気が付けば 一番好きな季節 10月が来ました。
誕生月でもあり、昔は運動会とか文化祭とかも
このシーズンで。秋の景色が一番好きなのです。
でも日が暮れるのも早くなる…
秋の陽はつるべ落とし、寂しくもある。
9月末日、昨日は新しい企画に向けた
デモのレコーディングでした。
しかし、自分の準備不足、練習も研究も勉強も
プリプロも何もかも足りず、全く納得の行かない
歯痒く自分に対してもどかしいとても
口惜しい日となりました。
明けて朝が来て「あ、今日から10月やん!」
と気付いて、それで外を見たら暖かい晴天で
何だか思わずホッとしました。
心が温かくなるというか…ね。
昨日の失敗した俺に「ドンマイ!」と言って
くれてるみたいな気がして。
この所、色んな事を詰めこみ過ぎました。
若い頃の様に簡単に空を飛び回ることは
もう出来なくなって来てるのかな。
考えてみればもうあと8年で還暦です。
そこまで声も身体も指の動きや… 全てが
健康で活動を続けていられるか?も
もちろん生かされた命、明日の事も一寸先の
ことすらも分かりません。
楽器とか、新しい物が欲しい!良いモノで
プレイしたい!と想う反面、還暦に向かって
行くのだから自分の仕舞い方、終わり方も
考えなきゃ…と相反する気持ちに揺れます。
昔、同じ事務所で同い年の財前直見ちゃんが
「もう50歳も過ぎたからいつ何があってもいい
ように、しっかり終活してます」と言ってた。
身近な人のリアルな発言にドキッとした。
少しずつ不要な物から整理して行ってます。
音楽で始まり、音楽で終わる人生にしたいと。
大切で信じて愛したスタッフたちが先に先に
天に召されて還って行きます。
その度に何かを教えて貰っている様な。
夢であった最愛の故郷、大牟田の市政100周年にも
色々な音楽、楽曲やライブ、イベントや司会にと
有り難くも絡ませてもらい次の100年に
形を遺す事も出来ました。
大きな区切りの年であり、起承転結の「結」に
向けてのre-born でもありました。
この10月14日、infix メンバーが元気に
揃ってステージに立ちライブをやるその姿を
観てその瞬間に立ち会って下さい。
逆さに振っても何も出ても来ない俺ですが
infixに始まり infixに終わる、音楽に
始まり音楽に終わる人生を全うしたいです。
「喜びや悲しみを 両腕に抱えてながら
人は生きるのだろう 希望を道連れに…」
infix BREAK THE SILENCE より
生まれたその日から 人は四つの苦を背負い
歩んで行く 自分の足で 時に躓きながら…」
(infix 「WILD HORSES」 より)
度し難い生老病死というものと向かい合いながら
唯一無二の貴重な命だからこそ人はみんな
等しく自分を輝かせたいと想うのでしょう。
僕に足跡を遺させてくれた人々に感謝です。
infixのメンバー全員が揃った今度の
ステージはぜひ観て欲しいと想っています。
「今・この瞬間」を切り取ったライブを。