赤穂緞通の美しさ

夏の頃から、
ずっと書きたい、と思いつつ
長い記事はついつい後回しになり、
こーんなに遅くなってしまいました。

長文になるので
興味のない方は飛ばしてください。

緞通、京都に来るまで
私はこの存在すら知りませんでした。
ペルシヤ絨緞は知ってたのに。中国緞通は知ってたのに。
恥ずかしい……。
緞通とは、一畳サイズの手織りの日本製の敷物。
素材は綿です。

最初に見たのは
寺町通りの茶の湯の道具を扱う骨董屋さんでした。
くたびれてるし、シミもついているのに、
6枚で50万円とか、ベラボーな値段がついている。
思わずのけぞりました。

でも、確かにシミはついてるけど
いいんですよ♡
見ていると、不思議と
心が落ちついてくる。
ほしい。

でも
まとめては買えないから
1枚でも売っている
骨董屋さんを見つけると
少しずつ、買い足していきました。

ちなみに、
藍の無地のものは
10年くらい前までは、
3万円くらいで入手できたんですよ。


緞通の産地には、
鍋島、赤穂、堺とあり、
かつて藩が財源のために織らせていたようです。
私流の見分け方は、
鍋島は表面の毛が長く、
堺は薄く、縦の端の処理が糸綴じ。
上の特徴がないのが赤穂@@
私は赤穂 が好みです。

どういうときに敷くかといえば、
ハレの日。
京都なら、祇園祭やお正月。
部分敷きの場合もあれば、10畳に10枚、敷き詰める場合も。
模様があると、ちょっとゴージャス。
広間の茶席で使うときは、
毛氈代わりに敷きます(無地が好まれる)。


さて、
今年、無地の緞通を追加購入しようと
夷川通高倉の万市さんを訪ねたところ、
うちには今、無地はないからと、
赤穂のひぐらし工房さんを紹介してくれました。

でもこちらでも完全な無地はなく、
代わりに薦められたのがこれ。
縁に雷紋が。

100年くらい前のものです。
赤穂緞通の美しさ_b0199526_1146723.jpg

何枚か購入したかったんですが、
予算をオーバーしていたので@@
2枚、いただくことに。

こちらは古い緞通を洗い(シミを落とし)、
糊をつけ、お色直ししてから
渡してくれるシステム。
なぜならここは骨董屋さんではなく、
赤穂緞通の工房なんです。

とりあえず見てから、ということで
2枚、送ってもらいました。
それが上の2枚なんですが、
地色の部分、色が違うの、お判りいただけますか。
新品のような色合いにもできるので
お好きなほうで仕上げますよ、とのこと。

古い家には古い雰囲気のほうがしっくりくる。
というわけで、
濃いほうでお願いしました。


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赤穂緞通の美しさ_b0199526_1282279.jpg

部屋のアクセント的に、
座敷の中央部分に敷いてみしまた。
真ん中のものは10年以上前に買ったもの。
(ちなみにお値段は今回のものの5分の1^^;)
一畳大なので、いろいろ組み合わせられるのも
日本の緞通の魅力のひとつです。

赤穂緞通の美しさ_b0199526_12121148.jpg

「田舎暮らしの本」11月号 にも
 掲載されましたが、
今はこんな感じで使っています。



ひぐらし工房さんのサイト、
ぜひご覧になってみてください。こちら
古緞通、新作を含め、美しい緞通がいっぱい。
価格も載っています。


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赤穂緞通、
これからも守っていきたい
日本の美しいもの、
私の好きなものの一つです。

★★
うちにある他の緞通も
写真を撮ったら、追加していきます。
by keiko-aso | 2011-10-11 06:22

京都ロンドンから琵琶湖のほとりへ??セルフリノベーションの家


by keiko-aso
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