故松本清一先生の名前を冠する「松本賞」は、日本のリプロダクティブ・ヘルスの分野において活躍している第一人者に対し、その功績を讃えて授与するもの。
その第19回選考委員会が3月19日に開催され、選考委員会委員と過去の受賞者から推薦された個人11名の中から厳正な審査の結果、東京医科歯科大学大学院・医歯学総合研究科・生殖機能協関学教授である久保田俊郎氏(64歳)の受賞が決まりました。
選考委員会委員は、石井澄江(ジョイセフ代表理事)など5名から構成されています。
久保田教授は、生殖医学領域では日本産科婦人科学会生殖・内分泌委員会で活躍し、日本の若い女性の排卵障害に多くみられる疾患(PCOS)の新治療指針作成の中心的な役割を果たしました。また、女性医学領域では、第29回日本女性医学学会(2014年)を主催し、「次世代の女性医学の発展を見据えて」というテーマで斬新なプログラムを企画。過去最高の参加者を集めて成功を収めています。
さらに13年からは、日本産科婦人科学会・女性ヘルスケア委員会での「女性アスリートのヘルスケア小委員会」の委員長を務め、女性アスリートを対象とした大規模なアンケート調査を実施し、女性アスリートの月経異常や疲労骨折などの実態を調査し、その予防のために必要な管理・治療指針の作成を目指し奮闘中です。
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