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帰国してから2週間。デンマークではすでに晩秋のような風が吹き、(最近パリ入りした)息子の奥さんA子ちゃんによると、すでにパリも寒いらしい。 北のコペンハーゲンから南はパリまで下り、当然ながら国民性の違いとか、短い期間ではあるけれどもいろいろと観察できて、素敵な経験ができました。今日は「英語が通じない街パリ」のお話。 デンマークとオランダでは概して英語が達者な人が多く、みなさんシャイながらとても親切でした。そこからベルギーへ移動し、さらにパリへと下ると、英語が通じる度合いはぐっと減ります。 宿泊したプチホテルでは、受付でもなかなか英語が通じなかった。一般的に、英語のできなさは日本人とあまり変わらないかなあ・・・正直かなり苦労しました。でも、粘り強く話し続ければ大体は通じます。 写真は、最後の日に早い夕飯を食べた、「ブラッスリー・リップ」のテラス席から表のサンジェルマン通りを撮った一枚。イヴ・モンタン主演の映画に使われ、ヘミングウェイがよく通った店とか。(ヘミングウェイと言えば、帰りの飛行機で観たウディ・アレン作「ミッドナイト・イン・パリ」に何回も出てきましたが、この店もひょっとして登場していましたか??) そこのギャルソンたち、白い長いエプロンをしていて、たいへんレトロな雰囲気なんです。顔つきやマナーも貫禄があって、今にも古い映画から飛び出してきたような~ 混雑する夕飯どき直前だったので(あちらは8時くらいから夕飯という感じ)、暇なギャルソンたちがちょくちょく通りに出ては、隣の店のギャルソンや行きゆく人々と、タバコの煙をくゆらせながら、ヒソヒソ何かを話している― あまりに独特の雰囲気だったので、食事を待つあいだ、ひょっとして彼らはCIA?いやMI6から送り込まれたスパイかも?なんて、想像をたくましくしておりました(笑)。 その「リップ」で出てきた前菜。実は私のテーブルを担当したギャルソン、英語がひと言も通じないのです(ほんとかな?今でもあれは単なるフリだったのではないか、と思ったりもするのですが)。 キャビアを頼んだつもりでしたが、出てきたのはオリーブと玉ねぎを炒めてどうにかしたような代物。その他3品頼んだのに2品しか来なかったり、アクシデントは続き、 やはり、英語だけじゃだめだね。学生のとき日仏学院に通った日々はなんだったんだろう?と前回パリを訪れたときも思い、、、今回もまったく準備せずに行った自分を反省。 今後は、慣れないパリ生活で四苦八苦している(?)息子とA子ちゃんからも情報が入ると思うので、楽しみにしていてください。 まだまだ暑い日本、早く秋が来るといいですね。 (*2010年10月よりコメントは承認制にしています。お返事が遅れることもあります。ご了承ください) 関連サイト: ジャパンタイムズブッククラブ 「働く女性の英語術」特集ページ
by kerigarbo
| 2011-09-17 12:09
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【Keri先生のプロフィール】
光藤京子(みつふじきょうこ) 英語コミュニケーション・翻訳関連の執筆家・コンサルタント(TAS & コンサルティング)。会議通訳、翻訳ビジネス、大学講師の経験を生かし、これまで数多くの本を出版している。『働く女性の英語術』(ジャパンタイムズ)、『何でも英語で言ってみる!シンプル英語フレーズ2000』(高橋書店)のほか多数。最新書に『する英語 感じる英語 毎日を楽しく表現する』(ジャパンタイムズ)がある。 お気に入りブログ
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