もはや 「 このイベントに出なくては一年が終わらない!」 そんなプレミアムな佐賀インターナショナルバルーンフェスティバルの第34回 「ミュージックキャンプ」 ライブステージに今年も主演させて頂きました。
またもや晴れ男の面目躍如!前日の雨が嘘の様な秋晴れの空、風は強めでバルーンの競技は残念ながら中止になった様ですが、最高の野外イベント日和で朝から会場に入ってリハーサルまで屋台めぐりをして、串焼きや焼きそばにタコ焼きにアイスにリンゴ飴に~ 例年の分を取り返すかのごとく買って回りました(笑)
今年も地元 九州の雄 「木原慶吾&スピリッツ」にナビゲート・サポートして頂いて歌いオカリナ曲も演らせて頂いたのですが、またしても事実上のトップバッターで(@_@)ギョ!
一応は後輩のチワチワ(千綿ヒデノリ君)やケイタクが先か?と思いきや会場を温めるトップでビックリ&ドキドキよ・・・(^。^;) だって木原大将が 「今年は仍世は中盤やったかな?」 とおっしゃっていたのでそんなつもりやったら一番手!
エエイ!まずはノリと掴みじゃー(>。<) とステージに上がらせてもらいました。自分のステージが終わったら皆さんのステージも観なきゃ損なので午前中に屋台めぐりしたワケですよ。
ステージに上がったらやっぱり地元のお客さんは優しいーーッ!
故郷の曲 『ルート208』 で手拍子もらって(もう20年近く前の曲になるんやね~)、、その後のオカリナ曲 『大地の祈り』 や和バラード 『不知火』 ではしばらく拍手が鳴り止まなくて、ジーンと来ました。会場に吸い込まれて行くオカリナやバラード、歌声やオカリナの響きが故郷の空気や風と一体になり客席に広がる。
スピリッツのメンバーの皆さんとの息も阿吽な感じでピッタリ合っていたと思います。
客席を見渡したら、親戚に近所のおじちゃんおばちゃん、先輩に後輩に同級生に…知ってる顔、懐かしい顔、嬉しい顔・顔・顔がズラリでこんなに多くの仲間が観に来てくれたんだぁーッ!て嬉しくなってしまった。みんなに手を振り返してたら歌詞が飛びそうになったりして(笑) いや、地元、このバルーンフェスティバルじゃないとこんな事は無いね。
出演者も蒼々たる顔ぶれやから もう開演の二時間以上前から会場の席はどんどん埋まって行ってた。
ほぼトップバッターで俺が出た時は外にまでお客さんが溢れ出て、このミュージックキャンプが三十数年の歴史を積み重ね、木原さんがずっと続けて来た結果この状況があるんだ…と思ったら感慨深くて、ハナタレ小僧だったアマチュア時代を思い出しながら歌ってました。 スピリッツのベース、格好いい堺ちゃんも同じ大牟田の同級生でお互いさまに尖った頃あり、突っ張った頃あり(笑)、、、色んな事を回想したよ。
でも毎度 ここに帰って来て故郷の皆さんの前で歌う事が一番ニュートラルで自然な自分に還れる瞬間なんだよね。プロになって音楽が仕事になって、当たり前にヒットとかチャート、順位とか売り上げとかに振り回されるんだけどさ、元々はただ歌う事が好きで音楽やバンドが大好きでやめられなくて此処まで来たんじゃん?って立ち位置を教えてくれる舞台。
自分の初ソロアルバムやから長いバルーン参加歴史の中で 『帰郷~おかえり~』 初!のCD販売とサイン会をやらせてもらったけど、持って行った在庫が無くなってしまった(^^) 親戚や友達は後日発送で待ってもらって、、さすがは国際的なビッグイベント!言葉の分からない外国の方々にまで笛の音色がいい!?と買って頂いて。オカリナは国境を越えます(笑)
地元をモチーフに地元で作曲した楽曲ばかりだからやっぱり地元で知って皆さんに聴いて欲しいじゃない?! だから在庫無くなって東京から追加で再発送になって嬉しかった。日が暮れてバルーンに灯が入って幻想的な風景に誰もが酔いしれる頃にステージも終盤を迎えて花火が華々しく佐賀の空に打ち上がった。そして舞台はアンコール、オーラスのエンディング。華やかでもあり寂しさもあり、来年への期待もあり…お客さんとガッチリと結び付く。
葛城ユキ姐さんと王様が真っ赤な衣装でより映えてたよ。打ち上げの席でもこのお二人に囲まれ贅沢な乾杯をさせて貰いました。今は木原の大将、スピリッツみたいに何でもその場に合わせて出来るユーティリティープレイヤーになりたいって想う。色んなジャンルの事がやれてお客さんを楽しませられるエンターテナーでありたいと。
どんだけでも歌っていたいライブでした。終わらないで欲しい夜でした…またチャンスがあれば来年もここに返って来てまたこの場所に立ちたいとそれだけを澄んだ夜空の花火を見上げながら祈っていました… 新譜の応援もありがとう、もっと自分の原風景を歌に曲にして行きたいと想う僕でした。。。
infix 長友仍世 photograph by Yumiko.sakai & infix office