
宮崎からカラフルなJR九州の特急で鹿児島へ。「まだ宮崎に居たいんだ!」と後ろ髪を引かれながらも電車は棚田や澄んだ川を抜けて夜の単線を暗闇の中に吸い込まれて行く。まさに銀河鉄道の世界かな?
真っ暗闇の山深く民間の灯りも街灯ひとつ無い静寂の世界。
ただ線路の音だけが響く。都城、霧島を過ぎ隼人、国分と景勝地を過ぎて、やがて鹿児島市街地の眩い明かりが錦江湾の向こうに見えて来る。雄大な桜島も夜は影すら見えない。ただ懐かしい雰囲気で鹿児島が近い事を感じた。
宮崎では多くの仲間(関係者)やオーディエンスに盛大な歓待を受けて大いなる幸せを感じた。「次は必ず歌を唄いに帰って来なきゃ!」ってハートが熱くなった。鹿児島でも逢いたい人々や観たい景色、行きたい店が沢山ある。そしてまだ見ぬ方々との未知の出逢いも待っていてくれるだろう。新たな期待が膨らんで行く。旅の醍醐味は人との触れ合いやその街にしか無い空気感にある…だから何年この仕事をしても何度となく同じ街を訪れても飽きる事もなくずっとこの仕事、、音楽をやって行きたい!!と想えるんだ。そこに大好きな人が居るから...大好きな風景があるから俺は自分からそれぞれの地方へ出向いてそこで歌いたいと願うんだ…続け、俺の音楽の道よ…。
(夜の霧島駅。単線で特急電車のすれ違い。カラフルな車両)
電車移動中、溜まりまくった仕事メールを打つ。しかし圏外になって全く携帯が使えない!通話も全く出来ない!! いったいドコだよココ(怒)この携帯も入らないってド田舎はぁーーッ!!とイライラ、カリカリ。ん?でも待てよ!?「このド田舎がぁー」と想ってるこの場所は‥あらら、地元九州ではないかぁ~?!
我に返り「おぉ、九州にも携帯圏外の地域があるったい(・・;)」と心の中で苦笑しやがてひとりゲラゲラ心中で爆笑する(笑)携帯もパソコンも出来ないと不便やね(^^;)もういいや、移動中はのんびり地元を楽しめと神様が言ってくれてるに違いない。仕事はホテルでシャワー浴びてからやろう。久しぶりの故郷、九州じゃないか...ゆっくり素直な自分に戻ろう。。降り注ぐ星空と一体になろう、、その為の貴重な時間だ。穏やかな風に吹かれ空気を吸い込み鋭気を養って、迫って来たTOP GUN LIVE当日に備えよう。少しだけ自分が何者なのか分かった気がするよ…。
ちなみに鹿児島ではインフルエンザが大流行(大汗)…このお土産は要らんばい!!