「学校が終わると街はずれのスタジオへギター抱えて滑りこんだ」〜いつも100%真剣に歌っていたよ〜
infixの3rdシングル『Keep on Rock'n Roll』の舞台の話題に触れたけど、、僕は当初からバンド志向だった。中学生の頃からバンドサウンドを聴きはじめてバンドのアンサンブルやコーラスワークが好きになって…
ソロでオーディションを受けたりしてたけどそれはあくまでもプロの世界への入り口を模索したり芸能界の中身を知りたかったり、、就職先を打診してる?みたいな感じでバンドで演奏からコーラスまで出来る仲間でデビューしたかったのが本音だった。だから真剣にバンドをやってたよ。
自分より格好いいヤツとかアーティスティックな連中が沢山いる街だったからね。大牟田って作家や漫画家や音楽家とか芸術関係の人が生まれ育つ土壌なんだよね…何でだか不思議なんだけどアーティストの街。僕は歌がうたえるだけでカリスマ性やミュージシャンとしての資質はさほど無かったから。
僕が人生で本格的にやったバンドは学生時代の『VIOLET FOX』と『infix』だけ。二つのバンドに全てを懸けていた。スカウトされた大手プロダクションからはあくまでソロ、しかも歌謡演歌?みたいな方針があって現実と夢のバンドデビューの狭間で苦しんだ。
でも『VIOLET FOX』のメンバーは最初からカタギの仕事に就くって思いがあって僕のプロへの道をライブやデモテープ制作など積極的に手伝ってくれた。全盛期には対バンだけど市民会館レベルでコンサートを開催してたから今思えば凄かった。
高校以来、ギターの荒木しゃん(『くるナイ2』にもたまに面白いメールくれますが)の家に入り浸って当時は極めて珍しい海外アーティストのビデオ見て研究したりライブチケットを取ってもらって色んなライブに福岡市内まで行ったよ。初めて見たメタルバンドは『ラウドネス』だった。デビューツアーを観て出待ちまでしてメンバーの髪の毛を引っ張ったり熱狂した(苦笑)。
外タレもレインボーにジャーニーにマイケルシェンカーに…とにかくコンサートに行きまくった。兎に角、プロになる以外の選択肢は無かったからね。
荒木しゃんとの出逢いと付き合いがプロのバンドボーカルとしての基礎を作ってくれた。親友であり恩人であり…。
今年の夏祭りも大蛇山と一緒に歩いて色々とサポートしてくれた。ロック魂に目覚めたのも彼のお陰かな。
二人とも柔らかい毛質で確実にハゲる!と想われていたが(笑)残ってる。荒木しゃんは体型もルックスも全然変わらない、インチキやわ(^^;
そうして友達と絡んでるといつまでも学生のままの気持ちで居られる。また大牟田で『VIOLET FOX』をやりたい。当時コピーしていた先輩方と今は一緒にステージに立たせてもらったりしてるんで、昔とは違った気持ちでプロでもアマでもない、バンド好きなオヤジが集まった楽しいライブが演れそうな気がします。
バンドの思い出は色褪せないなぁ。僕が多分、一番輝いていた季節。またあの頃の自分を取り戻して音楽の原点に還るためにも街はずれのスタジオでガーンと音を出したいです。『VIOLET FOX』のロゴマークも考えてたりしてね…(^_-)
こっ恥ずかしい写真(汗)高校時代と現在、、中身は一緒なんだけど…ね!