今週は先週に引き続き東京国際映画祭でドタバタし、あまりクルマに乗る時間が無かった。映画祭での過密ミーティングも無事終わり、少しは時間ができました。そこで世間は秋ということで、文化芸術振興に勤しむ日々とした。
我が父上の職業はグラフィックデザイナーである。
60歳をとうに超えた父上は、いまや仕事よりも自身の芸術活動に夢中である。壁一面ほどのサイズのキャンバスに、これでもかと画を描きまくっている。
この度父上の絵画が「二紀展」の展示作品に選出されたので乃木坂の国立新美術館に拝見しに行った。







父上の作品。我が輩の顔がモロ出しだったのでボカします。。
僕も幼い頃から美術三昧の教育を受けてきたが、もっぱら造形やらオブジェやらのモノ造りにはげみ、絵画についてはそこそこ描けたが、へたっぴなほうだったと思う。こんな画をかける父上はすごい。60歳を超えて人生後半戦を走る底知れぬパワーだろうか。

父上に薦められて入った我が母校は美術専門学校であったこともあり、級友もほとんどがクリエイティブ職についていった。学友時代から20年も経ったが、今でも数人と交流があり、先日その中でも一際物好きな男にこのモニターブログを発見された。翌日、彼がこんなものを送ってきた。イラストレーターであり絵本作家のムライタケシ氏である。

立派な37歳ですよ。バカですね〜。暇ですね〜。ボディラインに合わせて、シャドーまでしっかり入ってます。彼もおそらくこのために徹夜してます。
これを生業に飯食ってるのに、こんなことしても何ももらえないのに一生懸命になっちゃうんですから。プロ根性ですよ、プロ根性。すばらしい。
イラストのワン公はキャリーって名です。でもこれは乗りたくない。まさに罰ゲームだ。

こんなペンギンを街で見かけたら、どうぞ覚えてやってください。
こういう友人が周りに沢山いる。知り合って20年も、日々、クリエーターとしてのエネルギーを彼らからもらっていることに感謝。


子供編につづく。
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