今回から2回に分けて、先日(3月22日)の
『初! 小杉十郎太ライブin 名古屋』の一日を
僕なりにレポートしてお送りしようと思います。
当日起床したのが5時半(30分寝坊)、慌てて風呂に入り、
髪の毛も乾かないままタクシーに乗り込み集合場所へ
(7時集合だったがさすがに道路空いてて10分前に到着)。
スタッフの車に荷物や楽器類を積み込み『いざ、名古屋へ〜!』
怒涛の名古屋ライブツアーが始まったのだった。
まずは、マクドナルドのドライブスルーで
ハンバーガーとコーヒーを調達し、
正に東京・名古屋間を結ぶ東名高速道路に入り、
何故か全員初のETCゲートをくぐり、
『お〜』と感嘆の息を漏らし半ばドライブ気分、
これから待ち受ける悪天候と2ステージのことなど
すっかりどこかへ行ってしまっていた。
連休最終日ということもあり車は順調に進んでいたが、
秦野中井インター辺りでポツポツと雨が・・
低気圧に向かって走っているのだから当たり前といえば当たり前だが、
やはり落ちてきたかという思いと共に『ゴルフじゃなくて良かった〜』などと、
これからライブをやる人間とは思えないような言葉が
頭の中にぽっかり浮かんだのも事実なのである
(本当にゴルフの時も7割強の確率で雨)。
富士山の富の字も見えない長〜い静岡県内を、
ライブの話はせずWBCの話題などで盛り上がりながら雨の勢いが増す中、
徐々に名古屋へ近づいていった。
出発から3時間、見えてきたのは浜名湖。
着いてからのスケジュールを考えると、
ここで食事をしてしまおうということになりサービスエリアへ。
朝の10時だというのに国内外の観光客でかなり混んでいて少々驚いた。
そして、まもなく人生初めての経験をすることになる。
それは・・
午前10時過ぎから、浜名湖名産『鰻』を食したのである。
もともと鰻は大好物ではあるが、この時間に食べたのはさすがに初めて。
それも浜名湖の鰻とくれば何をか言わんやなのであった。
そしてこの鰻がこの日を乗り切るスタミナ源になったことは言うまでもない。
大満足の中、再び車に乗り込みいよいよ名古屋に向けて動きだすと、
満腹中枢神経が大活躍し強力な睡魔に襲われまんまとその手中に落ち、
不覚にも助手席で眠りこけてしまったのである。
ふと気付けば、車はすでに名古屋インターを降りるところであり、
結局、浜名湖ー名古屋間の記憶は何もないまま東名に別れを告げた。
そしていよいよ目的地である『ライブギャラリー元』に11時半過ぎに到着。
閑静な住宅街にあるそのたたずまいは、ライブハウスというよりは、
その名の通りギャラリーという雰囲気を醸し出していた。
車のトランクから搬入を終えると早速サウンドチェックへ。
モンゴルのシャンデリアが飾られたその空間は
とても美しく温もりが感じられた。
サウンドチェック、照明のチェックが終わり
楽屋というよりは応接室といった部屋で一服しながら外を見ると、
雨と風はますますその勢いを増し、さながら嵐といった様相。
これから来てくださるお客様のことを思うと、
今更ながら雨男である自分の本領発揮ぶりを情けなく思い、
申し訳ない気持ちになった。
時刻は14時30分。
そろそろ名古屋嬢ばりにメイクをしようかと鏡の前に座るとスタッフから
『開場しました。本番まで30分で〜す』と声をかけられビックリ。
本番は15時30分と勘違いしていたのだ。急に忙しくなった。
入念にメイクをしている時間はすでになく簡単に済ませ
衣装に着替えるとまもなく15時。
遂に初めての名古屋ライブが始まろうとしていた。
会場に入りお客様の熱気を感じながら
岩田さんとステージに上がりギターのチューニングが終わると、
この言葉と共に幕は切って落とされたのである。
『初めての名古屋ライブ、始まるみゃ〜!』
(実は直前まで、始まるだがや〜!だった)
続く
P.S サムライJAPAN やった〜!