もう5月も終盤ですね、早いものです…
あまりにも色んな事がありすぎた5ヶ月間でした…。
『E=mc2』Ⅱリリース、プロモーションにイベント…そして震災がありinfixワンマン開催。
時は駆け足で過ぎて行きました。あまりにも状況や生活が一変し、まだ現状に着いて行けてないのが現状です。
スタッフや近親者、ファンの急逝など公私ともに哀しい事も積み重なり僕なりに心を痛めました。
だから… 今年前半は仕事をスローペースにしてゆっくり自分と向き合いながら過ごしデビュー20周年の来年に備えよう…と思っていました。しかし、それこそ想定外の大震災に見舞われ あの3.11以来、何もかもが変わってしまいました。
ライブやイベントのスケジュールは軒並み中止や変更を余儀なくされ自粛ムードにも巻き込まれ苦慮しました。
麻痺した予定を立て直しながら差し迫ったアレンジやデザイン作業をし、急遽ガミーちゃんに助っ人してもらい JTーProjectを組んで仕事をクリアしたり(これは良い想定外でかなり素晴らしい仕事が出来ましたが…)しかし『E=mc2』Ⅱリリース後のキャンペーンも予定が狂い毎日自分が何をやっているのかすら解らなくなる程に目まぐるしく過ぎて行きました。
皆さんも「こんなはずではなかったが」という方が多いのでは無いでしょうか!?
余震や計画停電、原発被害などでいよいよ先が見えなくなったり予定が立てられなかったり…。
遠く離れた地元の九州でさえ様々な余波があるみたいですから日本列島すべての歯車が狂ったかの様に感じます。
そんな中、ワンマンを数日後に控えてウチの親父が先週倒れて、、意識不明の危篤状態でした。心臓が悪かったから…まだ病院のICUに入ってます。親戚一同集まったみたいで…でも、心肺停止から小康状態になっている様です。
ワンマンもあったしまだ仕事も残っていて…月末までライブあるからどっちみち帰れません。踏ん張って欲しい。色んな事を考えて悩んで精神的に疲れました。
親も人生最終章に入り僕も音楽に全てを傾けた生活から新たな局面へと思考を変えなければならない時期に差し掛かりました。
おぼろげに考えていた人生の岐路がちょうど今やって来た…そんな感じです。
あと少しだけやりたい事、やり残した事もあるけど震災後の日本を考えると、そろそろ舵を切る時が来たかな?と。何処か田舎の地方に移ることも踏まえながら先々を思案していた矢先に親父が倒れリアルに親族と将来を語る事になりました。我が儘放題やって来たんでいい加減にしないとね。
老々介護や孤独死が増えつつあるこの日本の現状を鑑みながら僕も自分の音楽との付き合い方を見直さなければ…と思っています。
この自粛や落ち込んだ景気経済を払拭し復旧復興に向け少しでも元気で活力ある日本に変えていって欲しいと強く願っています。僕らもそれに追随できる【infix】でありたいと。infixの存在も皆さんに必要とされるモノでありたいと…。
infix 長友仍世