すっかり時間が開いてしまいました。
だけど、この気持ちは色褪せないし、さらに深くなってゆく。
大切で、大好きで、大事にしたい気持ち。
キャスト紹介が今回で最後なのは淋しいけれど、心を込めて書くね。
まずはこの人。
「楠木蓮」役の金子恭平くん。
今回の最年少。
……には見えない落ち着きっぷり。
それもそのはず、蓮くんは今回のキャラの中で一番年上ですもの。
恭平くんは、まー、とにかくスーツが似合う!
かっこいい!!
劇中では、夏音の手の上で踊らされていた彼ではありますが、本当に奥さん思いのいい人なんですよ。
そんな彼を演じる恭平くんも、誠実さが滲み出てて。
すごく素敵な役者さんです。
でも、やっぱり、蒼空時雨のメンバーは個性の集まり。
彼はおとなしそうに見えて、いきなり踊りだします。
いきなり歌いだします。
いきなりシャドウボクシング始めます(笑)
「静」と「動」でいえば「静」の雰囲気だけど、実際は一番「動」かもしれません。
普段は、役者以外にボーカリストやダンサーやダンス講師など、様々な顔を持つ恭平くん。
私は「楠木蓮」の顔しか知らないから、これから彼のいろんな顔を見るのが楽しみです☆
これからもよろしくね、恭平くん♪
さ。
次の方が最後です。
あぁ、涙が出そう。
でも書く。
「朽月稜」役の高城元気さん。
大好きな大好きな稜くん。
夏音の義兄であり、恋人でもある、大事な人。
原作を初めて読んだ時、儚げな、今にも消えてしまいそうな人を想像したの。
で、高城さんに決まったって聞いて、あぁぴったりだなって思った。
年上の男の人には失礼かもしれないけど、守ってあげたくなるような。
そばにいてあげたい、抱きしめてあげたい、そんな気持ちを作りやすい…というか。
とにかく、イメージ通りだったのです。
でも、演技は違った。
朗らかで、ちょっとお茶目で、笑顔があたたかくて。
高城さんの作ってきた「稜くん」は、なんだか頼りたくなるような、そんな「兄」でした。
もちろん、「恋人」の部分もすごく繊細に表現してくれて。
2人でいろいろ話した事もあったけど、でも、稜くんは最初から稜くんだったな。
基本的には、3話は夏音と稜くん、2人のお話。
台本の枚数は少なかったけど、すごく濃密だった。
だって、秘密の恋の話だもん。
誰にも言えない、誰にも言わない、2人しか知らない、切なくて愛しい時間。
お互いだけを見て、お互いの存在を確かめ合って。
稜くんに触れるシーンは2回。
抱きしめられるところと、抱きしめるところ。
人の体温ってあったかいなって思った。
なにより、愛情ってあったかいなって思った。
あの瞬間、私は「夏音」で、高城さんは「稜くん」だったからこそ、感じられた愛情。
すごく素敵な恋愛を疑似体験したの。
2人の恋愛のすべてが語られたわけではないけど、でも、どこを切り取っても、苦しくて幸せな、そんな恋愛だったと思う。
高城さんはというと。
すごくいいお兄さん。
稜くんとは違うけど、やっぱり、なんか「兄」的な存在だったな、私にとって。
声優の先輩ということもあって、最初は敬語だったんだけど。
「普通でいいよー」って言ってくれて。
その言葉に甘えさせていただきまして。
今では、とっても仲良し☆
私は男女間で恋愛以外の「大好き」という気持ちはあると思ってるんだけど。
高城さんをはじめ、蒼空時雨のメンバーはみんな大好きなんです。
だって、ホントに素敵な人ばかりなんだもん!
DVDに収録されると思うんだけど、私のバースデーサプライズをやってくれた時にね、高城さんがギターでハッピーバースデーを弾いてくれたの!
この舞台が初めてのギター経験なのに!
舞台で演奏する曲以外にも、ハッピーバースデーを練習してくれてたの!
あと、お花もくれて。
原作を読んだ人ならわかるかな?
アガパンサス。
稜くんが夏音にぴったりだって言ってた花。
なんか、そういうの、嬉しいよね。
あぁ、思い出したら嬉しくなってきた。
泣けてきた。
嬉しくて泣けるなんて、こんなに幸せなことないよ。
努力とか気遣いとか、そういうの全部ひっくるめた「気持ち」が嬉しいよね。
舞台は終わってしまったけど。
いつか、同じ現場で会えたらいいな。
その時はまた違う人物で、違う人生を、作っていけたらいいな。
「夏音と稜くん」を通して、私は高城さんに出逢えて本当に幸せでした。
本当にありがとう。
最後に、珍しいスリーショットを。
朽月家3兄妹。
舞台上では、一瞬だけ揃ったよね(笑)
舞台で会話はしてないけど、楽屋ではとっても仲良しでした☆
さて。
蒼空時雨語りはひとまず終了。
まだまだネタはあるけれど、明日からは通常更新に戻ります。
また、ふと書くかもしれませんが。
みなさん。
ここまでお付き合いくださって、ありがとうございました!
こんなにも愛し愛された作品は初めてかもしれません。
幸せなひとときでした。
すべてに、感謝。