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『フランス人は10着しか服を持たない』―質の高い人生を送るために
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最近ひさしぶりに時間ができ、ご覧の本を読みました。フランス、服と聞いて、ああきっとフランス人はこんな風にお洒落上手なのね!という本に違いないと思って読んだら、意外にも、人生の質をどのように高めるかという人生哲学の本でした。(何十万部も売れている理由がわかった!)

パリに半年間留学したカリフォルニアガールのジェニファー・L・スコットが、滞在先のマダム・シック(Madame Chic)の家で見聞きしたことをありのままにブログに書いたところ、世界中で大反響になったのです。現在12カ国でベストセラーになっているそう。「シック」(=chic。sickと間違えないでください!)がキーワードです。

なにがよいかですって?もったいぶらないで書きたいのですが、とても全部をブログで書ける量ではないので、まずは前半で印象に残ったところから始めますとー

バランスのとれたお食事を毎日決まった時間にいただく、、、とまでは珍しくない。ただしマダムの家のリビングは「見た目の美しさが最優先で、居心地のよさは二の次」。クラシックで格調高いインテリアで満たされたリビングは「おもてなしや読書」の場。ユニクロのジャージを着てソファに寝っころがりながらスナックをつまむ、なんていうことが“わざと”できなくなっているのでした。

ジェニファーもはじめは疑問に思ったのだけれど、実践してみると間食は減り、いつのまにか良いものだけを心から味わって食べるようになっていたとのこと。食事のときは背筋を伸ばして、できればきちんとした服装で(パジャマで朝食なんていうのはいけません!)。

上等な食器はふだんから使う。よい物は戸棚の奥にしまいこみ、割れてもよい安い食器で食事をするのはもってのほか。気に入って買った食器で食事をするからこそ、食の楽しみを満喫できる(そう言えば、プレゼントされたロブマイヤーの高いワイングラス、割ってしまうのが怖くてキッチンの戸棚にしまいっぱなしです。反省)。

服の選び方(持ち方?)。シーズンごとに本当に10着しか持たない。コート、ドレス、アクセサリー、靴、下着はここに含まれませんが、冬場だったらカシミアのセーター3枚、シルクのブラウス3枚、白いシャツ1枚、パンツかスカート計3枚という具合。ただし値段が高ければよいというものではなく、予算内でもっとも質のよいものを買うことがミソ。

まあここまでは、なるほどフランス人ね、時間や物を大切にする、無駄はなく上質でシックなお洒落をする、納得、納得。ところが後半では、さらにびっくりする話が展開します。

「ミステリアスな雰囲気を漂わせる」という項目では、なんと「沈黙は金」が奨励されている。相手との会話で沈黙がおとずれたとき、つい無駄で意味のない言葉を発して間を持とうとするのが常ですが(とくにアメリカ人は沈黙が苦手!)、それはまったくシックではないとのこと。

言い訳もしない。褒められたら単に「ありがとう」(フランス語で “Merci”)でよい。あら、これバーゲンで買ったのよ、実は、、、なんていうのはまったくシックではないと。

とここまで書いてきて、やはり書ききれません。続きは次回にしましょう。



お陰さまで、引き続き好調です!Keriの最新著書:何でも英語で言ってみる! シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)もよろしく!


(注:2010年10月よりコメントは承認制にしています。すぐにお返事できないこともありますが、感想、ご意見など遠慮なくお送りください)
関連サイト:
ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ

by kerigarbo | 2015-03-11 12:09 | Comments(0)
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