大覚寺の金色の蝉

蝉の季節も終わりですね。

私、裸耳(造語)だと
蝉の声、まったく聴こえないんですが(周波数の問題)、
補聴器を使うと、一部だけですが、
聴こえるようになります。

わが家の午前中は
じーっじっじっじっじっじの、ぎらぎらの大騒音。
騒音に聴こえてしまうのは
記憶のなかの蝉の音とは違うからだと思います。


トビがいた去年の夏までは
毎朝、何匹もの蝉の死骸が
一階の廊下には転がっていたものでした。

今年はそんな目で聴く夏の音を、
私は失いました。


さて。
これは旧嵯峨御所、大覚寺の宸殿(後水尾天皇の中宮、東福門院和子使用の宸殿を下賜されたもの)の
その蔀戸(しとみど)の留金にとまる黄金の蝉。
こんなにとまってたら、すごい音量でしょうね(えっ?)。
東福門院和子は徳川秀忠の娘。家康の孫。
大覚寺の金色の蝉_b0199526_1042564.jpg

蔀度というのは、上にはね上げる、こういう格子戸。
大覚寺の金色の蝉_b0199526_10433326.jpg


他の留金、釘隠しには菊の御紋が。門跡寺院ならでは。
大覚寺の金色の蝉_b0199526_10445637.jpg

大覚寺の金色の蝉_b0199526_10465744.jpg



今日の京都は最高気温が30℃の予想。
うれしいなあ。
でも少し寂しい。
by keiko-aso | 2012-09-11 10:50

京都ロンドンから琵琶湖のほとりへ??セルフリノベーションの家


by keiko-aso
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31