こんばんは。
ちょっと遅刻の、漫画ソムリエです。
このタイトルね。
自分で「少女」を取ったのだから、他の作品もやらねば、と。
しかし。
如何せん、少年漫画とかそんなに持っていない私。
うーん。
うーん。
あ、そっか。
少年じゃなくてもいいんだ。
ってことで、今回はこちら!
石田敦子さん原作の「アニメがお仕事!」です。
広島県は尾道出身の二卵性の双子、福山イチ乃と福山二太。
二人の職業は「アニメーター」。
「めもちプロ」というアニメスタジオに勤めている、二人の若きアニメーターの成長物語です。
この話の面白いことは。
主人公二人の七転び八起きっぷりが半端無いこと。
アニメを作る人たちの中の、「アニメーター」に焦点を絞っていること。
たま~に、恋愛要素が入ってくるんだけど、あんまり報われないこと。
などなど。
で。
そして。
「アニメが好き」
「アニメがやりたい」
という台詞が何度も出てくること。
つらい時、くじけそうになった時、この台詞に…この漫画にたくさん励まされました。
私もだ、って。
私も、アニメが好きだ!って。
私のバイブルです。
声優は、アニメだけが仕事ではないし。
他の仕事もすごく楽しいけど。
でもやっぱり。
アニメだってやりたいんだ。
そんな気持ちを持っていても、たまにわかんなくなるときがあって。
これでいいの?
このままでいいの?
って。
でも、イチ乃や二太が何度も何度も立ち上がる姿を見て、勇気をもらうんです。
私も頑張ろうって。
そう、思えるんです。
もちろん、好きなだけじゃ続けられない仕事だってわかっているけど。
好きだから目指した仕事だし。
好きの気持ちは失いたくないんです。
二人のように、悩みながら傷つきながらも、この世界で生きていたいんです。
あっ。
原作の石田敦子さんはね。
言わずもがな、とても有名なアニメーターさんですね。(現在は漫画家さん、かな?)
大好きです。
特に、イチ乃やのんのさん(アニメーター仲間)のスカートのふわっと加減がたまらなく好きです。
あと、アニメの製作現場に実際にいたからこその臨場感や現実の厳しさも、胸にぐっと来ます。
ちなみに私、この漫画を読んでからは、やっぱりアニメを見る目が変わりました。
「大勢が一斉に走っているシーンや戦っているシーンは、相当大変なんだろうな…」
と、しみじみ思うようになりました(;A;)
「アニメがお仕事!」全七巻
アニメが好きな人、
アニメを仕事にしたい人、
ぜひ読んでみてください。
ただし。
この作品はフィクションです。
アニメーションのHowTo漫画では、決してありません。