特別レポーターとは?
XC60に乗って実現したいことを投稿したユーザーの中から、2名をXC60特別レポーターとして認定し、事務局から定期的に出されるミッションに対して、ブログでレポートを書いていただきます。
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XC60プロダクトデザインを見る
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今回は、少しXC60のデザインに触れてみたい。
お世辞でなく、僕はこのプロダクトに惚れた。以前のブログにも書いたが、どうだ最新式だぞという無駄な主張もなく、でも長く愛せて、じっくりとその美しさを堪能できるラインを備えているように思う。
一見、従来のボルボよりも流線型をイメージするフロントラインに対し、真横からフロントからリアにかけてのその構成を見直すと、空飛ぶレンガと言われたボルボ独特のスクエアラインを維持しているのが良くわかる。
最も変化した流れるようなフロントライトも真横から見ると垂直に切り立っている。テールランプも他には真似の出来ない芸術的なラインを描いた後、リアバンパーに向けて真っ直ぐに下っている。
単純に戦闘的な前方重心ではなく、後ろ足で踏ん張っているようなどっしりとした印象。僕はこのデザインから出る”重さ”が好きだ。ボルボSUVのエントリーモデルとは思えない、重圧感がある。
ルーフレールのシルバー、窓枠下部のシール、ボディ下部のサイドステップ、そして足下におごられたホイールのクロームシルバー、完璧なバランスをとったデザインである。
腰の膨らみから出る独特のボリューム感はボルボには無くてはならないライン。
インテリアでは、人それぞれに注目すべきポイントがあると思う。
僕にとっては、あまりオーディオやカーナビなどの電子装備はどうでもよく、輸入車に特に期待するところはプラスティック樹脂部品になる。技術が発達してプラスティックの複雑な加工が容易になると、多種多様なデザインにはできるのだが、特に操作系のボタンなどは、量産体制、生産コスト削減の為に、あまりにツルンとして暖かみを失うものである。国産車などはもうそうなっている。しかしそこはボルボ、意図的になのかわからないが、こんなところに僕は惚れた。
フロントウィンドウの上部に位置するルームランプのボタンである。
この縮緬加工されたプラスティック、シンプルなマーク。たまらなく好きだ。
こういうところにセンスというものが出る。操作感もすばらしい。「カチ」ではなく「カク」と心地よく鳴る。プラスティックの厚みが違う。
参考までに少し脱線するが、以前ブログで書いた僕の時計「OMEGA スピードマスター 1969モデル」もそのデザインへの拘りを省みることがきる。
この文字盤の0.5mm以下の細く渦巻いた溝、外周にグルッと回る機能には無関係な段差、虫の眼になって眺めないと気がつかないような事かもしれないが、これらにデザインへの魂を感じる。僕の惚れたボルボのボタンにも同じ事が言える。
この時計の現行モデルも全体はほぼ同じデザインで今も製造されているが、文字盤は単なる平たい板に文字がプリントされているだけになってしまった。
コスト削減、資源の不足による素材への再考の中で、プロダクトデザインは日々葛藤している。
ジャバラを使用したドリンクホルダー。プラスティックの半光沢が美しい。
ウィンドウのコントロールパネル。ここも使いやすく嫌みのないデザイン。
ステアリングホイール。少し太めだが、さりげないアルミといいレザーといい、ドライバーをやる気にさせます。
結構マジメに惚れこんだ。けど。。。。よくよく考えたら、自分のクルマじゃないんだよね〜〜。
他人の芝生は青く見えるんです。
お世辞でなく、僕はこのプロダクトに惚れた。以前のブログにも書いたが、どうだ最新式だぞという無駄な主張もなく、でも長く愛せて、じっくりとその美しさを堪能できるラインを備えているように思う。
一見、従来のボルボよりも流線型をイメージするフロントラインに対し、真横からフロントからリアにかけてのその構成を見直すと、空飛ぶレンガと言われたボルボ独特のスクエアラインを維持しているのが良くわかる。
最も変化した流れるようなフロントライトも真横から見ると垂直に切り立っている。テールランプも他には真似の出来ない芸術的なラインを描いた後、リアバンパーに向けて真っ直ぐに下っている。
単純に戦闘的な前方重心ではなく、後ろ足で踏ん張っているようなどっしりとした印象。僕はこのデザインから出る”重さ”が好きだ。ボルボSUVのエントリーモデルとは思えない、重圧感がある。
ルーフレールのシルバー、窓枠下部のシール、ボディ下部のサイドステップ、そして足下におごられたホイールのクロームシルバー、完璧なバランスをとったデザインである。
腰の膨らみから出る独特のボリューム感はボルボには無くてはならないライン。
インテリアでは、人それぞれに注目すべきポイントがあると思う。
僕にとっては、あまりオーディオやカーナビなどの電子装備はどうでもよく、輸入車に特に期待するところはプラスティック樹脂部品になる。技術が発達してプラスティックの複雑な加工が容易になると、多種多様なデザインにはできるのだが、特に操作系のボタンなどは、量産体制、生産コスト削減の為に、あまりにツルンとして暖かみを失うものである。国産車などはもうそうなっている。しかしそこはボルボ、意図的になのかわからないが、こんなところに僕は惚れた。
フロントウィンドウの上部に位置するルームランプのボタンである。
この縮緬加工されたプラスティック、シンプルなマーク。たまらなく好きだ。
こういうところにセンスというものが出る。操作感もすばらしい。「カチ」ではなく「カク」と心地よく鳴る。プラスティックの厚みが違う。
参考までに少し脱線するが、以前ブログで書いた僕の時計「OMEGA スピードマスター 1969モデル」もそのデザインへの拘りを省みることがきる。
この文字盤の0.5mm以下の細く渦巻いた溝、外周にグルッと回る機能には無関係な段差、虫の眼になって眺めないと気がつかないような事かもしれないが、これらにデザインへの魂を感じる。僕の惚れたボルボのボタンにも同じ事が言える。
この時計の現行モデルも全体はほぼ同じデザインで今も製造されているが、文字盤は単なる平たい板に文字がプリントされているだけになってしまった。
コスト削減、資源の不足による素材への再考の中で、プロダクトデザインは日々葛藤している。
ジャバラを使用したドリンクホルダー。プラスティックの半光沢が美しい。
ウィンドウのコントロールパネル。ここも使いやすく嫌みのないデザイン。
ステアリングホイール。少し太めだが、さりげないアルミといいレザーといい、ドライバーをやる気にさせます。
結構マジメに惚れこんだ。けど。。。。よくよく考えたら、自分のクルマじゃないんだよね〜〜。
他人の芝生は青く見えるんです。
by specialreporter
| 2009-11-05 10:35
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石田基紀
職業 :映画プロデューサー
趣味 :フライフィッシング・キャンプ・写真・アート・プロダクトデザイン鑑賞・ドライブ・クルマいじり・バイクいじり。なんでも自分で造ること?
36歳にして4人の子持ちです。映画のプロデュースを生業としています。平日は基本的に仕事ですが、長期の映画撮影などのない場合、週末は家族と過ごしています。それでも子供4 人を引き連れてはできない”釣り”という趣味もあり、平日にこっそりと川へ出かけたり、どこかへ写真を撮りに行ったりすることを企んでいます。
職業 :映画プロデューサー
趣味 :フライフィッシング・キャンプ・写真・アート・プロダクトデザイン鑑賞・ドライブ・クルマいじり・バイクいじり。なんでも自分で造ること?
36歳にして4人の子持ちです。映画のプロデュースを生業としています。平日は基本的に仕事ですが、長期の映画撮影などのない場合、週末は家族と過ごしています。それでも子供4 人を引き連れてはできない”釣り”という趣味もあり、平日にこっそりと川へ出かけたり、どこかへ写真を撮りに行ったりすることを企んでいます。
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