週末、ジョイセフ事務局長の石井はじめ他スタッフ3名は、
岩手県の沿岸部に行ってきました。
震災後70日が過ぎた釜石市、大槌町では、
海水に呑まれた街全体が、腐敗臭が漂っていました。

自衛隊のジープが何十台も、あちこちで見られ、
整理・かたづけが進む様子が見受けられましたが、

街の中に入ると、信号機は機能してないし、

家の中に車が突っ込んだままで、
家があっただろうと思われる所々が瓦礫の山だらけ。
ぐしゃぐしゃに壊れている車があちこちに転がっており、
車はよく見ると茶色い錆も激しくなっておりました。
さて、
今回のジョイセフの訪問の大きな理由は、
本格的に緊急→復興支援プロジェクトを始める今、
・被災産婦へのお祝い金5万円(義援金)の支給を始めるにあたっての最終確認
・被災妊産婦、女性をケアする地元の助産師さんとの情報交換
・新たな課題考察と沿岸部に程近い拠点探し
でした。
いわて参画プランニングの平賀さん(左)、内閣府の大西さん(中左)、ジョイセフ本間と石井(右)

釜石市の保健福祉センターの洞口さんから、
市や近隣の市町の被災妊産婦や母子の状況について話を伺い、
釜石市の妊産婦約100人が被災を受けていることを確認。
洞口さん(左)とジョイセフ石井
いま、沿岸部の被災地の男性たちは、職を無くし、
昼間はギャンブル(パチンコ)に出かけるのだそう。
ジョイセフが送る産婦へのお祝い金(義援金)5万円は、
必ず女性(産婦)の口座に振り込まれるように、申請の際には
誘導が必要だと、アドバイスをいただきました。
被災前から男女の役割差(ジェンダー)や著しく、
配偶者間のドメスティックバイオレンスが多いといわれる岩手の沿岸地域。
7月末までの間にほとんどが避難所から仮設住宅にうつるので、

5月より、もりおか女性センターが内閣府より助成を受けて
「女性の心のケア ホットライン・いわて」
フリーダイヤルでの相談窓口を開始しています。
阪神淡路大震災の時も、
レイプや中絶の件数が上がった例があるため、
ジョイセフも、女性の望まない妊娠を防ぐため、
家族計画のサービスを始めます。
第一弾レポートはここまで。
第二弾レポートでは、避難所での生活、被災者のニーズについて書かせていただきます!