弟子「師匠 毎晩どこへお出かけになっているのですか?」
師匠「師走だぞ 忘年会やらなにやらで色んな店を走り回っておるに
決まっておろうが!」
弟子「師走とは本来そのような意味では・・」
師匠「馬鹿者 師はどこをどう走ろうが十二月は勝手だ
という意味なんじゃ 今までどれだけがむしゃらに
色んな店を走り回ってきたことか今更立ち止まることなど出来るものか」
弟子「それは一年中そうかもしれませんが
そろそろお年をお考えになったほうがよろしいかと・・」
師匠「儂に説教するつもりか!」
弟子「滅相もございません 私が師匠に説教するなど」
師匠「儂は説教されるのが大嫌いなんじゃ 一部を除いて」
弟子「一部を除いて?」
師匠「そう 愛ある異性のアドバイスなら受けてもよい
いや 受けたいかも」
弟子「そのような方がいらっしゃるのですか?」
師匠「あっちこっちの店におるぞ」
弟子「師匠 それで毎晩・・」
師匠「そうじゃ アドバイスを受けることは大事じゃからの
あっそうそう 正月はハワイでアドバイスしてもらうことになった」
弟子「師匠 これからは交際費の予算をしっかり仕分けさせていただきます!」
師匠「そんな一方的に言われてもこちらといたしましては」
弟子「どうして急に口調が変わるんですか!」
師匠「いかがでしょう ご理解いただくためにも
今夜はどこかのお店でご一緒に・・」
弟子「けっこうです!」
師匠「師走ですから〜 ねっ!」
弟子「甘えてんじゃねぇ どんな師匠じゃ〜!」
P.S 増上寺の師走は本当にお忙しいと思います。
