まさにinfixを呼ぼう!と決断して下さった木原さん命名の通りにこれは運命に導かれた「infix奇跡の復活」ライブだと想っています。
自分たちの故郷である九州で、しかもアマチュア時代から馴染みの深い佐賀バルーンフェスタのあの大きなステージに著名なミュージシャンの方々と共に4人で立てる日が来るなんて…言葉には出来ない至上の喜びです。
ライブリハーサルはみんなそれぞれに仕事(←ひろし君風に言えばミッション!?<笑)を抱えて徹夜明けや現場から現場へというタイトな中でしたが、、安心できるメンバーと一緒で疲れも忘れて本番のステージさながらに汗をかきながら、心をこめながらリハを行う事が出来ました。晃さんは忘れ物して来るし、ガミーちゃんはギター弾いて楽しんでるし、全く変わらないのがinfixの良いところ(笑)
不思議なんだけどinfixメンバーが音を奏でると自然と感情が移入できたりジーンと来るグルーヴが生まれるのです。色んな方々の演奏で歌って来たけれどこのメンバーでしか出せない魂に響く不思議なグルーヴとかビートがあるのです。
いつしかリハーサルである事を忘れて歌ってるんだ、いつも。
ちなみにinfixは解散も活動休止も宣言した事はない。いつか時期がやって来てこんな風にまたパーマネントなメンバーでステージに立ちたい、ライブやレコーディングを演りたい!って願って信じてinfixをinfixとして存在させて来たつもりだし。なかなか環境や状況が整わなくて小さなライブやイベントを重ねながら、ワンマンにメンバーがサプライズで飛び入りしてくれたりしながら、またinfixでバンドライブが演りたい!って願い続けて来ました。
デビューツアーからちょうど20周年が経ち、来年メジャーデビュー20周年を迎える今、SPIRITSの木原さんが男気でこの様な道筋をつけて下さいました。
木原さんをはじめinfixを応援し続けて下さった多くのinfix audienceに感謝しつつ決して恥じないライブを披露したいと想っています。
多分、昔に持っていた感謝と今の感謝はまったく違うそれだと思います。
震災で痛く辛い経験をして、より一瞬一瞬を大切に生きて、そして「当たり前」なんて事は無く、全てが感謝で有り難いのだと思い知って、ライブも番組もプロデュースも体当たりでやらせてもらってます。命ある事が有り難く、20年以上経ってもまだこのメンバーと音楽がやれて皆さんの前で歌い演奏できる事がまた有り難い…。
リハーサル中、佐賀では時間の都合もあって出来ない曲まで演ったりして楽しみました。やっぱりフルバンドでinfixワンマンライブをやれる状況を作らなきゃな!と想いました。
『涙のハーバーライト』や『Band of the R&R City』とか『DEVIL』とか…バンドで演ると最高にいいです。
やりたい曲、やれる曲はそれこそ沢山あるから、ぜひこの夢の続きをスタートの地から描きたいです。
いつまで歌えるのか、いつまでみんなこうして集えるのか、、当たり前は当たり前では無いのだから、今を大切に一歩でも夢に近付きたいと想うのです。
打ち合わせからリハーサル…本当に楽しく素敵な時間でした。
『くるナイ2』や『Time Tunnel』収録を終えて、アキラとガミーの2大雨ふらしパワーを跳ね返して晴天を祈りながら九州に入りたいと願っています。
infix vocal 長友仍世