今日は、実験実習講座「紫外線にご用心」で勉強、実験をしてきました。
まず最初に紫外線についての基礎知識を学びます。UV-A、UV-B、UV-Cあたりの知識は、学校でも学びました。新しく知ったことでは、布の材質による紫外線防止の差です。
一番紫外線を通さないものは、絹でした。絹を1枚はおっているだけで、SPF50に相当する効果があるんだそうです!ナイロン、ポリエステル、ウールは、絹に近いレベルで通しません。綿は、いろんな材質の中でちょうど中間です。よく通してしまうのは、レーヨン、アクリル、アセテートでした。あと、やはり布地は厚い方がカット率はよくなるようです。メッシュ素材なんかは、紫外線防止用手袋でもカット率は低かったので用心です。
次に、紫外線測定器を使っての実験です。表のA0は、何もない状態でブラックライト(紫外線)を測定器に当てた数値です。そしてA1が、それぞれの材質を測定器にかざした値です。すべて同じように見える透明版なのに、こんなに違うのに驚きました。ガラスはいかに紫外線を通してしまうか、また眼鏡などの材質であるポリカ版は、それだけで紫外線カット率が99%です。もしかしてサングラスしなくても普通の眼鏡でもいいのかも。
次に、同じ会社で作った日焼け止めクリームの効果です。SPF4から50まで試したところ、それなりでしたが、SPF50+でも96%。
そして、ここには載せませんが、自分たちが持ってきた様々な日焼け止め、UVカットグッズの測定をしました。私が持っていった日焼け止めは99%のカット率。パチパチ!
他の方たちが持ってきたものでは、SPF25でもほとんどカットしていないものもありました。
優秀かも、と思ったのは、ファンデーション。SPF20でも99%カットしていました。あと、塗る量によって差がでてきます。日焼けしそうなシチュエーションでは、しっかり、たっぷりが大切なようです。
色について質問してみました。紫外線を通さない色は、やはり黒だそうですが、上にも書いたように材質によって随分差が出るので、一概には言えないそうです。まずは、材質にこだわった方がいいようでね。
いろんな質問もできて、みんなとワイワイ、楽しくてとても有意義な講習でした。