http://youtu.be/cL_4gvLzYic(YouTube動画)
『ASIAN DREAM』の構想を練ったのも、いつも曲を作っていたこの場所だった。
何でもない小さな寂れた桟橋、、工場とコンビナートが見える地方の海辺の景色。なぜ俺がこの場所に来るのか…
ホッとするんだ、この凪の有明海の景色。海に沈む夕陽は「海が燃える」と表現される様に まこと美しい。嬉しい時、悲しい時、何かにつけて此処に来た。九州を離れて東京に行く前も。好きな彼女とこの風景を見てただ過ぎ行く時間をすごすのが夢だった。淡い想い出たちよ…
今回、新たなソロでのチャレンジの曲『ASIAN DREAM』のロケもここでやりたかった。しかし震災にぶつかり満足な撮影は出来なかった。辛うじて録れた画像を繋いだのがPVの動画。全然完成なんて言えないんだけど。。
なぜ俺がここに来るのか…
この港、四ツ山(よつやま)の港で俺は育った。この桟橋の真ん前に祖父ちゃんの家があって、幼少期を俺はそこで過ごした。目の前には海、そして炭坑電車の線路、、行き交う船。海外から来た大きな貨物船もいたよ。
ここで色んな事を想い考え感受性が育って行った様に思う。
写真はその頃の俺。大好きな祖母ちゃんと、、そう、この『ASIAN DREAM』の場所。
時は流れた。何もかもが変わって行ったけど俺の故郷や音楽に向かう気持ちはあの頃のままかな。『MY PRECIOUS TOWN』『IN THE SUMMER』数え切れない曲を書いた場所…
まだあの何もない桟橋で曲を書きたい。純粋に愛や夢を追い掛けて夕陽に平和を祈ったあの頃のように。