「くるナイ2」でユキ姉さんと話してたらバルーンフェスライブを想い出して・・・
今年の佐賀インターナショナルバルーンフェスタの「ミュージックキャンプ」は一人で『零時の扉』(松本零士のテーマ) のキャンペーンを兼ねての帰省と出演でとなりました。
去年はこのステージでinfixメンバー全員で九州復活ライブを遂げて20周年シングルの制作、リリースへ進んで行きました。出来れば新曲を引っ提げて全員で帰れれば一番ベストだったのですが…。
とてもタイトなスケジュールで前日までプロモーションや会議をやって九州入りし、リハーサルをやって本番へ。でも、長い長い付き合いの「木原慶吾」大将やメンバー、スタッフの皆さん、アーティストの先輩たちと過ごす時間の中で、これから自分が何処へ行こうとしているのか?本当は何をやりたかったのか?九州を出た時の気持ちをじっくり考える時間になりました。アマチュアの旧大牟田市民会館の時からずっと僕を見てくれていた仲間や背中を追った先輩たち、楽屋でも打ち上げでもずっとスタッフのごとくステージや関係者に張り付きながら30年前の記憶を辿る大切な時間でした。
デビューしてスマッシュヒットを出してツアーやって、、「これからだ!」という時に予期もせぬ解雇通告。自暴自棄 「オレらは紙クズ以下か?」って目標も失った。致し方なく事務所をやる事になったけど、満身創痍の中でinfixを維持して活動しなきゃ…それしか考える事ができず失敗と挫折、ジレンマや喪失感を味わいながら此処まで来た長い時間・・・。
欲しかったモノがコレか?お前はこんな状況が欲しかったのか?自問自答だらけの10年あまりの月日。引退や転職という気持ちが何千回、何万回頭を過ぎったことか…もう出来ない、もう無理だ、そう悶えながら今年をただ信念だけで迎えた様に想います。
自問自答の中で真実や真理というのは「ゼロ」を意味することだという答えに辿り着いた。真実はいつもゼロ=ニュートラルなんだと…。いつものみんなの顔、懐かしい友や家族の顔、初めて見るのに拍手を下さる沢山のお客さんの顔。木原慶吾&スピリッツのメンバーに演奏を固めてもらい何も考えず曲順だけ決めて上がったステージでニュートラル=「ゼロ」を感じた。駆け引きも打算も無い。『零時の扉』に綴ったままの想い…。
帰りの飛行機の中、九州を去る時にいつになくセンチメンタルな気持ちになった。
手前勝手な義務感や焦燥感に駆られて生きた日々に終わりを告げ、自分が欲する事を素直にただやり切れば良い。ケーブルや配線を自分で組んで楽器や荷物を運んで、歌い演奏する事が楽しく生きる糧だった日々。それが音楽を始めた原点でありバンドを始めた理由だった。先輩たちのように自由なスタンスで音や歌詞を紡ぎ出し、そして聴く人に語りかけたい。木原兄貴の会社、「SPIRITS」さんみたいなスタジオもライブハウスも全部あるビルが欲しい、、ってのが目標、大牟田にね(笑)。
バルーンフェスタの写真がざっと千枚近くあるー!選んでいつかサイトのphoto欄にアップします。。。
あッ、今日はRADIO-GAGAで「くるナイ2」更新、ぜひご一聴下さい。全員プレゼントも…。
現在、61局ネットでした<(_ _)> ボチボチ頑張るたい。