ロンドンでの日々

小説のような三枚の絵@テート・ブリテン

MI6の本部から、
橋(ヴォクソール Vauxhall橋)を渡ると、
景色は一転、↓左のような、いかにもロンドンといった景色になります。

右がテート・ブリテン(旧デート・ギャラリー)。
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ちなみに橋の向こう、ガラスのビル群は↓
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ね、全然、違うでしょ。
河(水)はときにして時の流れを遮断する。


かどうかはさておき、

テート・ギャラリーに収蔵されていた
モダンな作品(現代美術)も、
テムズ河の向こう、再開発の地域へ。
分館、テート・モダン。
建物はガラスではなく、
旧火力発電所の再利用だけど。
偶然とはいえ、面白い。

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□□□
さて、やっと本題。
今日の記事は、
この回の補足です。
Augustus Leopold Eggの三部作「Past and Present」
コメント欄で、3枚とも見たいというリクエストがあったので、
先日、カメラに収めてきました。
ガラス越しだから反対側の絵などが写り込んで見えにくいけど

小説のような三枚の絵。
改めて見ると、
実に多くの物語が描かれていました。
妄想、想像は私の得意分野 ^^
b0199526_12333100.jpg

1枚目です。

男性(姉妹の父)の手には、激しく、
握りつぶされたような手紙が見えます。
この手紙で妻の不義を知った、 当然、激怒。
倒れた(殴られた?)妻の手は、祈るようなカタチで組まれている。
許しを乞おうとしているのか。

林檎は2つに割れ、1つにはナイフがぐさり突き刺さっている。
そして1つは床に。
アダムとイブの林檎という暗喩なら、
愛の終わりを表している。
ナイフのほうが男性で、落ちた床の林檎は妻。

カード遊びをしていた姉妹は、
姉のほうだけが、
目を見開き、母を見ている。

インテリアに注目。
布張りの壁、右側にこの男(?)の肖像画。左の女性の肖像画。
母の宝石がついた金のブレスレッド。中産階級の様子が窺えます。
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↓2枚目は前回、載せた絵です。
b0199526_12171113.jpg

姉妹の姿から、数年以上、時間は経過している様子。
妹を姉が慰めている。
壁には1枚目と同じように左右、男女の肖像画。
父と母ではないかと。
母は家を追われ、父は亡くなり、
姉妹は小さな屋根裏部屋に。
窓から見える月と雲のカタチに注目です。


↓3枚目。テムズ河なのでしょうね。。
桟橋近くの橋桁の下、女性が乳飲み児を抱えて、
月を見上げている。
ショールの下から出た小さな足。
1枚目のドレスから比べると
何ともみすぼらしい服。
姉妹からも、この母からも
身をまとう服から、色彩が消えてしまった。
唯一の色彩が月明かり。
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2枚目と3枚目、拡大、切り抜きました。
b0199526_1228050.jpg

ね、月と雲のカタチが同じでしょ。
ということは、母と姉妹たちは近い場所にいるんです。
そしてもちろん同じ時間が描かれている、
タイトルの「現在」です。
母と、娘の横顔がとても似ている。
乳飲み児は異父姉弟。私は勝手に男の子だと思ってる。
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この小さな足は、未来を歩んでくれるのだろうか。



□□□
リアル現在の日付が変わりそうなので
一旦、アップします。

□□□
この部屋に、三枚の絵は展示されています。
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カテゴリ、海外旅行から、地域情報(ヨーロッパ)に変更しました。
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by keiko-aso | 2015-02-24 00:27 | ロンドンでの日々

京都ロンドンから琵琶湖のほとりへ??セルフリノベーションの家


by keiko-aso
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