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新春に観た、泣いた。「レ・ミゼラブル」
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ひさびさに泣きました。映画「レ・ミゼラブル」を観て。

本作、ミュージカル映画ですから、台詞はほとんどありません。かつてのミュージカル映画で主役の歌声がほとんど吹き替えであったことを考えると、感激で言葉にならないくらい。主役のヒュー・ジャックマンほか全員の生歌が見事です(ラッセル・クロウだけ下手だと悪口を言われているけれど、その彼さえもなかなか味があります)。

14,5年前、本場のNYブロードウェイで「レ・ミゼラブル」を観た私は、同じ感激をこの映画で味わえるだろうとは、正直想像していませんでした。

ミュージカルの終演後購入したサウンドトラックは(今はどこかへ行ってしまいましたが、当時テープでした)、擦り切れるくらい聞いていました。そのくらいこのミュージカルにほれ込んでいたので、映画での再現はほぼ不可能だと思っていたのです。

しかし、その予想は見事に裏切られることに……

たった一切れのパンを盗んだために長い間投獄され、地獄の苦しみを味わい、その後更正するも、執拗に追いかけるジャベール警部とのいたちごっこの中で、正義とはなにかを自問し、苦悩する(サンデル教授に聞いてみたい!)ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)。 ジャックマンの演技と歌唱力が半端ではありません。

この映画ではあらゆる形の「愛」が描かれ、歌われています。有名なのは、母の愛を歌い上げるフォンティーヌ(アン・ハサウェイ)の「夢破れて」のシーンですが、それと並んで必見なのは、フォンティーヌの娘コゼット(アマンダ・セイフライド)に恋する青年マリウス(エディ・レッドメイン)を慕うエポニーヌ(サマンサ・バークス )が歌う「オン・マイ・オウン」。 

彼女は、舞台でも同じ役を演じているくらいの歌唱力があり、切ない女心を歌い上げるシーンは映画の中でも見所です。(以下、Youtube)

https://www.youtube.com/watch?v=X4gUFUpZI0E

初々しい恋心をロミオとジュリエットばりに演じるレッドメイン(「マリリンの恋」以来私のお気に入り!)とセイフライドの映像も含め、エポニーヌの歌詞に注目。素晴らしいです。(映画では石田泰子さんが見事な字幕を書いていました)

自由闊達なフランスが経た数々の残酷な歴史の中で繰り広げられる、人間愛、親子愛、男女の愛、祖国への愛、などを見事に描ききった映画だと思います。ミュージカル映画はNo!の方もぜひご覧ください。

ちょっと褒めすぎかもしれませんが(笑)、3日を過ぎても歌が頭から離れない「レ・ミゼラブル」ファンの私ですので、ご容赦くださいね。

最後に「レ・ミゼラブル」の標語とも言える次のくだり―

Even the darkest night will end and the sun will rise.(どんな暗い夜も必ず明ける。そして日が昇る)

は、今の世界状況にも似たところがあります。今年も希望を持って、一年を乗り切りましょう。

全員が熱唱する自由への讃歌(Youtubeより)を聴きながら、今回は締めくくりたいと思います。https://www.youtube.com/watch?v=Urhry_shYt0

そうそう、写真は昨年パリを訪れたときの風景。エッフェル塔の近く。


(注:2010年10月よりコメントは承認制にしています。すぐにお返事できないこともありますが、感想、ご意見など遠慮なくお送りください)
関連サイト:
ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ

by kerigarbo | 2013-01-11 10:17 | Comments(2)
Commented by sudi.s at 2013-01-25 00:21
先生、こんばんわ。この記事を書いてくださるのを心待ちにしておりました!(笑)すでに3回観て、DVDも買おうと思っているくらいハマリました。

エポニーヌが雨に打たれて歌うシーンが一番好きで、抜群の歌唱力に驚いていたら、なるほど納得のキャリアでした。他の役者と歴然とした差がありました。でも場面としては最後のジャン・バルジャンが亡くなるところが号泣で(3回とも)一番好きですね。

憎しみに生きた男が愛を知るという話ですが、登場人物が皆「許す」ということをしているのだと強く感じ、そこに一番心打たれました。自分のことしか考えていない自分のことなど振り返るチャンスにもなり、私にとってバイブルのような映画です。
Commented by kerigarbo at 2013-02-11 13:21
遅くなりましたが、sudi.sさん、コメントありがとうございました。私もこの映画は2度3度観てもよいと思ったほど感動しました。(残念ながら多忙で2回目すら観れておりません)

エポニーヌの歌唱力の素晴らしさ、最後の場面の悲しさ、などもまったく同感です。

さらに、本映画は単に愛する、恋する、というだけの側面だけではなく、一神教であるキリスト教のもとで語られる正義とは何か?を、ジャン・バル・ジャンとジャベール警部の心の葛藤を通して問いただしているとも言えます。

色々な意味で、様々な人間の考え方や生き方を提示している興味深い映画ですね。
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