10月28日のGIRL meets GIRL Collegeには、産婦人科としてご活躍の宋美玄さんが登壇し、「理想の出産・安全な出産」と題し、現在の出産事情に触れながら、専門家として意見を展開しました。
現在、日本の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの平均数)は1.43。産むことを選んだ女性にとって出産は一生に1度か2度の一大イベントとなりました。その結果、結婚式に自分ならではのアイデアを盛り込むのと同じように、出産にも自分らしいスタイルを望む女性が増えています。
宋さんは、現在の出産現場で当たり前となった「自分らしさ」を求める風潮に対して、理想の出産へのこだわる気持ちには理解を示しながらも、「お産で一番大事なことは母子の安全である」と訴えました。
お産は赤ちゃんが生まれてきてくれるまで、先進国であっても何があるかわかりません。自然分娩を希望していても、その過程において医療的な介入が必要となることもあります。
だからこそ、宋さんは「頑張ったから安産だった。頑張らなかったから、自然分娩じゃなかった、ということではない」と力をこめました。
最後に宋さんは受講生に次のようなメッセージを送りました。「お産はほんの始まり。そのことよりも、家族が増えたということの意味の大きさを大事にしてください」。
受講生からは、
「出産に対する理想を持ちすぎないようにしようと思いました」
「もし出産することになったら、今日聞いたことを活かしたいです」
といった声が挙がりました。
この日のジョイセフミニ講座には、広報グループに所属し、フォトグラファーとしても活躍する東海林が登壇し、開発途上国でたくましく生きる女の子たちの現状に触れました。ジョイセフに入団する前の青年海外協力隊員時代の話には、受講生からの質問も多く挙がりました。
次回は、NLPトレーナーとして国内外で活躍するユール洋子さんが、実践シーンで役立つポジティブシンキングを身につける方法をワークショップ形式で送ります!
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