ちょっと前の話しですが、中国で開催されたサッカーのアジア・カップ。日本代表は苦しみながらも連覇を果たしました。ハードな状況の中で勝ち抜いたチームには、絶対優勝するんだ、優勝できる、という気概がありましたね。
一方でピッチ外での“ハードな状況”が大きくクローズアップされたのもこの大会の特徴でした。中国人による日本代表チームへの嫌がらせは、スタジアム内でのブーイングに留まらず、試合後の移動バスへの投石にまで及んだそうです。中国代表チームの選手は決勝戦まで躍進し、決勝戦でも立派に戦っただけに残念です。
そんな状況でも、日本代表チームは「アウェイでならさもありなん」と試合に集中して挑むことができました。いくらアウェイと言ったって、ここまでのアクシデントは珍しいですから、前回大会の王者としての心構えのなせる技でしょうね。
実はこの“裏”で、もう一つのアクシデントがありました。イギリスで開催された「Vodafone Cup」において、浦和レッズ対マンチェスター・ユナイテッド戦が天候不良で中止となりました。日本からの大勢のレッズサポーターが応援に行っていただけに、選手ともどもさぞ残念だったでしょう。なんでもイギリスでは雷で過去4人の選手やレフェリーが亡くなっているとのこと。自然の脅威には勝てません。

この2つのアクシデントは、プレイヤーとしていかんともしがたいものでした。ですが、アウェイで戦う際の心構えや悪天候の際の用具や戦術の準備は行っていたでしょう。資産運用においても様々なアクシデントや状況が悪くなった場合の心構えや準備が重要です。儲かることだけ考えてるというのは非常に問題ですし、悪い状況になっても放置して対処しないのも拙い。最悪、いかんともしがたい場合だってあるわけですから、準備できること対処できることぐらいはしっかりとやっておきましょう。

※W杯アジア１次予選　日本4-0インド　日本勝ちました。でも、今は代表よりレッズの方が強いです。