ロンドンでの日々

日常の、貧者の銀器、ビューター@V&A

ロンドンの骨董市(Anuique Market)で
主流を閉めるのは、銀製品。
ノッティングヒルのポートベローでも
通りに面したお店の数々は
銀色の静かな輝きで満ちています。

日本の骨董が、まず伊万里から入るように、
こちらはまず銀製品なんでしょうね。

日本に比べると円安(180円)の今でも
かなりの、お値ごろ感があります。
スプーンなんかはお土産に最適。
私も海外に出ると、
よく買って帰ってました。

が、ティースプーンはともかく
フォーク、ナイフ、お皿となると
ふだん使いしにくい、
食卓に合わないんですよ。

それがわかるようになってからは
眺めるだけで
手を出さなくなりました。

ところが
ビューターは和の日常の食卓にも
しっくりくるんですよ。
ちなみに
ビューターというのは、
錫(すず)を主原料とした合金製のふだん使いの金属器。★こちら(コトバンク) 
★こちら
(骨董屋さんのブログ)
いぶし銀を、さらに、経年変化させたような風合い。
まさに、きれいシャビ(造語)。

さて。
V&A博物館でも
銀食器はこれでもか、というくらい
大量に展示されているのに
ビューターはたったこれだけ。
それも手が込んだものばかり。
もっと素朴なもの、
いかにも庶民が、
日常の食卓で使っていたものも
展示してほしいなあ、という願いを込めて、
この日(2月上旬)は少しだけ寄付しました。
(入館は無料だけど、寄付は募ってます)
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↓これ、訳して載せようと思ったんだけど
時間がかかりそうなので(とほほ)、
とりあえずそのまま載せます。
V&Aの説明書です。
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by keiko-aso | 2015-03-17 19:34 | ロンドンでの日々

京都ロンドンから琵琶湖のほとりへ??セルフリノベーションの家


by keiko-aso
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