリンクさせて頂いてよろしいでしょうか?
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kerigarbo at 2005-09-20 10:01
agatha-kobeさん、コメントありがとうございます。ブログリンク、もちろん、OKです。
agatha-kobeさんのブログを拝見したら、イル・ディーヴォのことが書かれていました。あの4人、歌声もさることながら、あまりの美しさにこちらがとけてしまいそうですねえ・・・。舞台を是非見てみたいな!
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Teddy
at 2005-09-30 18:16
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おひさしぶりです!
いかがお過ごしですか? 夏休みもあっとゆーまに過ぎてしまいました・・・。 でも、学校に行くのもあと3ヶ月程なので寂しいです。 チャーリーと・・・このジョニー・デップはハマリ役ですね!!! ウンパルンパがかなり笑えて友達と大爆笑でした!! ティム・バートンの世界観は本当にすごいと思いました。
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kerigarbo at 2005-10-01 07:51
そう、もう来週から、私も本格的に大学の授業が始まります。今年の夏は、本の執筆などがなかったので、比較的楽でした。
Teddyさんは、もう卒業ですか??もうお仕事が決まっているの? 映画は、子供もたくさん来ていました。ちょっとブラックなところもあるけれど、子供たちの心がさびしくならないよう、旨く作っていると思いました。
はじめまして。私は映画も本も読んでませんが、子供(13歳)が
本を読んでいたので、Exciteの書評コンテストに感想を書いて応募 しています。なので、この映画の感想、興味がありました。 いつも楽しく読ませていただいています。
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kerigarbo at 2005-10-09 11:19
クララさん、はじめまして。私も本は読んでないです。原書で是非読んでみたい。学生さんたちも授業に使ったら、喜びそうだな・・・なんて気がします。また遊びに来てください。
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dee_jay at 2005-10-10 16:11
keri先生、こんにちは!遅ればせながら「チャーリーとチョコレート工場」を観て来ました。カラフルでマジカルでハートフルで、とっても楽しかったです♪(そして勝手ながらトラバさせて頂きました。)
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kerigarbo at 2005-10-11 17:25
dee jayさんの感想も見させていただきました!
そろそろ、チョコレートが恋しい頃になりましたね。チョコレート好きの私にとっては、この映画は、「ショコラ」以来のベスト・チョコレート・ムービーです。太るから普段は控えめにしておりますので、映画でチョコにとっぷり浸った気分になるのは快感です!!
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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